平成24年度第2回(平成25年1月23日開催分)

ID番号 N4494

更新日:2019年03月01日

概要

開催日時

平成25年1月23日(水曜日)午後1時から午後3時まで

開催場所

中央福祉センター 2階 多機能室北

出席者

  • 續 伯彦委員
  • 福安 克彦委員
  • 武山 尚生委員
  • 鈴木 卓也委員
  • 三輪 洋子委員
  • 石野 憲男委員
  • 奥澤 弘子委員

欠席者

  • 大島 淳子委員
  • 鍬本 英輝委員
  • 鈴木 絹子委員

事務局

  • 企画部長 吉橋 一典
  • 人事課長 池之内 弘
  • 人事課主幹 牧野 かおる
  • 給与厚生係長 山田 和典

傍聴の可否

傍聴の有無

有(2名)

議題

特別職等報酬の額について

議事概要

会長

それでは、資料について、事務局から説明をお願いします。

事務局

(資料の説明を行う。)

会長

他市での審議会の状況、日進市の人口動態、人口の伸び率、財政力指数等について、説明していただいた。これらをベースに報酬等が今の時点でどう動くか、動くならば上げるのか、下げるのかについての意見を取りまとめます。説明について質問等はありますか。

委員

基本的に審議会の答申は意見でありますが、そのまま反映するものでしょうか。審議会条例において、答申は意見であり、参考にする目安としては良いと思うのですが、どのようなものでしょうか。また、人口の伸び率は毎年3月末の数値、転入・転出の人数は10月から翌年9月までの集計となっており、読み取りにくいが、人口の伸び率は非常に高く、また、転入・転出による社会増も多いと思います。

事務局

1点目についてですが、条例上では意見をいただくものとしておりますが、市長より諮問をしており、答申は最大限、尊重させていただくものです。なお、資料については出典により集計期間が異なることもあり読み取りにくい点もあるかと思いますがご了承いただけるようお願いします。

委員

長久手市の引き下げ率が高いようですが、理由は分かりますか。

事務局

昨年度、町から市へ変わる時期に引き上げの答申があったのですが、特例条例により削減したそうです。これに関連していると思います。

委員

人口の伸び率が報酬に関わっているかと思ったのですが、人口の伸び率が高くても、財政力が上がっているわけではなく、人口の伸びだけが、報酬等の上げ下げに関わるものではないと思います。

委員

意見を申し上げてよろしいでしょうか。優秀な人材を確保するには、給与が重要なウェイトを占める。モラール、士気向上、やる気が一番大事だと思います。私生活や市民からの評判、名誉、ボランティア精神等の考え方、いろんな要素があって報酬額は決まる。何が一番肝心かと言うと、自分の所得の基準に対し、給料等に見合った仕事を行い、市民に貢献し、また、市民目線から見て適当かということである。市民目線も生き、本人も達成感を感じられる所が着地点となるのではないか。指標全般から見ると、昨年はモラールを高めるためにはもっと上げても良いと話したが、経済情勢は去年から変わっていない。平成25年からは復興特別税2.1%も新たに上乗せで課税されている。たとえば、給料が100万円ならば2万1千円であり、その分手取りが減る。その分だけでも増やすという意見があっても良いかと私は思います。ただ、あまりにも情勢が厳しいようですから強調しすぎてもいけないとは思っています。

委員

当局にお尋ねしますが、そもそも報酬審議会を開催して欲しいとの要望があって出席したと認識しているが、報酬を審議するに当たり当局には、現状が高いか低いかの考えはありますか。

事務局

事務局としては現状を説明し、他市町の様子も踏まえて協議していただいた上で、答申をいただきたいと考えています。客観的な意見をいただきたいと思います。

委員

他市では審議会を今年度は実施しないところが多い。また、開催している市では据え置きか引き下げの答申しかない。引き上げるというデータはなく、下げるというデータしかない。今の時代を勘案すると少なくとも下げるのが妥当かと思う。現在、ボランティアで活動している身分からすると報酬は高く思える。ただ、他市との比較では、一般的には妥当と思う。しかし、経済は衰退しており、リーマンショク以降は落ちる一方で上がることはほとんどない。仮に内閣の景気対策により経済状況が良くなった場合には、見直す可能性も出てくると思いますが、このような厳しい状況の時には下げるべきだとの意見もあると思う。

委員

去年から参加しているが、日進市の人口が増えているとは言っても、豊橋市等の人口に比べたら、そこまで多くはない。人口が伸びているから給料を上げるのではなく、全国的な社会情勢を考えると、据え置きや引き下げるという考えもあると思います。日進市の人口を他市と比較するのみでなく、全国的な社会情勢を考えて欲しいと思います。

委員

そもそもの基準がどうなのか。他市と比べてどうなのか。世間の状況を確認しながら決めるべきと思います。

委員

早期退職など県の動きもニュースに出ていますが、現在の社会情勢、大げさかもしれませんがみんなが本当に苦しんでがんばっている状況で、それを特別職の方がどのように受け止めてくださっているのかを認識したいとも思いました。そういったことも踏まえて適切な報酬になると良いと思いました。

会長

日進市が毎年、報酬審議会を行っていることについて、個人的な意見を述べます。このように公募による市民や関係者を集めて、市の経済状況や行政の状況を審議することは、私たち市民にとって市の行政の状態をいろんな角度でチェックできる大切な機会です。その状況を知り、検討することは、市民として行政を支えていく立場からすればありがたいことと思います。参加させていただくことに意義があり、結果的に大きな変化が起きなくても、市の行政の状況を勉強する機会を大事にして続けて欲しいと思います。

委員

先程モラールの話も出たが、身の丈やバランスを取ることが公務員は難しい。企業であれば損益で成績が出るが、行政の仕事では成績が分かりにくい。あとは、住民のためにどのような良いことをやっているか、財政力指数等しかない。周りの状況の中でどういう位置付けかを考えることが大事。委員を何年か経験しているが、審議会を毎年行っているのは日進ぐらいかと思う。他市は必要に応じての場合や隔年等で開催している。日進市が引き下げた場合に他市では引き下げのなかった年もあるため、直近だけでなく時系列的に見ながら、全体のバランスを取る必要がある。事務局から話のあった、人事院勧告の据え置き、各市の改正状況、他市と比べた報酬等の差、人口の推移、財政力の5つの点から考えて据え置きでよいと個人的には思います。今後は、報酬全体の中身である手当を含めて、意味合いを明確にしながら考えることも必要だと考えます。

事務局

事務局から欠席者の意見読み上げ(据え置きが妥当 2名、会長へ委任 1名)

会長

おおよそ、みなさんの意見としては、それほどドラスティックなタイミングではないという認識でよろしいかと思います。動かすのであれば、なぜ動くのかの議論も必要で難しくなりますが、欠席された委員の意見や他の委員からもあったようにプラスにもマイナスにもなり得ますが、現実的な措置としては据え置きと考えることが大勢かと拝見しました。同意を得られましたら報酬審議会の意見としますがいかがでしょうか。先程も申し上げましたが、我々全員で市の行政を学びつつ考える場と理解しますと、結論は動かなくてもこのような経験を重ねて必要なときに必要な対応をとれるようにすることが大事ではないかと思います。今年度については、諸般の事情を総合的に判断して、据え置きで答申することでよろしいでしょうか。

委員

一同賛成

会長

先程、委員から指摘のありました、報酬の総額においてその中身である手当について適切かどうか、どのような構成で考えるべきかということは、大変難しく長い議論が必要かと思います。これは、今後において審議すべき課題とします。審議会の答申は据え置きとします。
では引き続いて答申書の作成に移ります。

委員

(答申案の内容や表現について審議をする。案の作成後、各委員に配布。)

会長

では事務局の方で読み上げてください。

事務局

(朗読する。)

会長

答申案として、これでよろしいでしょうか。

委員

一同賛成。

会長

ではこれを答申とします。

会長

それでは以上をもちまして、平成24年度特別職報酬等審議会を終了します。
これから、会長及び副会長で市長に対し答申書を手交します。

答申

会長より答申書を読み上げたうえ、市長へ手交。

市長

委員の皆さんにおかれましては、大変お忙しい中、ご審議いただき、貴重な答申をいただきましてありがとうございました。この答申を尊重し、決定してまいりたいと思います。ありがとうございました。

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