2019年5月26日 第49回盆栽水石展
どんな風景が見える?
日進市盆栽連盟(小川清市会長)が主催する「第49回盆栽水石展」が25日と26日の2日間、市民会館で開催されました。会員らが丹精込めて育てた盆栽や水石が展示され、来場者はそれぞれの作品が表現する小さな世界を堪能しました。

出展された盆栽が並べられた壮観な空間
盆栽を中心とした21席、水石を中心とした9席が並び、豊かな自然を切り取ったかのような空間が来場者を出迎えました。主となる盆栽や石と、添えとなる小さな鉢を区切られた空間の中に配置することで自然の中にある風景を表現しています。来場者は一つ一つの席を見ながら、丁寧に手入れして育てられた盆栽に感心したり、どんな風景を表しているのだろうかと想像を巡らせたりと、観賞を楽しみました。
盆栽のチャリティー即売会も人気
会場内では盆栽のチャリティー即売会も行われており、大小さまざまな鉢の他、肥料なども売られています。何を育てようかと楽しそうに眺める来場者や、会員から育て方の説明を聞く来場者など、楽しそうに鉢を手に取る姿が見られました。

カラスのような形、夕日のような色、そびえ立つ山を思わせる形、さまざまな石が並びました
水石は、石の色や形、浮かんだ紋様など、石の持つさまざまな一面からイメージを膨らませます。展示された一つ一つに、作者が石から思い描いた光景やモチーフの説明も添えられ、来場者は「確かにカラスに似ている」、「ふしぎな形の石だね」と興味深く眺めていました。
小川会長は、「石は人によって見え方がまったく違います。人それぞれ、全然違うものに似ているように見えたり、形ではなく紋様に何かを見つけたりすることもあって、それが石の楽しいところです」と語りました。(牧)
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更新日:2019年06月03日