2019年6月27日 子どもの体の発達と病気、事故予防

ID番号 N8548

更新日:2020年01月15日

子育ての不安に、心強い地域の支援

子どもの体の発達段階に応じた病気や事故を防ぐための講座が、にっしんファミリー・サポート・センターの主催で27日、中央福祉センターで開催されました。全4回シリーズの3回目のこの日は、生後3カ月の子どものお母さんや近々孫が生まれるという女性など9人が参加し、講師の話に熱心にメモを取りながら聞き入っていました。

地域での子育て支援活動の話をする飯野さん

地域での子育て支援活動の話をする飯野さん

始めにファミサポアドバイザーの飯野さんが、日進の人口の推移と出生率、育児休暇の取得率などを画像を使って説明しました。市外から転勤などで転入してくる人が多いため、核家族化が進んでおり、知り合いの少ない土地で子育てをする人が多い状況で、地域で支え合う子育て支援活動の大切さを話しました。
次に保健師から子どもの体の特徴や発達に伴い、日常で気をつけなくてはならないことなど、事例をあげながらの話しを聞きました。「子どもの体は頭が大きく重いので転びやすいが、とっさに手が出ないので口のけがが多い」と体の特徴から起きやすいけがの話や、「成長に個人差があるので人と比べてもあまり参考にはならない。自分の子が成長が遅い、これができないなど神経質にならないで」などのアドバイスがありました。また、「今はネットで検索することが多いが、その内容が全て正しい訳ではないので、公共の機関を利用してください」とも話しました。

さまざまな事例を見せながら話す保健師

さまざまな事例を見せながら話す保健師

 

子どもはなんでも口に入れてしまうので、おもちゃのおはじきやコインなどの誤飲や、日々の成長に伴い昨日できなかったことが今日出来るようになり、届かなかった場所に置いていた電気ポットに触ってしまったり、コードを引っ張ったりなどしてやけどしてしまう事例もあるそうです。これらを防ぐために注意が必要という話には参加者はうなずきながら、熱心にメモを取っていました。参加者からは「これから動き出すので心配です」、「初めて食べさせるものはアレルギーの不安があります」などの話も出て、保健師は「小麦、卵などのたんぱく質の成分がアレルギーを引き起こすこともあります。初めて食べさせる時は病院が空いている時間に食べさせ、半日は様子を見る。下痢、発疹などの症状がでたら病院の診察を受けてください」とアドバイスしていました。

参加者の質問に熱心に耳を傾けて

参加者の質問に熱心に耳を傾けて

参加者は「近くに母が住んでいるのでいろいろ聞いたりしますが、母の時代と今では変わっている。このような公共の機関に相談できるのは心強い」と話しました。ファミサポ主催の講座は託児も用意されているので、不安や悩みを抱えている子育て最中の人は、一人で抱え込まず、ぜひ参加したり相談したりしてみてはいかがですか。(越)

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