米野木お馬頭(おまんと)が市指定無形民俗文化財に指定されました

ID番号 N15101

更新日:2024年10月11日

「お馬頭」とは

尾張や西三河を中心とした地域で盛んにおこなわれてきた、標具(だし)と呼ばれる飾りを乗せた飾り馬を主体とした献馬儀礼です。馬は神の乗り物とされ、神社に馬を奉納するという行為は古くから全国的に行われてきました。

米野木のお馬頭では、秋の収穫に感謝し、飾り馬と槍などを持った献馬隊がともに地域を練り歩く「回祝」の後、氏神神社に飾り馬を奉納します。

江戸時代には市域全ての氏神の祭礼において実施していた祭礼行事ですが、現在も「お馬頭」として飾り馬を出しているのは、市内では米野木だけとなっています。米野木においても、時代の変化の中で一時は途絶えたものの、昭和53年から復活し、米野木お馬頭保存会の尽力により、現在まで受け継がれています。

この祭礼行事が、令和5年8月29日に本市としては初の無形民俗文化財として指定されました。世代を超えて末永く受け継がれていくことが期待されます。

祭礼の流れ

1 薬師寺にて2頭の馬を標具で飾り付けてから水垢離(体のけがれをとる)を行う

2 米野木地区を東西に分け、それぞれを飾り馬と献馬隊が回祝する

3 飾り馬と献馬隊あ米野木神明社鳥居前に集結し、献馬口上の後、境内に馬を率いて駆け上がる

4 境内にある馬場を2人の口取りが馬を率いて駈け回る「早駈け」を行う

5 お百度参り(境内を3周、拝殿で拝礼の流れを7回繰り返す)を行う

祭礼開催の時期

令和6年は10月13日(日曜日)に開催

毎年10月の第2日曜日に開催

祭礼の様子(令和4年度撮影)

水垢離に向かう様子

水垢離に向かう様子

回祝の様子

回祝

献馬口上

献馬口上

早駈け

早駈け

お百度参り

お百度参り

献馬隊

献馬隊

米野木お馬頭保存会の活動について

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