2019年10月6日 にっしんガスワールド2019

ID番号 N9033

更新日:2019年10月31日

今日から君もガス博士!

<市民スタッフ 三鬼一朗>
姿が見えないガスの存在を実験で体験し、身近に感じてもらおうというサイエンス教室が10月6日、日進市商工会(蟹甲町)で開催されました。硬い鉄球が縮んだり、シャボン玉が空中に浮かんだままだったり、いろいろなガスを使った実験が繰り広げられ、子どもたちは一緒に体験しながら知識を深めていました。

 

案内人の柴田さん(右)とスタッフ(商工会研修室)

案内人の柴田さん(右)とスタッフ(商工会研修室)

ガスの知識を遊びながら深める「にっしんガスワールド」は「ぐるぐるNISSHINまちミル博覧会」の体験プログラムの一つとして行われ、今年で3回目の開催です。実験ショーの案内人は柴田麻美さん。産業ガスやガス器具の販売、供給設備の施工を行う愛知製作所(本社・天白区)の社長で、「まちミル博」のイベントとして初年度から参加しています。
会場となった商工会2階の研修室で、柴田さんは子どもたちに「ガスは私たちの生活と関わりが深いのに、姿が見えないばかりに『よく知らない』という人が多いのです。いろいろな実験でガスを、見て、感じて、知識を深めてください」と話し、体験教室がスタートしました。

ゴーグルと手袋で装備し、花を超低温の容器に沈める

ゴーグルと手袋で装備し、花を超低温の容器に沈める

鉄球も縮んでしまいました

鉄球も縮んでしまいました

凍ったバナナで太いくぎを打つ実験

凍ったバナナで太いくぎを打つ実験

最初はマイナス196℃の液体窒素を使った実験です。酸素を吹き込んだ風船を液体窒素の中に沈めると、見る間に縮んでしまい、クシャクシャの中に青色の水が。「空気は液体になると体積が675分の1になり、青く見えます。地球が青いと言われるのは水に包まれているからなのです」と柴田さん。続いて、濡れタオルや鉄球、果物のバナナなどを液体窒素の中に入れていきます。するとタオルやバナナは金属のように固まり、鉄板に空けた穴より大きかった鉄球は縮んでしまって穴をスルリと通り抜けたり・・・。炭酸ガスで出来ているドライアイスを使った実験では、容器に吹き込んだシャボン玉が、底に沈んだ炭酸ガスにはね返され空中に浮いたままです。
こうして、日常生活の中で見ることのない現象を直に体験する実験で、子どもたちはいろいろなガスの性質や温度、重さなどを学んでいくのでした。約90分の実験を案内した柴田さんは「学校でも教えることのないガスの世界を体験し発見をすることで、子どもたちの夢につながるきっかけになれば」と話していました。

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

情報広報課広報広聴係
電話番号:0561-73-3149  ファクス番号:0561-73-6845

ご意見・お問い合わせ専用フォーム