2019年10月3日 古民家でつまみ細工を愉しむ会
秋の気配を感じました
<市民スタッフ 大岡奈美子>
10月に入りようやく秋らしい風を感じられた10月3日、旧市川家住宅にて古民家でつまみ細工を愉しむ会が行われました。
ハロウィンのオーナメント
「つまみ細工」とは、布を正方形に小さく切り、これを折りたたんだりつまんだりして細工をする江戸時代から続く伝統工芸。最近、和装に合わせたヘアアクセサリーだけでなく、ブーケ、ピアス、ネックレスなど多方面に人気は広がっているとか。
市の講座の中でも抽選になるほど人気の講座で、年2回ほど開かれ今回が5回目。毎回その季節にあったものを作るということで、今回はハロウィンのオーナメント作りに11人の参加者が挑戦しました。
先生の手は魔法を使っているように見えます
講師は初回から講師を務めるnana-hana の竹村さん。この道25年のベテランで、細かい作業に思わず手が止まってしまう参加者を、優しく丁寧に完成へと導いていました。
一人一人丁寧に教えてもらえます
古民家のしっとりと落ち着いた雰囲気の中、時々おしゃべりを楽しみながら、でも目は真剣に、手元は動きを止めず作り上げていく参加者たち。ピンセットを操る細かすぎる作業に時々くじけそうになるのを縁側からの風が癒してくれ、1時間があっという間に経つ頃には、素敵なオーナメントがたくさん出来上がっていました。
それぞれ個性がでています
参加者の岩崎町に住む外川さんは、「友人からつまみ細工について聞いて、興味があったので参加しました。つまむところや貼り付けていくところが難しいと感じましたが、とても楽しかったです」と話し、他の参加者と自分の完成品をお互いに見せ合いながら、話に花が咲いていました。
秋の風がとても心地よい日でした
ちなみに、会場となった旧市川家住宅は今年、移築250周年。いろいろなイベントが行われたり、日によっては文化財ガイドの人が市川家や建物について詳しく説明をしてくれたり。普段なかなか立ち寄らないこの建物には隠し金庫があったり、屋根裏に驚くものがあったり少し話を聞くだけでとても興味が湧いてきました。縁側では飲食も可能ということで、個人的にこれからの季節に行きたい場所がまた1つ増えた今回のイベントでした。
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更新日:2019年10月31日