2019年5月12日 第8回日進市陶芸連盟展
生活をより豊かにする陶芸の魅力
日進市陶芸連盟(村瀬与志次会長)が主催する連盟展が11日、12日の両日、市民会館で開かれました。会場には同連盟会員39人が出品した個性豊かな作品415点が、工夫を凝らしたレイアウトで展示され、来場者は各作品の前で足を止めて鑑賞を楽しんでいました。
作品に見入る来場者
今年8回目になる作品展には市内外から多くの人が訪れました。会場は生活に使用する皿や花器から抹茶茶碗や香炉、個性的なオブジェなどさまざまな作品で埋め尽くされました。出展された作品は、多種多様で、作者の個性が表現されています。会員同士作品を見れば、誰の作品か分かるそうです。
「この皿にはこんな料理が合うね」「これにはかつおのたたきなど載せたら格段においしそうに見えるね」などと話しながら、鑑賞する女性のグループがいました。こんなかわいらしいウサギのシンフォニーの置物を、リビングの窓辺に置いたら楽しいねと話す夫婦。自然に生活になじみ、より豊かにしてくれるのも陶芸の魅力です。
花模様の器の奥にネコが鎮座
見ているだけで微笑んでしまうウサギのシンフォニー
「陶芸の魅力は、焼きあがった作品を釜から出す時のワクワク感です。自分の思い通りの作品はなかなか出来ません。焼く時の釉薬の流れ具合、温度などさまざまな条件が重なって作品が出来ます。それは出してみないと分からない。そこが楽しさです」と村瀬会長。各地の焼き物の産地の焼き釜に、会員たちと見学に行かれることもあるそうです。また、会長は「最近は電気釜が多いのですが、昔ながらの焼き釜は焼いている最中に灰が被ったり、釜の中の温度が置く場所によってむらがあり、出来上がる作品の景色が思いもよらず良いものが偶然出来たりする。その醍醐味が楽しさの一つです」と、陶芸についての魅力は話が尽きないようです。(越)
初夏らしく爽やかにレイアウトした作品
作品の感想を述べながら鑑賞するのも楽しいです
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更新日:2020年01月15日