2019年8月7日 エコと太陽光発電教室

ID番号 N8733

更新日:2020年01月15日

エネルギーについてみんなで考えよう!

私たちが日常に使っている電気をつくるさまざまなエネルギーを学び、環境に優しい自然エネルギーや、将来のエネルギーについて考えてみようと19日、「エコと太陽光発電教室」がパナソニック株式会社の企画協力で市役所南庁舎で行われました。参加した小学生ら34人は、太陽光発電を模した機械を使って実験し、電気を作る大変さを体感しました。

太陽光発電を模した機械で実験

太陽光発電を模した機械で実験

講師を務めた同社の川島さんによると、日本の電気のおよそ8割は火力発電に頼っているそうです。火力発電で必要な石油や天然ガスなどの化石燃料資源は50年ほどでなくなるらしく、それらを燃やすことで多くの二酸化炭素が排出されています。川島さんは子どもたちに環境に優しい水力、風力、太陽熱、太陽光などの自然エネルギーに転換していく必要性を話し、みんなの子どもや孫にエネルギーを残すためにもクリーンエネルギーの活用は大切なことですと話しました。

実験の内容を説明する川島さん

実験の内容を説明する川島さん

教室では実際に太陽光発電のパネルに電球で熱を当て、電気を作る実験が行われました。温度が上がると電気ができますが、38度、42度、45度の温度では、それぞれどのくらいの電気ができるか実験します。子どもたちの多くは、温度が上がるとできる電気も増えると予想しました。でも温度が上がりすぎると、できる電気の量が減ったことに驚きました。電気を作るときに活躍する半導体は熱に弱いのだと説明を受け、そのため7月、8月よりも5月、9月の方が電気ができやすく、6月は梅雨のため晴れの日が少ないので少し少ないとも説明を聞きました。子どもたちは意外な結果に驚いた様子でした。

どのくらいの電気ができるのか興味津々で見つめる子どもたち

どのくらいの電気ができるのか興味津々で見つめる子どもたち

次に家の屋根に取り付けた太陽光パネルでどのくらいの電気ができるのかを考えてみました。一般家庭で使われる太陽光パネルは8枚くらいだそうですが、家庭で使う電気を作るのにはとても足りないらしく、電気を作ることがどんなに大変かということがわかります。川島さんは「冷蔵庫からお茶を出したりする時に扉を開けっ放しにしていないか、エアコンを使って部屋の温度をガンガンに冷やしていないか」などみんなに問い掛けました。エネルギーを大事に使っていくことが、これからはとても大切だということがみんなよく分かったようです。
講座を終えて参加した小学4年生の男児は「実験が面白かった。太陽光パネルで作る電気では家の電気を作りきれず、電気を作るのはたくさんのエネルギーが必要なことに驚いた」と、講座を楽しみながらエネルギーの大切さを学んだようでした。(越)

みんなで一斉に風力発電の実験に挑みました

みんなで一斉に風力発電の実験に挑みました

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