2019年10月19日 インターナショナルディ 運動会で国際交流

ID番号 N9012

更新日:2019年10月25日

みんなで楽しく運動会

<市民スタッフ 大岡奈美子>
来年の東京オリンピックを日進市からも盛り上げていこうと、日進市国際交流協会(NIA)主催のインターナショナルディが10月19日スポーツセンターで行われました。日進市にある大学の留学生や市内在住の外国人、そして興味を持った日進市民、総勢200人が参加し、五輪マークにちなみ5つのチームに分かれて爽やかな汗を流しました。

オリンピックにちなんで聖火リレーで競い合いました

オリンピックにちなんで聖火リレーで競い合いました

総勢200人の参加者で今年も大盛況でした

総勢200人の参加者で今年も大盛況でした

日本では広く知れ渡っている運動会は海外では珍しく、留学生たちは日本の運動会をとても楽しみにしている様子でした。会場には13カ国の留学生や市内在住の外国人、また道衣や野球着を着た市民など多種多様な集まりで、会場は始まる前からにぎやかな雰囲気が溢れていました。
「去年、NIAのイベントとして運動会を行ったところ、とても大盛況。参加をした小学生の保護者から『わが子が留学生と交流している様子がとても嬉しかった。またぜひお願いします』との言葉を頂き、来年の東京オリンピックを日進市からも盛り上げていく意図も込め、今年も運動会を行うことにしました」とNIA代表の鈴木さん。

初めての少林寺拳法体験 笑顔です

初めての少林寺拳法体験、 笑顔です

第1部は武道で少林寺拳法。日進市少林寺拳法連盟の演武を見た後、全員で準備体操を兼ねた体験会。護身術も教わりながら、音楽に合わせて楽しく体を動かしました。
そして、お待ちかねの第2部の運動会。オリンピックがテーマなので、今年は5色に分かれて競技が行われました。まず一つめは聖火リレー。トーチの上に聖火に見立てたボールを落とさないように運んでいき、次の人に手渡します。聖火のボールは丸ではなく、大人でさえもちょっと気を抜くとコロコロ転がってしまいます。大人から子どもまで聖火を一心に見つめながら走りました。そのあと、最後の聖火を受け取ったアンカーのランナーたちが会場中央に置かれていた聖火台に火を灯しました。アンカーが聖火を点火すると、聖火台から無数の炎が勢いよく溢れてきて、無事点火!という粋な演出もあり、その勢いに思わず声がたくさん上がりました。

聖火台からとても勢いよく炎が出てきました

聖火台からとても勢いよく炎が出てきました

次に、「東京スカイツリーを作ろう」という缶を積み上げていくゲームや、二人三脚をしながらの「パン食い競争」ではなく「お菓子食い競争」、そして「玉入れ」となじみのある競技が続きました。
日本ではお馴染みの競技でも、留学生には初めての競技ばかり。カナダから来た留学生は「玉入れに似た競技で地面に置いた籠に玉を投げ入れる競技は知っているけれど、これは初めて。少し難しい」と話をしていました。競技が進むにつれて、同じチーム同士でハイタッチをしたり、一緒に手を取り合って勝利を喜んだり、大人も子どもも国も関係なく、会場はさらに盛り上がっていきました。

パンよりも軽いせいか、難易度が高い「お菓子食い競争」

パンよりも軽いせいか、難易度が高い「お菓子食い競争」

運動会で一番盛り上がったのは、「綱取り合戦」。日進市綱引き連盟の指導の下、全体を二つに分けたチームの中央に5本の綱が置かれました。綱引きを使った陣取り合戦です。まずは子どもから。連盟の鈴木さんの掛け声に合わせて、一斉に走り出した子どもたちは綱をつかみ、引っ張ります。引っ張り続けて自分のチームの陣地まで来たら、その綱は勝ち。急いで他の綱を引っ張りに走ります。多くの綱を引っ張り込んだチームが勝ちです。見ている方も声を上げてしまうほどの面白さで、どの参加者も目を輝かせながら走り、共に綱を引っ張り合っていました。

誰もが本気の「綱取り合戦」

誰もが本気の「綱取り合戦」

最後に全員で「東京五輪音頭2020」を踊りました。市内で盆踊りのチームを組んでいる岩月さんの指導の下、みんなで熱心に、楽しく踊りました。法被を着て楽しく踊り、来年のオリンピックへの気持ちを高めていました。
8月末から名古屋外国語大学で学ぶイタリア人の留学生は 「今日はとても楽しかった。特に綱取りがとても楽しかった。日本はとても楽しい」と話をしていました。また、今回初めて参加をした小学2年生の男の子は「同じチームの外国人の人とハイタッチができた。大きい人だった」と話をしてくれました。

これで来年のオリンピックの準備は完璧?

これで来年のオリンピックの準備は完璧?

今回、全員に配られた冊子には、タイムスケジュールだけでなく、各競技や盆踊り「東京五輪音頭2020」の説明などが日本語・英語・フランス語・中国語・韓国語で書かれていたり、少林寺拳法を説明した日本語版と英語版それぞれのQRコードが載せてあったり、来た人が今日の運動会の内容を理解できるように、とても細かく配慮してある事に驚きました。また、NIAのブルーのTシャツを着たスタッフが多くいて、準備をしたり、通訳をしたり、手助けをしたり、みんなが楽しめるように機敏に動いていました。
「日進市には留学生と一般の人が触れ合える機会が少ない」という課題をもって多くの交流の機会を創り出しているNIA。今回のようなイベントだったり、語学講座・ホームステイ・ホームビジットなどで異文化交流会を行っていたり、その年の状況・ニーズに合わせていろいろな事を行っています。英語が分からなくても日本語を学びに来ている留学生と日本語で触れ合う事ができます。来年の東京オリンピックに向けて、何かきっかけを見つけることができるかもしれません。

 

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