2019年6月22日 講演会「フィリピン・ミンダナオ島で生活する子どもたちの現状」
ミンダナオ島の子どもたちから学ぶ「生きる力」
日進市国際交流協会の同好会「現代の国際社会を考える会」が主催する、講演会「フィリピン・ミンダナオ島で生活する子どもたちの現状」が22日、にぎわい交流館で開催されました。フィリピンの現地NGO法人「ミンダナオ子ども図書館」を設立・運営している松居友さんが講師を務め、映像を交えながら、島に暮らす子どもたちの様子を詳しく紹介していきました。
熱心に耳を傾ける参加者
講師の松居さん
21年前、絵本の力で子どもたちの笑顔を取り戻したいと読み聞かせから始めた松居さんの活動は、今では戦争孤児や崩壊した家庭の子を預かり、大学進学までする奨学生支援まで広がっているそうです。松居さんは、ミンダナオ島の子どもたちが度重なる戦禍に巻き込まれる状況にありながらも、宗教や人種の壁を越えて一つになって明るく暮らす姿を紹介し、参加者はその生きる力に感銘を受けていました。
当日のプログラム
ミンダナオ子ども図書館のパンフレット
アンジェラ舞花さん(右端)と日進市国際交流協会の乗松名誉会長(左端)
講演には、松居さんの次女で現在は日本の中学校に通っている、アンジェラ舞花さんも参加し「ミンダナオ島では、友だちとおしゃべりしたり、歌を歌ったりしながら、手でごしごしと洗濯しています。日本だと、洗濯機のスイッチをピッと押せば終わりだから、便利だけど寂しい」と、日本とミンダナオ島の違いを紹介していました。
また、会の終わりには日進市国際交流協会から「ミンダナオ子ども図書館」へ寄付金が贈呈されました。(白)
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更新日:2019年06月27日