2019年8月3日 藤島夏祭り

ID番号 N8731

更新日:2020年01月15日

地域の輪をつなぐ子どもたちの太鼓

<市民スタッフ 青山忍>
長かった梅雨がようやく明けた8月3日、藤島地区の夏祭りが開催されました。この日のために太鼓の練習を重ねた小学1年生から中学2年生までの子どもたちが、やぐらの上から盆踊りの音楽に合わせて力いっぱい音色を響かせました。

輪になって自己紹介をする子どもたち

輪になって自己紹介をする子どもたち

新聞紙を細く巻くのは難しい!

新聞紙を細く巻くのは難しい!

子どもたちの太鼓に合わせて

子どもたちの太鼓に合わせて

子ども会が主体となり開催していた夏祭りの太鼓の練習が昨年から廃止になったことを受け、藤島台に住む久木陽子さんが中心となり有志を募って始めた太鼓の練習。チラシを作って回覧板に入れたり、近所の友達に声を掛けたりして12人の子どもたちが集まりました。芸能保存会の青山正美さんが講師となり、夏祭りまでの4日間、楽しく練習に励みました。練習初日はみんなで自己紹介をした後、新聞紙を使ってマイバチ作り。新聞紙を棒状に丸めて布テープで巻いたら完成!出来上がったバチをもって、床をたたきながら基本のリズムを練習します。「どんどんどん どどんがどん」と口に出しながら、初めはうまくたたけなかった子も徐々にリズムがつかめるようになっていきます。慣れてきたら太鼓を使って実践!大きい子たちが小さい子の横でサポートし、みんなで練習に取り組んでいました。
後半の2日間は、盆踊りの練習と合同で太鼓の練習をしました。子どもたちがたたく太鼓に合わせて、盆踊りの練習は和やかに進みました。太鼓を待っている間は子どもたちも盆踊りの練習に参加。先生にコツを聞きながらこちらも太鼓同様、どんどん上達していきました。

やぐらの上から太鼓を鳴り響かせました

やぐらの上から太鼓を鳴り響かせました

藤島いなほ連によるよさこい

藤島いなほ連によるよさこい

いよいよ本番当日。日が暮れ始めた午後7時に始まった夏祭りは、よさこいや打ち上げ花火もあり、藤島地区の人たちでにぎわいました。太鼓を練習してきた子どもたちはあらかじめ決めておいた順番にやぐらの頂上に登り、威勢よく太鼓をたたき始めました。1曲だけたたければいいと言っていた子も、何度もやぐらに上り挑戦したり、やぐらの周りで覚えたての盆踊りを踊ったり。やぐらの上でできたことで自信がつき、「楽しかった!来年もやりたい!!」と口を揃えていました。いつもは出店のゲームにしか興味がなかった子どもたちが、積極的に地域の輪の中に入って楽しんでいる様子は、とてもほほ笑ましいものでした。盆踊りがなくなる地域が多い中、若い世代が積極的に関わっていくことでお祭り自体が活気づき、さらに次の世代へと引き継いでいくことのできる財産になるのではないかと感じた夏祭りでした。

藤島花火実行委員会による花火の打ち上げ

藤島花火実行委員会による花火の打ち上げ

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