2019年12月8日 人形劇がやってくる!
人形劇って楽しいね
<市民スタッフ 大岡奈美子>
今年も日進市に人形劇がやって来ました。人形劇が開催された12月8日、図書館に事前申し込みをした親子約120人が参加し、まるで生きているかのような人形の動きや、背景の絵、歌、楽器などの工夫を凝らした演出に目を輝かせながら楽しい時間を過ごしました。
何が始まるのか、興味津々です
子どもたちが大好きな人形劇。今日、人形劇を見せてくれたのは「ほんわかシアター」のメンバー。「小さい子を連れて人形劇を見る機会はなかなかないので、近場で気軽に楽しめる機会を作り、演劇文化を広めていきたい」と、東海地方の保育園や児童館、子育て支援センターで人形劇の公演を行っている劇団です。日進市図書館でも年に1度公演を行い、今年は3回目。「車で2時間くらいなら県外でも行きます」というとてもパワフルな劇団の代表加藤K子さんは、なんと日進市に住んでいるとか。
そんな楽しい人形劇を見ようと今日の日を楽しみにしてきた親子が見守る中、軽快なハーモニカとギターの音楽に合わせて人形劇が始まりました。
「うさぎとかめ」のお話です
今日のお話は2つ。まず、あの有名な「うさぎとかめ」を基に、ほんわかシアターオリジナルのお話。
人形を使うだけではなく、背景画を利用して遠近感を出したり、場面によって小道具が出てきたり、ギター、歌、タンバリンで効果音を出したり、小さな子にも伝わりやすい工夫があちらこちらに見られ、誰もが真剣に見入っていました。
表情が変わらないはずの人形たちを動かしているのに、まるで表情が変わっていくかのように見える動かし方は、とても不思議な感覚に包まれます。また、掛け合いもとても絶妙。大人が思わずクスッと笑ってしまうせりふがあちらこちらに隠されていました。
いろいろな乗り物も出てきます
次のお話は、「トラックとらすけ」のお話でした。元気いっぱいのトラック「とらすけ」が奮闘する様子を歌や効果音を上手に使いながら、面白おかしく伝えます。
最初の劇は「人が見える人形劇」。それに対して、次は「人が見えない人形劇」。人が見えない分、登場人物の動き、聞こえてくる音、歌に集中できます。それぞれの性格が見るだけで分かる「のんびり屋のトラックのおじいさん」「速いスポーツカー」「元気いっぱいとらすけ」の動き。次々に出てくる登場人物の違う声やエンジンなどの効果音。「これ三人でこなしている?」と思わず舞台の裏側を見たくなる衝動に何度かかられていると、あっという間に1時間がたち、おしまい。今回初めて参加した4歳の男の子は「楽しかった~」とトラックのおじいさんの口真似をしてくれました。
出口で「楽しかったね~。面白かったね~」と言いながら帰っていく親子の顔から、とてもいい時間が過ごせたことを感じました。
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更新日:2019年12月12日