2019年8月30日 星空の世界への誘い

ID番号 N8789

更新日:2020年01月15日

星空の世界への扉

<市民スタッフ 大岡奈美子>
今年の夏、天の川の中に明るく輝いている2つの星を知っていますか?今年は木星と土星が夏の空をとても賑やかにしています。その星空の世界を少し覗いてみようと8月30日、市民会館で「星空の世界への誘い」という夏休みの親子イベントが開催されました。

大人も子どもも星の世界へ引き込まれていきます

大人も子どもも星の世界へ引き込まれていきます

生涯学習課が今年初めての試みで実施したこのイベント。実は8月27日に開催予定でしたが、雨のため延期。そして、8月30日も雨が降ったり止んだりで実際の星空観察は叶いませんでしたが、室内講座だけでも聞きたいという親子が60人も参加しました。講師は星空案内人の 内藤湖南さんと近藤達也さん。日進市外の場所で星空観測会を数多く行っている講師の話はとても分かりやすく、大人も子どももその星空の世界へ引き込まれていきました。

まずは内藤先生から夏の星空についての説明がありました。最近よく耳にする天文学に関するニュースの中の「リュウグウ」「電波望遠鏡」「ブラックホールの撮影」などについての解説から始まり、今年空に輝いている木星・土星を含む太陽の周りを回る惑星の話、夏の星座、夏の大三角の見つけ方、星座にまつわる昔聞いて頭の片隅に残っている話など、写真を交えながら子どもにも分かりやすく話が進んで行きました。また、残念ながら本日は分厚い雲の向こうに隠れてしまっている今夜の星空の様子を、パソコンを使って解説があり、参加者はスクリーンの星空を真剣に見たり、メモを取ったりとても熱心に聞き入っていました。月に置いたゴルフボールまでも見えてしまう電波望遠鏡や、ドクターヘリや救急車と星座との意外な関係性など、思わず「へぇ~」と言ってしまう話の種があちらこちらに隠されており、あっという間に時間がたっていました。

今日の分厚い雲の向こうにはこの星空が広がっています

今日の分厚い雲の向こうにはこの星空が広がっています

土星が年によって見え方が変わるということを初めて知りました

土星が年によって見え方が変わるということを初めて知りました

その次に、近藤先生から天体望遠鏡を使った星の見方のお話がありました。
星空を見上げるのが好きな人は、一度は欲しいと思ったことのある天体望遠鏡。その仕組み、使い方、どのようなものがおすすめか、などなかなか聞くことのない専門的な天体望遠鏡のお話の後は、天体望遠鏡を通してスマホやデジカメで写真を撮る方法についての話がありました。そして、「今日は練習です」との前置きで、小さな宇宙の写真を部屋の隅に貼り、それを天体望遠鏡で見たり手持ちのスマホやデジカメで撮ったりという体験も出来ました。「天体望遠鏡を通して写真で撮るのはセンスです」という言葉を聞き、多くの参加者がチャレンジをしていました。

天体望遠鏡で見る惑星の姿に期待が膨らみます

天体望遠鏡で見る惑星の姿に期待が膨らみます

市民会館小ホールの室内に居るのに、今日の満天の星空の様子がパソコンの画面で見られる事にまず驚き、また実際の星空にかざすだけで、それが何の星か、どの星座の一部かがわかるアプリがあることを知り、実際の星空に今すぐにでも行きたい気持ちになりました。
本日中央で熱心に話を聞いていた小学4年生の女の子は、「ガリレオが木星の4つの衛星を発見したとは知らなかった。木星やその衛星を実際に見てみたいな」と話し、この夏プラネタリウムで星の話を聞いたという小学2年生の男の子は、「土星が年によって見え方が違うことを知って驚いた」と次の観測会への期待に胸を膨らませていました。

 

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