2019年5月18日 里山を歩こう

ID番号 N8405

更新日:2020年01月15日

自然とおもてなしを満喫

<市民スタッフ 吉川エミ子>
里山リーダー会(松本保代表)が四季を通じて行うイベントの一つ、「里山を歩こう」が18日に開催されました。20人の参加者は、木や花の説明を受けながら里山を散策し、昔から人の手で守られてきた様子がうかがえる砂防広場で、山の恵みのタケノコ汁をいただきました。
 

北高上緑地の木々や花の案内板

北高上緑地の木々や花の案内板

コナラの説明をするリーダー会メンバーと参加者

コナラの説明をするリーダー会メンバーと参加者

平成17年に所有者から日進市に寄付された、ナゴヤドーム1.8個分という北高上緑地は、里山リーダー会が毎日門の開閉、当番制での見回りを行い、里山保全のための枯れ木の撤去などを行っています。この山は水がなく、食べる実がないため鳥が少ないそうです。
軽い運動後、参加者は2班に分かれて山に入りました。入り口付近の斜面には、トウカイモウセンゴケのピンクの花が盛りです。薪にするためのコナラ(通称ドングリ)など広葉樹は、一本立ちの木を伐採して、萌芽更新(ほうがこうしん:樹木の伐採後、残された根株の休眠芽の生育を期待して森林の再生を図る方法)するそうです。リーダーさんが「今日は、コナラの名前だけは覚えていってよ」と言うと笑いが起きました。この地方だけというモンゴリナラ、ネジキ、ヤマウルシ。名札が付いていても覚えきれません。参加者は、プリントと首引きです。 木々に陽があたるように伐採する仕事が里山を育てる事と説明されました。
 

モチツツジを触って確かめる

モチツツジを触って確かめる

昔の遊びを体験する参加者

昔の遊びを体験する参加者

子どもたちは、松や葉がもちもちするモチツツジを触って確かめたり、メンバーが昔遊んだという、葉の茎に一周くるりと切れ込みを入れるとその部分がスポッと抜けました。なかなか難
しそうでした。
 

アイダモの実

アイダモの実

シャシャンボの白い花

シャシャンボの白い花

白い花が多い中で、シャシャンボの白い花は可憐でした。対照的な小豆色のアオダモの実は、花と間違えそうです。

展望台から市役所方面を見る

展望台から市役所方面を見る

気持ちの良い木陰でタケノコ汁をいただく

気持ちの良い木陰でタケノコ汁をいただく

竹林広場を抜け、三角点の丘、丘の上広場は市役所方面が見渡せました。最後の西広場は、コバノミツバツツジが見られた4月の頃と風景が変わり、緑の木々が日陰を作って心地良い風を感じました。やさしいメンバーさんたちのおもてなしのタケノコ汁をいただき、解散となりました。近所に住んでいるという二人連れの女性は、自然が大好きで、植物の名前もよく知っているようでした。ウグイスの鳴き声が聞こえ、のどかな里山でした。

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