男女共同参画の視点からの防災

ID番号 N12527

更新日:2021年12月15日

災害は、地震、津波、風水害等の自然現象(自然要因)とそれを受け止める側の社会の在り方(社会要因)により、その被害の大きさが決まってくると考えられています。性別、年齢や障害の有無など様々な社会的状況によって影響は異なり、社会要因による災害時の困難を最小限にすることが重要です。

日進市の取組

第3次日進市男女平等推進プランにおいて、「ジェンダー平等の視点を取り入れた平常時の災害への備え」や「ジェンダー平等の視点を取り入れた避難生活への支援」等の施策を盛り込み、取り組んでいます。

第3次日進市男女平等推進プラン

 

令和3年度避難所開設運営訓練に参加しました
男女共同参画部署が危機管理部署と連携をとり、避難所開設運営訓練時に男女共同参画担当が参加し、「災害対応力を強化する女性の視点」実践的学習プログラムを活用した説明を行ったほか、「災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~」の避難所チェックシートを活用し、避難所の確認を実施しました。

(内閣府)「災害対応力を強化する女性の視点」実践的学習プログラム

(内閣府)災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~

 

避難所開設訓練に参加した際には、男女共同参画の視点で、参加者から以下のような意見がありました。

  • 「トイレが暗いと感じる。」
  • 「ショッピングモールなどに設置してある、重ねて使える子ども用の便座があるとよいのではないか。」
  • 「使い終わった生理用品の処理はどうしたらよいかわからなかった。」

 

日進市防災推進連絡会 鈴木美佐子代表にお話しを伺いました。(令和3年11月14日)

女性目線を取り入れた防災について伺ったところ、「例えば女性用衛生用品を物資として配布するにしても、人目を気にすることも考えられます。更衣室に設置して、こっそり自分で持っていける体制にするなど工夫が必要です。また、トイレは女性用を多く設置する必要があります。性犯罪防止のため、夜間巡回などを行わなければなりません。」とのこと。
また、「下着の配布などを行うこともあります。様々な係に女性が必ず入らなければなりません。それと同時に、掃除当番なども、男女ともに協力して行うなどが必要です。男女ともに一緒に考え、「できる人ができることをすぐやる」を実践し、避難所運営をしていくことが大切です。」と教えてくださいました。
「私は、自主防災組織を経て、県の防災カレッジを修了し、日進市より防災推進委員の委嘱を受け、防災推進連絡会に参加しました。」と鈴木代表。代表として心掛けていることを伺ったところ、「防災に関しての新しい情報や目線、プラスαを常に加えていくことに気をつけています。防災推進連絡会員同士でも情報交換を積極的に行っています。」皆に助けられているから代表としていられるとおっしゃりつつも、「防災について、ぜひ自分で考えたりご家族で話し合ってください。そして地域の関係も大切です。」と力強くお話ししてくださいました。

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