2020年8月3日 もしものために!にっしん防災フェスタ

ID番号 N10550

更新日:2020年08月18日

防災にも新型コロナの視点を

市社会福祉協議会が中央福祉センターで3日、「もしものために!にっしん防災フェスタ」を開催し、17人の参加者が講話や体験ブースを通して防災についての知識を深めました。

防災活動について講話をする浦野さん

防災活動について講話をする浦野さん

講話に耳を傾ける参加者たち

講話に耳を傾ける参加者たち

同イベントは今年度初めて開催され、新型コロナウイルス感染症の影響のため、予定より規模を縮小し、定員を減らして開催されました。体験ブースの運営にはボランティアスタッフ27人も携わりました。また、6人がオンラインで講話を聴講しました。

まずはNPO法人レスキューストックヤードの浦野愛さんが「withコロナの視点を取り入れた防災活動について」と題して講話を行いました。浦野さんは、九州などで発生した「令和2年7月豪雨」や「熊本地震」での体験談を交えて話をしました。新型コロナウイルス感染症に関連して、災害時の感染症対策や分散避難についての説明があり、参加者は熱心に聞き入りました。感染症を予防するには、とにかく手を清潔にすることが大切で、災害時に手洗いやアルコール消毒ができない場合は、飲料水をティッシュペーパーに含ませて拭くと良いという話や、避難先は公設の避難所だけでなく、親族宅や知人宅も含めて考える分散避難についての話がありました。

アマチュア無線の紹介ブース

アマチュア無線の紹介ブース

通電火災について説明を受ける参加者

通電火災について説明を受ける参加者

講話の後は、少人数のグループに分かれて体験ブースを回りました。各ブースはアマチュア無線の紹介、家具転倒防止対策の紹介、家庭非常持ち出しグッズの展示、段ボールベッド・簡易トイレの紹介、小型起震車こなまず号での地震体験などがテーマで、さまざまな視点から防災について学びました。

小型起震車こなまず号で地震体験をする参加者

小型起震車こなまず号で地震体験をする参加者

特殊な液を手に付けた後、実際に手洗いをしてから手をブラックライトに当てて、洗い残しを可視化する体験ブースでは、藤井那由多さん(7)が体験し、「手が光っていてびっくりした」と手洗いの大切さを学びました。

手をブラックライトに当てると洗い残しの部分が光ります

手をブラックライトに当てると洗い残しの部分が光ります

参加した岩根自主防災会会長の高岡喜良さん(75)は、「今までは避難所中心の考え方だったけれど、コロナ対策で分散型の避難も一つの手段となった。これまでの考えを変えなければ」と話しました。(荒)

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