第1回地域公共交通会議 平成21年

ID番号 N3975

更新日:2019年03月01日

平成21年度第1回日進市地域公共交通会議議事録

1.開催及び閉会に関する事項

平成21年7月27日(月曜日)14時20分から17時10分まで

2.開催場所

市役所南庁舎2階第5会議室

3.出席委員及び欠席委員の氏名

(1)出席委員

浅妻 正美 委員(市民モニター)

石川 和美 委員(市民モニター)

倉本 和明 委員(代理:朝岡 陽一)(区長会)

安藤 義昭 委員(老人クラブ連合会)

松岡 坂重 委員(子ども会連絡協議会)

水野 利子 委員(障害者団体連絡会)

福安 仁司 委員(商工会)

松本 幸正 委員(名城大学教授)

都築 基雄 委員(前市内巡回バス検討委員)

仲 龍典 委員(前市内巡回バス検討委員)

長崎 三千男 委員(社団法人愛知県バス協会専務理事)

永山 明光 委員(名古屋市タクシー協会)

藤田 信彰 委員(名鉄バス株式会社運輸部運輸第2課長) 

小林 宏 委員(代理:岩沙 孝)(愛知県交通運輸産業労働組合協議会議長)

小林 裕之 委員(国土交通省中部運輸局愛知運輸支局首席運輸企画専門官輸送担当)

森 令治 委員(代理:福島 英文)(愛知県尾張建設事務所維持管理課長)

小田 聡 委員(代理:竹内 美智夫)(愛知県愛知警察署交通課長)

宮崎 秀嗣 委員(代理:井上 誠)(愛知県地域振興部交通対策課長)

水野 和秀 委員(日進市市民生活部長)

堀ノ内 秀紀 委員(代理:加藤 保之)(日進市建設経済部長)

(2)欠席委員

余語 節子 委員(地域女性団体連絡協議会) 

竹下 啓 委員(NPO法人 にっしん市民環境ネット)

4.説明等のため出席した者

福岡生活安全課長、渡辺課長補佐、寺田主査

5.挨拶

事務局

 現在、本日の出席者は、委員22人中、20名でございます。設置要綱第6条に規定する会議の開催に必要な2分の1以上の出席をいただいていることを御報告申し上げます。
 まず、会議の公開について御説明いたします。
 日進市審議会等の会議の公開に関する要綱第3条の規定により原則公開とされておりますが、同第4条に、会議の内容によっては非公開とすることもでき、会議の公開、非公開の決定は、地域公共交通会議の会長が各委員にお諮りし行うこととしております。

会長

 今回の議題は特に個人情報とか、個人の利害に関わる内容は含まれていないと聞いておりますので、公開とさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」の発言あり〕

会長

 では、公開とさせていただきます。

事務局

 では、公開とさせていただきます。傍聴人の方、どうぞ。
 傍聴人の皆様におきましては、会議が公正かつ円滑に行われるよう、会議の秩序、維持に努めていただくようお願いを申し上げます。
 次に、本年度第1回の会議となります。日進市を代表いたしまして、田中副市長からごあいさつ申し上げますので、よろしくお願いいたします。

副市長

 あいさつ

事務局

 続きまして、会長からごあいさつをお願いいたします。

会長

 あいさつ

事務局

 ありがとうございました。
 本日、初めて参加されている委員の皆さんがいらっしゃいますので、本会につきまして簡単に事務局から説明をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。参考資料2 中部運輸局愛知陸運支局の資料ですが、地域公共交通がどのようなものであるか等を説明しております。これを受けまして参考資料の3ですけれど、日進市における日進市地域公共交通会議設置要綱を定めているところでございます。
 地域公共交通会議におきましては、道路運送法に規定に基づきまして、市内の公共交通、私どもですとくるりんばすを中心としまして、市民生活に必要なバス等の旅客運送の確保、それから地域の実情に即しました輸送サービスの実現に必要な事項をこの会議を協議していただくものでございます。新しく年度が切り替りまして、新たに役職に就かれた委員の方がおられますので、前任者の残任期間につきまして委嘱をお願いするものでございます。以上です。
 それでは、新たに委員となられました方へ委嘱を行います。委嘱状の方につきましては、会場の都合もございまして、お手元の方においてありますのでお名前の紹介をさせていただきます。

区長会長 倉本 和明様、

子ども会連絡協議会会長 松岡 坂重様

商工会理事 福安 仁司様

名鉄バス株式会社運輸部運輸第2課長 藤田 信彰様

国土交通省中部運輸局愛知運輸支局首席運輸企画専門官 小林 裕之様

愛知県尾張事務所維持管理課長 森 令治様

愛知警察署交通課長 小田 聡様

日進市市民生活部長 水野 和秀様

 それでは、議事に入りたいと存じます。
 議事進行する議長は、設置要綱の第6条で会長が行うこととしております。松本会長、よろしくお願いいたします。

議長

 それでは、御指名をいただきましたので、議長を務めさせていただきます。今日も皆様のご協力、どうぞよろしくお願いいたします。
 議事録の署名を私の方から指名させていただきたいと思いますが、年度が変わりましたことから、一番最初からお願いしたいということで、朝妻委員と石川委員にお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
 では、よろしくお願いいたします。

6.議題

(1)愛知学院線の報告について

議長

 早速ですが、お手元の議事次第に従いまして進めさせてまいりたいと思います。
 それではまず最初、愛知学院線の報告についてということで、事務局からご説明をお願いいたします。

事務局

 当日資料1というのがございますが、お手元の方に配布させていただきました。赤池から愛知学院大学への運行状況経緯でございます。このことにつきましては、昨年度、地域公共交通会議の中で皆様に様々なご議論をいただきまして運行をするという方向で議論は行っておりましたが、最終的に廃止代替路線を使いながら現在の運行がなされていることについての経緯について私の方から説明させていただいて、運行状況については、名鉄の方から説明をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
 昨年度委員となられている方につきましては、同じ話を2回ということになりますけれど、今年度初めてという方もいらっしゃいますので、簡単に経緯を説明させていただきます。
 第3回の地域公共交通会議、21年の1月19日に行いましたが、名鉄からの提案として、赤池駅から愛知学院大学までを運行するバス路線の運賃に関するご提案がございました。内容といたしましては、午前8時台に赤池駅から愛知学院大学へ向かう便を、また午後5時台に大学から赤池駅へ直行便として、くるりんばすの中央線と同じ路線ということでその運賃を中央線と同額の200円でございますが、この200円につきましては、1月19日に会議の中で決定させていただいております。という内容でございました。
 委員からは、運賃だけでなく路線についても協議すべきではないか、というようなご意見をいただきまして、この日においては、結論は出ませんでした。改めて会議を招集し、その中で合意形成を図るということでこの日は終了させていただきました。
 第4回の地域公共交通会議、2月10日の提案としましては、第3回の会議で意見を出しながら赤池駅・愛知学院大学間のバス路線について、途中のバス停であります、農協前に設置しくるりんばすとの連携を図るものとして提案が改めてございました。
 始めに、この路線を協議路線とするか否かについて、協議をさせていただきました。結果として、協議路線として協議を進めるということでございました。
 会議の委員からは、スクールバスとしての運行でどうだろうということや、長久手古戦場までの乗り入れをしたらどうだろうというようなご意見がございました。その会議でさまざま協議が出たのですが、結果として、協議の意見を遵守して市・大学・名鉄などと関係機関で協議し調整されれば実施してもいいのではないかということで話し合いがありました。その後、市・大学・関係者と協議調整をしてまいりました結果といたしまして、協議路線ではなく、当時運行されていました廃止代替路線を利用した独自路線として運行する運びとなりましたが、その間2回ほど会議を行った内容で古戦場までの乗り入れが実現をしております。
 皆さんに何度も同じようなことをお話ししていただきましたけれど結果といたしましては、路線バスでなくスクールバスでの運行ということを市としても考えておりましたのでこういう結果になったということでございます。
 以上でございます。

議長

 はい、ありがとうございます。
 これは4月に文書で経緯をご報告させていただいておりますが、要は地域公共交通会議で合意を得た事項だったのですが、もともとこの地域公共交通会議での合意事項というのは、市は尊重義務でよろしかったですね。
 尊重義務ということで、必ずしもそれを履行しなくてはならないというものではなく、結果として市がスクールバスとしての運行がふさわしいということで、残念ながらここで合意を得た事項が実際の運行には結びつかなかったということであります。
 一方では、それとは別に、名鉄としては運輸局の方に申請していただいて、結果としてこの地域公共交通会議で合意を得たような、ほぼ同じような内容での運行となっているということであります。
 ここまでの件で、何かご意見ご質問がありましたら伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。それでは、本来これはもう協議路線ではございませんので、もうこの地域公共交通会議でとやかく言える路線ではなくなっているのですが、もともと、我々としてもこの路線は日進市のバスネットワークの重要な位置付けであり、あるいは、くるりんばすとの連携も考えられるだろうということで、また、もともと協議路線にすべきだとのご意見もございましたので、今日は、特別に名鉄バスからその状況についてご報告いただけるということですので、申し訳ございませんが名鉄の方からご報告いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

委員

 それでは、4月から運行につきましては、輸送人員はこの資料のとおり400名前後ですが、今日は随行で名古屋営業所が来ておりますので詳細につきまして報告させていただきたいと思います。

運行事業説明

 資料の1をご覧ください。今年の4月から6月までの、愛知学院線の乗降状態ということで記載されております。ブルーの4月471人、赤が6人、そして5月で484名、赤の方が6名、そして、6月は440人、赤が3人、この赤というのは農協前から乗車された方、ブルーの方は赤池駅から乗車された方でございます。そして一枚めくっていただきますと乗車率も書かれておりますが、乗車率はご覧のとおりでございます。そして、もう一枚反対側を見ていただきますと、これは、長久手古戦場発赤池駅行きの乗車の方の数でございます。4月の方は、ブルーの方は4名、そして、赤、これは愛知学院大学からご乗車いただいた方で、353名、そして赤池駅の場合は農協前からご乗車された方が60名であります。5月になりますと、愛知学院大学から乗られた方が410人、そして、農協前から乗られた方が52人、そして6月に入りますと愛知学院大学から乗られた方が345人、農協前から乗られた方が79人となっております。その裏には、乗車された率が乗っておりますのでご覧いただければわかっていただけるかと思います。
 特に農協前から乗られた方がかなりご利用しているということでわかるかと思いますので、一度ご確認ください。

議長

 はい、ありがとうございました。
 名鉄の方から協議路線ではございませんが、くるりんばすにも関係があるということで、中央線との兼ね合いがあるということをご報告いただきました。
 全体を通してご意見ご質問がございましたらうかがいたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。はい、ではありがとうございます。それでは一番の愛知学院線の報告についてはこれで終わらせていただきまして、それでは、二番目のくるりんばすの現状についてということで、事務局からご説明をお願いいたします。

(2)くるりんばすの現状について

事務局

 先ほど愛知学院線についてご報告がありましたが、こちらの資料につきましては当日机の方にお配りしております。事前にお配りした資料と同じ資料ですので、事前に送付したものは破棄していただきますようお願いいたします。
 それでは、現状について説明をさせていただきます。
 今回は、本年4月1日よりくるりんばすの方が新しくスタートしております。4ヶ月ほど経ちまして、皆様にご報告を申し上げるものであります。参考資料1をご覧ください。右の方に4月1日からくるりんばすが変わりますということで書き出しがあると思うのですが、これにつきましては、本年3月の15日号広報にっしんに掲載されたものです。今回の見直しにつきまして、4点ほど改善のポイントがうたってあります。
 一番最初に、始発便・発便を延長したという特徴がございます。旧年度につきましては始発は7時10分となっておりました。それが、4月からは平日につきましては6時50分始発、それから土曜日祝日につきましては7時始発という形に変えております。
 それから、終発の方は20年度までにつきましては午後の6時が最終でございましたが、4月からにつきましては平日につきましては午後7時25分、土曜日祝日につきましては7時20分の終発と変更しております。
 それから、既存のバス停は極力廃止しないことを前提に、バス停の位置やルートを変更いたしました。
 なお、ご要望等がございまして、交通空白地になっておりました住宅団地でありますとか公共施設への乗り入れを実施しております。
 下の方3.で中央線の新設をしております。中央線につきましては、長久手古戦場駅を経由しまして、市役所、赤池駅を結びます路線を新しく中央線として新設しております。便数につきましては、20便を新設しております。市役所から赤池駅につきましては約10分、古戦場駅へは約20分、ということで名古屋市や豊田市、市外へのアクセス効果が高まるというところで新設をしております。駅間を結ぶ線であることから料金につきましては一乗車200円ということで設定させていただきました。
 それから4.で逆回り運行を新たに実施しております。こちらにつきましては利用者アンケートで要望の高かった西コース、南コース、中コースで実施をいたしております。
 西コース1.とか2.南コース3.中コースということで書き記しがございますけれど、2.の南コースについて申し上げますと、朝方の時間帯を中心に通勤通学に便利になったというところをご案内しております。
 一枚はねていただきまして、こちらの方が新しいルート図ということでご案内をしております。ルート表右肩の方を見ていただきますと西コース、新設左回り南高上、とかコースごとにご案内の方を書き記しております。主な変更点につきましてはこのような状況でございます。
 それから、利用実態につきましてご説明の方を申し上げます。資料ナンバーの3をご覧ください。左肩にくるりんばす利用者数前年同月比較表とうたっています。上から書き込みごとに申し上げますと一番上に20年4月と21年4月のコース別の比較表になっております。東コースから順に右の方に見ていっていただきますと、中央線となっておりまして、上の段が20年度、下の段が21年度ということになります。東コースで見ていただきますと20年の4月は5,871人、21年の4月につきましては6,453人でございます。下にいきますと、21年と20年の比較、ということになっております。21年を20年で割り込んだ数字、差が582人、東コースについては4月582人増えております。その下に、パーセンテージが示してございます。これは21年を20年で割り込んだものです。9.9%の増という形になっております。他の状況も見比べをしていきますと、西コース、それから南コース、中コースにつきましては先ほどご案内しました逆回りをしたコースでございます。西コースで今申しました逆コースをしたところについて、4月から6月を見てみますと、前年比で84%から89%の増減率で減っているということが見てとれます。南コースにつきましては84%から87%、対前年比で増減しております。中コースにつきましては84%から88%で推移をしているという状況になっております。去年までは7コースでしたが、今年からは中央線をいれて8コースになります。右の方に見ていただきますと7コースで集計という欄がございますが、7コースだけで集計をしてみますと、88%から91%の間で推移しております。中央線を含め、20年は7コース、21年は8コース、この比較が一番右側に書いてございます。こちらにつきましては、102%から106%、2%から6%の増ということで推移しております。
 全体では、逆コースを設定したところで減っているというか利用が落ち込んでいるという状況が見てとれます。
 一枚はねていただきまして、2ページと右下に書いてあるのですが、少し見難いかと思いますが、利用者数の推移ということで、7コースでの20年度、21年度の比較となっております。えんじ色の棒グラフの方が21年度、青い色の棒グラフの方が20年度となっております。先ほど表の方で申し上げましたけれど、21年を20年で割った数字比較が90.8という感じで推移しているという状況を示しております。続いて3頁の方へいきますと、20年度7コースと21年度8コースとの比較になっております。それからもう一枚はねていただきまして、4頁目につきましては、乗り継ぎ券の発行実績を記しております。それから、5頁目は定期券の発行実績、全コースについてお示しをしているところでございます。
 続きまして、資料4の方をご覧ください。資料4が4月分の降車数の推移20年度と21年度の比較です。資料5の方は5月分についての20年度、21年度の比較です。No6が6月分の比較となっております。この表につきましては、えんじ色の棒グラフの方が21年度の何時発の何便という書き記しをしております。資料4の1頁の一番上につきましては、19時25分発、括弧21の11便は21年度の11便ということです。この表は、一番下が始発となっており、6時50分発、21年の1便が581人の降車数がありましたという形で書き記してあります。その上を見ますと、7時10分発、20年の1便、という書き方がしてあります。これが、順番に上まで見ていきますと、20年、21年が少々入り交ざっている形になっているのですが、これは、時間帯ごとに、21年、20年度を比較したいがためにこのような並べ方をしております。えんじ色が21年度、青色が20年度となっております。一枚めくっていただきまして、2頁になりますけれど、先ほど逆コースを設定したところで少し落ち込みがあるというところをお話しいたしました。そこで、この2頁で西コースについて比較をしておりますけれど、黄色い枠で囲ったところがございます。これを見てみますと、16時50分発、括弧書きが21-9便となっております。その下が20-10便で、同じ時間に出発する便につきまして、21年、20年を比較しますと、20年の561人に対しまして21年が416と、非常に落ち込みがあるというところが見てとれると思います。前年比で申し上げますと74%になります。この傾向につきましては、5月、それから6月においても見てとれます。5月で見ますと資料5の2ページ、になります。同じように、16時50分発を比べますと、21年度の落ち込みが見て取れます。6月の状況も同じで、6月につきましては前年比67%という数字になります。
 続きまして、南コースも少し見ていただきたいのですけれど、南コースが資料4の3頁ですが、15時40分発、20年の9便と15時35分発の21年度の8便を比べた場合に、20年858人に対しまして480名に減少しておりまして、前年比ということで表らわした場合には56%ということになります。5月6月につきましても、同じ状況が続いておりまして、ちなみに6月については55%、という形で、データとしては出ております。以上で概要についてのご説明を終わります。

議長

 ありがとうございました。4月1日以降の再編後の運行状況についてご報告をいただきました。ご不明な点、あるいはこんなことを知りたいというようなことがございましたらお聞きしたいと思いますが、なんでも構いません、いかがでしょうか。お願いいたします。

委員

 くるりんばす利用者の落ち込みあるのでが、なぜこんな落ち込んだのか、特に北コースが落ち込みが激しいのですが、その原因というのはこれから調べるということで、今回はとりあえず数字だけ報告ということで、今後の会議でその分析していただいてご報告いただけるということでよろしいでしょうか。

議長

 ありがとうございます。事務局いかがでしょうか。落ち込んでいるというご報告はいただきましたがその原因等についてはどのように探っていくのか、あるいは何かわかっていることがありましたらご報告いただきたいと思いますが。

事務局

 北コースのご質問ということで、そのことについて答えさせていただきます。
 詳しくは、この後の「これからのスケジュール」ということでお話しをさせていただく予定をしておりますので、原因がこうだったのではないのではないか、今のところ想像でございますけれど。
まず一つは、ダイヤを見直した関係で20分早めました結果、1便について大きく減少しているといったところがございます。もともと一番利用率の少ないコースでございまして、それが影響しているのではないかなと考えております。以上です。

委員

 資料3の乗り継ぎ券発行全コース6月で、21年度が20年度の半分になっている、これは当初いわゆる生活部会で論議された乗り継ぎ券は「今までは全駅で発行していたが、市役所でのみしか発行しない」としたその表れと解釈してよろしいですか。

事務局

 私達も驚きの数字と見ているところでございますけれど、詳細につきましては一度調べてみたいと思っております。ただ、乗り継ぎ券については原則増えていまして。4月、5月と増えおり、6月はちょっと極端な数字になっていますので一度調査をさせていただきます。なぜ増えたかというのも同じように調査が必要ですけれど、実際には、定期券の売上も中央線が定期券で乗れるということもございましたので、これも詳しい調査はまだですが実際乗り込んで見ますと、定期券で乗られている方もかなり見るようになりました。これは事実ですのでご報告をさせていただきます。

議長

 よろしかったでしょうか。先ほど減少した理由の件ですけれど、現状ではやっとデータが出てきたという段階で理由まではまだ詳しく分析できていないということでした。ただ、これは必要に応じて詳細なデータの調査を行いながら、なぜ減少したのかというところを探っていく事になると考えております。一方で、いくつかのご意見等も出てきていますので、そういったものを含めてこういったデータも加味しながらある程度想定はできるのではないかと考えております。
 そして、その辺に関しましてはまたこの後、その他の議題の中で皆さんにご審議いただきたいと思っておりますので、そのときにまた色々とご意見をいただければと思っております。その他、いかがでしょうか。今の定期券、私 定期券は増えているからいいなぁと思っています。定期券は高齢者の方だけに限って発行しておりますので、まさにくるりんばすの運行目的を今回はより達成度を高めることができたなぁと思ったのですが、これは中央線効果ということもあるということだったと思います。これもまた、ゆくゆく中央線とそれ以外を区別しながら見ることができれば見ていきたいと思っております。
 皆様方、この他、いかがでしょうか。市民代表の方、いかがですか。

委員

 北コースに関わっている人間ですけれど、五色園在住ですが、1点は、往復をやってもらったということで非常に喜んでいらっしゃる方と、コースが往復になったために今までのコース、具体的に言いますと今の中央線の中まで入っていたわけですが、五色園から竹ノ山を利用している人が非常に多かったのですが、今度は竹ノ山の方に行くのがストップしてしまいました。そのことが苦情として私達の耳には入ってきています。
 それからもう一つは古戦場ですが、古戦場まで行って中央線に乗り換えるのに非常に不便を感じていると。というのは、古戦場南のところをくるっと回ってまた戻ってきてしまう。いわゆる古戦場の駅へ乗り入れしないわけです。それと古戦場南のところにバス停があっても、中央線のバスの方はそこを通過してしまうということで中央線との乗り継ぎが非常に不便になるとだいぶお叱りを受けている。ところが、東コースの方はそれに比べてみると利用しているわけです。東コースのほうは、割に利用をするようになりました。
 それから一番の問題点としては、今少なくなった理由の一つとして、高齢者が買い物に行くのに竹ノ山に行く人がいけなくなったというようなことで東コースの方を利用して南の方の商店街の方を利用して帰られる方があるのではないかという、これはある意味想像もあるのですけれど。
 結局不便になった方は大きな声でおっしゃる訳ですけど、便利になった方は当たり前になってしまうという住民のエゴですけれど、そんなところも一つの原因ではないかということで、今 北コースが非常に肩身の狭い思いをしているところでございます。もう少し利用してもらいたいが、今のようなところにちょっとした原因があるのではないかと思うのですけれど。委員もいかがでございましょうか。同じ五色園にお住まいになっておられますけれど。

議長

 ありがとうございます。委員、いかがでしょうか。

委員

 わかりにくいということは、乗り継ぎは4月から始まってまだ数ヶ月ですし、わかりにくくて、まだ方法がよくわかっていないというようなことがあるのではないか、あと竹ノ山の病院へ通院されていた方が不便を感じているということですが、東コースのバスの中を見ても増えてるように思うのですけれど、岩藤にスーパーができましたので、またちょっとかわるかなぁと思っているのですけれど。

議長

 はい、ありがとうございます。この減少した理由ということでみなさん市民の方々が感じていらっしゃる、あるいは周辺の方々からいただいている意見を今述べていただきました。ありがとうございました。
 次に、それではくるりんばすをこの後どうする、といったところでその辺の話を皆様方にお伺いしたいと思っております。半分その話題に移っておりますが、現状としては必ずしも楽観できる状況にないことは皆さんご認識いただきたいのですが、それとともに、これほどきっちりデータを採っているという市町はそうありません。これは非常にすばらしいことでして、現状が捉えられているということは対策がとれるんですよね。これを見ることによって、それでは次に何がやれるんだろうかということが考えられますので、そういう意味でくるりんばすは十分可能性があると考えております。こういうデータをきっちり採っていただいている事務局に敬意を表したいと思います。それから、先ほどのデータを見ていただきますと逆周りのところが大きく減っているということだったと思います。これは逆周りを検討するときに当初お話ししておりましたが、いきなり逆回りにして需要がのってくることはない、難しいでしょう、当初は、多分逆周りをしたことによってそこを利用していた人たちが減ってしまうでしょうと。まずはそこが出てくるんではないかな、そして長い時間をかけてその逆周りにその存在とか、あるいはそれに合わせて生活スタイルができてきて徐々にそこが増えてくるでしょう、と話をしておりましたが、たぶんそういう状況だろうなと思っております。ですから、決して全面的に悲観することはなく、いかにこの逆回りのところを皆様方に市民の方にご認識いただいてご利用いただくか、そういう方策を考えていくことができたらなぁと私は考えております。この辺に関しまして、またこの後ご審議いただきたいと考えております。現状についてはこれでよろしかったでしょうか。
 では、現状はこれでご報告を終了させていただきまして、次の議題、その他ということで事務局からご説明をお願いいたします。

(3)その他

事務局

 それではご説明をいたします。当日資料No2をご覧ください。
 くるりんばすの評価と見直しについてということで、昨年度第4回の地域公共交通会議を2月10日に開催しておりますけれど、評価と見直しの基本的な考え方と現段階の対応、それから今後の予定ということで、書き記しをしております。会議において皆さんに合意を得ている事項として、双方向運行、逆周りを運行したことに対する評価につきましては運行開始後概ね半年後の利用実態を踏まえて実施するということで皆さんに合意を得ております。今回の見直しにより、まず双方向運行の評価につきましては、一定期間が経過しました後に市民生活になじむ期間、運行開始後概ね半年と想定いたしまして平成21年度10月以降につきまして利用実態、それから利用者の動向、満足度等を把握するための調査を実施しましょう、ということで合意を得ております。評価の視点としましては、バス利用者は増加したのかどうか、利用者の満足度は向上したか、定時性・安全性向上はしたか、という観点でございます。
 それから二つ目のわかりにくさの解消や安全対策などにつきましての個別課題に対しては、随時対応していこう、ということでございました。利用者が安心かつ安全にバスを利用できるようにバスの運行方法でありますとか、周知につきまして個人の方に対してはきめ細かい対応を実施していこうではないか、というところでございました。
 そこで、下に現在までの対応といたしまして、5点ほど書き記しをしております。市民会館、それから赤池駅、それから日進駅のバス停におきましては、バス停に時刻表の他にルート表の表裏を掲示するという方法で設置をしております。括弧で資料No1と書いてあります3頁目ですが、今説明しました赤池駅設置及び日進駅に設置したという写真が付けてあります。2番目といたしましては、リニモの長久手古戦場駅のパンフレットを置いてあるところでございますけれど、それから掲示板もございます。そこにくるりんばすのルート図、ダイヤ表を掲示及び設置しております。4頁目に、少しわかりにくいのですが写真の方をお付けしております。それから3番目と致しまして、市内の公共施設、市民会館、図書館及び福祉会館などにルート図及びダイヤ表を設置しております。4番目と致しまして、市役所バス停の時刻表につきましてはコースがたくさん発着するということもございますので、少し細かいダイヤ表になってしまっていましたが、それを少し大きく、二つの表示板に分けてという方法で作り直しをしております。その図が5頁目の写真となっております。時刻表を掲示する板のところに、これを2頁に渡って掲示をさせていただいたという格好でございます。それから5番目として、東名古屋病院でありますとか、愛知国際病院、おりど病院につきましてもルート図・ダイヤ表の設置をしております。それから3番目の○でございますが、評価結果を踏まえました運行形態を必要の応じて見直すと共に、他のコースへの展開の可能性を検討していこうというところでございました。変更前と比べ減少したコースにつきましては原因の分析をする、そして利用増に向けた検討を行う。それから双方向運行の形態自体についてでありますとか、バス停のあり方を再検討していこうというものでございます。双方向運行につきましては、一定の効果が確認できた場合には、他のコースにも展開して行こうではないかという可能性について検討していこうというものでございます。一番下の○ですけれど、評価・検討の見直しについては、生活交通部会においてご検討いただき進めるとともに、地域公共交通会議の方で協議をいただくという形で、今年の2月10日に会議において決めさせていただいているものであります。
 それから2頁目のところですが、こちらの会議を踏まえまして評価・見直しの手順の案として出させていただいております。会議開催につきましては右の方を見ていただきたいのですが、真ん中にまっすぐ線が下に引いてありますが、その右側ですが、右側の上から二番目、第1回の地域公共交通会議ということで現状及び評価・見直しの考え方についてご議論をいただいております。
それから少し下の方にいきまして、生活交通部会、21年の10月頃と書いてございますが、この時期に開催してはどうかということで作らさせていただいております。ここに至るまでにつきましては、左の方を見ていただきたいのですが、運行実態の調査が21年の7月下旬と書いてございます。内容と致しましては、GPSを活用した各コース各便の運行実態の調査、ということですが、実は、本日名城大学にお願いし実施していただいております。
 それから下に行きまして、市民アンケート調査を8月下旬にコース周辺住民のアンケート調査を考えております。その下にいきまして、運行実態の調査及びアンケート調査の集計及び分析をする、時期的には9月から10月に、さらに生活交通部会を21年の11月頃に開催させていただきたいと考えております。少し下に行きまして、実態調査及び利用者満足度調査を実施いたしまして、運行開始後半年を経過した21年の11月頃に予定をしております。それを経まして、その下の方ですけれど右側のところで21年の11月頃と書いてありますが、ここで会議の方を開催させていただけたらと考えております。
 それから、その後に運行の見直しでありますとか他のコースへの展開可能性の検討をしてまいりまして、その下に書いてあります、生活交通部会を12月頃、開催させていただけないものかと考えております。それを受けまして地域公共交通会議を年が明けました1月頃を予定したいと考えております。それを経まして、一番下に書いてございますが、新たな運行の開始、ということで来年度の4月を予定して進めていったらどうかということでこの案をご提案させていただいております。以上です。

事務局

 私の方からも一言、補足という形で付け加えさせていただきます。
 全体的な見直しにつきましては、今担当の方から説明させていただきましたけれど、大幅な見直しが伴わず、早急な手立てが必要、お客様が逃げてしまう、というようなことがございますので、そういうような路線につきましては、今お話しをしていたスケジュールに関わらず先行して見直しができればとも考えております。
 例えば、先ほど委員からご意見のありました北コースについては、おっしゃられるとおり長久手古戦場南というのが運行上の関係で作りましたけれど、バス停とN-バスとか中央線の乗り継ぎで移動に約3分ぐらいかかるというようなことがございまして、同じ場所でないと不便だよというご意見を様々な方から聞いております。このようなこともありますので、北コースに限ったことではありませんけれど、できれば、この予定よりも早めてできる路線については修正をしてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。以上でございます。

議長

 はい、ありがとうございます。以上でこの4月1日から再編を行ってまいりましたくるりんばすの更なる見直し、この大まかな枠組みについて、説明をいただいたところでございます。
 それから、今事務局からお話しのありましたとおり、大きな変更を伴わない範囲で早急な見直しが必要なものがあるようであれば早急に対策をとりたい、というようなことでございました。
 基本的には変更を伴う場合にはこの地域公共交通会議の議決を経るということになりますが、軽微な変更という範囲であれば、必ずしも議決を経なくてもいいのかなと思いますが、委員、その辺いかがですか。

委員

 それは勿論結構なんですが、できれば軽微な事項ということで規約に盛り込まれれば一番いいのかなと思います。

議長

 はい、ありがとうございます。他の市町ですと何が軽微な変更にあたるのかと規約にかかれている場合があります。日進はそこまで書かれていないですね。そういうこともございますので基本的には地域公共交通会議にかけたいと思っておりますし、軽微といえ関係機関との連絡調整が必要なものであれば、やはり開きたいと考えております。
 従いまして、そういう意味では大幅な変更を伴わない場合におきましても、変更するということであれば、先ほどの2頁の評価及び見直しの手順(案)にありました会議の開催が前倒しで開催される場合もあるということだと思いますが、そういうことでよろしかったでしょうか。
 例えば、11月1日から何らかの変更を行おうかと思った場合では、おそらくそれより一ヶ月一週間前までには議決を得る必要がありますので、それ以前に開催する必要があります。
さぁ、ここからが正に我々地域公共交通会議の主な仕事になりますが、要は、ちょっと減ってしまった、そういう利用者の方をいかに取り戻すか、或いはさらに利便性を高めるか、そういったことに関しましてご意見をいただきたいと思います。或いはこの手順についてご意見がございましたらいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

委員

 くるりんばすは大変便利なったということで、始発を早め最終便を遅らせたということで、そして3つのコースが逆回りをして、非常にきめこまやかな路線を設定されましたが、しかしながら、評判は今ひとつ良くない、それはなぜかと申しますと、各停留所に掲げられている時刻表に統一性がないわけです。つまり、ばらばらなのです。従って大変覚えにくい。特に、くるりんばすを最も利用する高齢者は泣いているわけです。大変覚えにくいと。時間がばらばらであると。それでは一体どうすればいいかという事でこのダイヤ表を改めて眺めてみますと、早いものは大体一時間でコースを一周しております。遅いもので1時間10分。ここをよく見ますと、市役所を出発する時刻がばらばらであるということに気が付くわけです。つまり、6時50分、8時10分、9時35分、10時48分とか14時22分とか端数ではなく、きちっとした50分なら50分、6時50分に出たくるりんばすが8時には帰ってくる。従って、10分後の8時10分にスタートするというのがよろしいですね。その次は、1時間10分ということになりますと、9時20分、それに10分を加えまして9時30分に第3便がスタートする、という風な考え方でずっといきますと、ある特定のバス停留所から乗る場合に非常に統一性が出てくるわけです。つまり、04分であり、14分であり、34分であるとか、とにかく、非常に覚え易いわけです。そういうことで、市役所を出発するくるりんばすがきちっとした割り切れる時間帯といいますか、6時50分、或いはこれが7時であってもいいのですけれど、8時10分、或いは9時30分、10時40分とか50分、48とかですね。22とかこういう端数はどうして出てくるのか疑問に思っているのですが、その辺の説明をお願いいたします。

議長

 はい、ありがとうございます。事務局、いかがですか。

事務局

 もともとダイヤを組むときに、まず最初は日進市役所から同時発というのが昨年度議論の中にございまして、同時発とさせていただきました。それに加え、運行時間は、例えば最初は00分ということから始まり、委員がおっしゃったように、朝は少し長くして、途中が同じ時間帯になって、夕方がまた若干長くなるという交通渋滞というか社会情勢に合わせた運行時間になっているといったのが実態でございます。その中で休憩時間をとる、それは労務上の関係ですけれど、それをとるということから今の運行時間がとられておりますが、実際に、例えば10分について、今のところは6便・7便のところだと思うのですけれど22分にスタートするというところで、例えばこれを25分のスタートにしたり、例えば10分余分に取ってしまうと運行全体が伸びてしまう、というのがあるのが一点と、それから、それに伴って費用もかかってくるということの中で今のこの運行体系ができていることは事実でございますが、市役所からみたダイヤで作られていることも事実だと思っております。説明にならないかもしれませんけれど、形的にはそういった設定をさせていただいているところでございます。

議長

 よろしかったでしょうか。

委員

 これは、もう少し考えていただくとわかるのですが、1時間10分かかるんだという前提でダイヤを組むということも一つの方法でないかと思います。というのは、最大1時間10分かかっているわけですから、渋滞していようが色々条件がありましても1時間10分でみておけば、運転手に対する休息とか定期券販売の時間も充分に取れると思うのですけれども、市役所を起点に出発する時間が6時50分、8時10分、9時30分ならこれでいいと思います。35でなくて。48を50にするといったように。こういうふうにしていけば、途中のバス停で数字がきちっと並んでくるから、高齢者は覚え易いわけです。これも、私はくるりんばすを利用しやすくするための一つの要素になると思いますが。

議長

 はい、ありがとうございます。おっしゃるとおりだと思います。私も、わかりにくさという点が非常に気になっておりまして、願わくばパターンダイヤ、毎時同じ時間に出るのが一番覚え易いと、そうでなくてもせいぜい10分単位で変わっていくのがいいと、こう思っていたのですが、ただ、こういう経緯があったのを思い出してほしいのですが、これまでのくるりんばす、4月1日までのくるりんばすは基本的にそういうダイヤで組んでありました。覚え易かったんですね。ところが日進市は渋滞が激しく、現状はそのダイヤどおりに来ない、それがもとで、運転手さんが無理をしてちょっと危険があったとか、或いは運転手さんの対応が悪いといった等々の意見がございました。そんな中で日進市のくるりんばすが目指す方向は、やっぱり安全だろうと、安全第一でないだろうかということで、渋滞を見込んで実際のダイヤに合わせたというのが今回の経緯だったと思います。従いまして、朝の時間帯と昼間の時間帯ではバス停間の所要時間は異なっているために、このように微妙な時間差が出来上がっているということだったと思います。ただ、一方でわかり易さを犠牲にしているのも事実ですので、この辺も走行実態等々を明らかにしつつ、一方で遅れた場合の情報提供の手立て、こういったものがセットになるのであれば、もう少しわかり易いダイヤに変えていけるということも検討できるのではないかなぁと思っております。ただ、これは10月1日とか11月1日実施というのは非常に難しいと思いますので、来年度に向けて何らかの検討をすべきと私は思っていますので、とにかく実態を踏まえつつ、また皆様方のご意見を聞きながら、さらに検討していきたいと思っております。事務局、これでよろしいでしょうか。

事務局

 ありがとうございます。

委員

 これにつきましては、私も自分の過去におきまして30年苦しんだところです。1分違っても1台出さなければならばいのですから。各自治会とかいろんなところへ行って議論をすると、ここへ停めてくれ、ここへ停めてくれというふうに1分ずつ遅れるんです。簡単なことじゃないか、1分ぐらいいいのではないかとおっしゃるのですが、終点で1分違うと極端な話1台出すことになるんですね。そうすると、ダイヤが一本飛んでしまうわけです。30分ほどを変えると10何台車が必要となってくるわけです。
 これに伴う運転手の労働条件等が専門的には絡んでくるかと思いますが、市民の方が率直に言われることは真摯にに受け止めて、それをわかりやすく次の生活部会で専門家からご説明願うといいと思います。ここで白黒と言われてもダイヤ編成は非常に難しいもので、私も30年色々やりまして1分のことで相当苦しんだ経験がございます。ですから、委員ご指摘の件は生活部会もございますので、そこで議論すればいちばん簡単です。委員がいわれたように、わかりやすいダイヤに近づけるように、委員としても事務局としても努力するのが本来であろうと最初に副市長もおっしゃったし会長もおっしゃったんですが、こちらありきでなく市民主体ですから、おっしゃるとおりわかり易い、乗りやすいというものを目指さなければいけないだろうと思っております。そのために我々も委員も非常に苦労して議論を重ねてきた次第でありますので、委員も今度、生活部会の委員として事務局からは市民にわかり易い簡単なダイヤの仕組みを目指していきたいと思います。
 双方向運行は、大体トータルでは下がるだろうとは予測しておりましたけれど、わが担当の南コースは一番利用しているだろうと思っておりましたが、少しの情報(周知)ではだめだなぁと感じます。今日の出かけに、「南は皆逆回りしてくれよ」「ちょっと研究してみます」というやりとりがありました。
 再編成の時期は、3ヵ月ではなく少なくとも半年というのが一番いいのですけれど、色々なことで早急なこともございましたので今回の場を設けられたと思うのですが、やはり委員さんのおっしゃるとおり究極には市民側の問題ですから、乗りやすいということ、わかり易いということ、安全で快適なくるりばんすということです。最初に平均的には多いとおっしゃっていましたし、今まで右肩上がりで来ました。ここまで来るのに本当に四苦八苦してもってきたという経過もございますので、今後も一つそういう点で目指してやりましょう。

議長

 はい、ありがとうございました。そういうことで、次回是非そういうご意見を言っていただいと思います。

委員

 一度自分でダイヤを組んでみます。

議長

 ありがとうございます。では、次どうぞ。

委員

 やはり乗る人を中心にした考え方というのは今も言われたとおりですが、それを根本にして考えていかなくてならないと思うのですが、場合によってはこの計画どおりにはいかない場合もあるというふうに考えていただきたいと思います。今も意見が出ましたけれど、私の所属する団体ではやはり喜んでいる意見と不満だという意見と両方寄せられていますので、市や名城大学が行うアンケート調査のほかに私のところでは、少し時間をとって座談会とかをやって、どのように不便なのかというのを丁寧に話し合いをしようと思っています。例えばお医者さんに行くときにくるりんばすに乗ってお医者さん行くけども、帰りの時間には10分20分待ってくるような、くるりんばすがなくてほとんど1時間ぐらい待たないと次のくるりんばすが来なくなってしまったと、これは逆回りを喜ぶ人でなくて、反対の逆周りでひどい目にあったという人の不満の声ですが、そういう意見があると同時に、例えば、南コースで赤池駅へ出るのに非常に便利になったと喜んでいる意見もある訳で、コースによって一様ではないので、そのコースでどの辺がよくなってどの辺が悪くなったのか、どうすればいいのかというのをよく話し合わないといい考えに落ち着かないじゃないかなというように思っています。
 くるりんばすに乗ってお医者さんへ行って、帰りにくるりんばすがないということになると、それじゃ行くのもくるりんばすではなくてマイカーで行こうか、とか誰かに乗せてもらいいこうかということで、往復ともくるりんばすを使わなくなってしまうということが現にあるものですから。その点を含めてどうしたら安定的にくるりんばすを利用してもらえるかということを少し時間をとって考えてみる必要があるのでは。そういうことをきちっとやっていただくとこの計画どおりひょっとしていかないことになるかもしれんなぁというように思いますので、その点をすこし考えていただきたいと考えております。

議長

 ありがとうございます。委員が言われるのは、そういう地域の声というか、委員が所属されている団体の方々のご意見を集約、すなわち時間をかけて聞くので、このスケジュールでの検討は間に合わないということですか。

委員

 各地域からの意見の聞き取り・周知という項目がありますが、前にもこういう計画がありましたけれど、実際には聞き取りはほとんどできなくてアンケート調査でさっとやると、アンケート調査だけではわかりにくい結果・中身があると思います。アンケートに書ききれなかったということもあるものですから話し合いの中で利用者自体が理解をもう少し深めることもできると思いますので、話し合いというのが非常に大事だなぁと思います。今までこうしたアンケートを実施してはやってきた中で、汲み取りきれなかった問題、そういうことがこの前の時もあり、やはり時間不足だなぁというように思ったことがありましたので、少し余裕をもった計画ということが必要ではないかと思います。

議長

 そうですね。委員のおっしゃるのは私もわかりますし、昨年度の経緯を皆さん思い出していただければかなり駆け足だったという感は否めないと思っておりますが、一方でやはり来年度4月1日で再編の見直しを行おうと思うとこれぐらいのスケジュールで進めざるを負えないなぁと思っています。その辺、また皆様にご議論いただかないといけませんし事務局の考えも聞かないといけないのですが、我々としては、目指すべきはやはり利用者の方のことを考えるとできるだけ早く、ご利用の方々にとって便利なくるりんばすを実現するということは間違いのない方向だと思います。
 従いまして、目標としましては4月1日を目標としつつ、そういう聞き取り調査を早めることができるのであれば早めるという方向でまずはこれでいきたいと思います。
 現実にはそこのところが難しい、充分に聞き取れなかったということになった時は、この会議での皆様方のご意見を聞くとともに事務局の考えも聞きながら、どうすべきかということを決めていきたいと思っております。ひとつその辺事務局の考えを聞かせていただきたいのですが、この2ページの地域からの意見聞き取りというのがありますが、ここの中身をもう少し詳しくご説明いただけますか。

事務局

 それでは、このあたりにつきまして書き出しをしているのですけれど、現在におきましても機会を捉えまして、私どもですと高齢者の方の交通安全教室という事業において、地域に出向いておるわけですが、その機会を捉えまして今回のくるりんばすのPRを行っております。そこで皆さんのご意見をいただけたらと思っておりまして、そこで聞き取りをする形の時間を設けましてPRの方もしているところでございます。このような色々な機会を捉えまして、皆さんの地域の方にお伺いしてご意見をいただいて、利用の促進、周知を図るとともに皆様の声をお聞きしてまいりたいと考えております。ちなみに、皆様のお手元に封筒で時刻表とルート表をお配りしております。ぜひ、皆様も各機会を捉えていただき、PRをしていただけたらと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

事務局

 もう一点、補足ですが、市長や部長が出席する地域座談会というものがございますので、その場をお借りしご意見をいただいていますし、今後も進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

議長

 はい、ありがとうございます。地域からの意見聞き取りというのは、機会があるごとに実施、という方向でやっていただきたいと思います。スケジュールに関しては、ざっくりとしたものでしたので、場合によってはこの運行開始が遅れるということもあるということですか。

事務局

 先ほど議長からもお話しがありましたように、目標としては財源のこともありますので4月1日からとさせていただいております。ただ、早くできるようなものにつきましては、できるだけ速やかに対応させていただきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

議長

 目標を4月1日ということでそれに向けてやれることはやっていくということになると思います。その中で今委員がおっしゃった委員が所属されている団体からは意見を聞いて集めていただけるということだったんですが、この会議のメンバーには各種団体に所属されている方が結構おみえだと思うのですが、そういうことは可能ですか。それぞれの団体の方々で、くるりんばすに何が問題だ、どこがいいということを聞いていただくことができれば非常に力になると思うのですが、そういうのって可能ですかね。いかがでしょうか。今明言できなくても可能性だけでもお聞かせくださればと思うのですが。こうやればできるかもしれない、あるいは市からこのようにお手伝いいただければできるかもしれない、それぞれの団体に所属の方からお考えを聞かせていただければと思います。
 では、委員。

委員

 本日、初めての出席で色んな話を聞いていたのですが、くるりんばすについては皆さん大変努力しておられるようで感銘しました。私ども商工会のほうは、はっきり言いますとくるりんばすは今のところあまり利用される方が少ないというのが現状でございまして、そういった現状についての話し合いというのがなかなか難しいのではないかと思っております。以上でございます。

議長

 はい、ありがとうございます。委員。

委員

 意外と障害者の方でつかってみえる方はみえるので、聞いてみたいと思います。

議長

 ありがとうございます。委員。

委員

 子ども達は図書館に行くのにくるりんばすを使っているという子が多いと思います。親御さんに関しては、マイカーという形になるかと思います。意見を聞くというのもなかなか難しいかもしれませんけれど、こちらのほうで、独自にアンケートを作ってやるということは可能です。

議長

 はい、ありがとうございます。委員。

委員

 老人会を通しては多分できると思いますけれど。ただ、どういう形でやるのか。一斉にお願いしますということはできるのですが、アンケートでやるのかあるいは各種団体で会合を開いてやるのかということなんですが、老人会のほうは現在49の老人クラブがあるのですが、お願いしますということは言えるのですが、各団体で集約しろとなるとちょっとということになるかもしれませんけれど。やれるところとやれないところがあり、繁げく利用している団体とかあるわけですので。ちなみに私のところでしたらやれます。私のところはやれますけれど、北コースの一部ですけれど。それから、もし、老人会全体にアンケート用紙をもしもらえたら、それでアンケートをとることは可能ではないかと思っていますけれども。この件を持ち帰ったら反対を受けるかもしれませんけれども何かと努力はしてみたいと思っております。

議長

 はい、ありがとうございます。委員、少々お立場が違うかも知れませんが、いかがですか。

委員

 私の所属するのは区長会ですけれど、区長会でいきなり意見を求めましても…。予め聞いておかないとその場ですぐ答えられるという事はあまりないのではないかと思います。ですから、事前こういう事を聞くよと言っておいてからその会議で意見の集約をしていかないと。いきなり何かないかといってもなかなか出てこない。やってみなけばわかりませんが、これが実態ではないかと思っております。

議長

 はい、ありがとうございます。それぞれの団体の関係でご協力いただけそうなところ、少々難しそうなところとありましたが、市としては、是非こういった方々のご協力を得ながら意見を集約するようなことも考えていただければと思いますが、いかがでしょうか。

事務局

 貴重な意見ありがとうございました。まず今おっしゃった中でできる範囲内でということもありますので、一度どんなようなものがお聞きできるかということから進めさせていただきたいので、議長ともまた相談させていただきたいと思います。今どこまでできるかということははっきりご返事できませんけれど、やれる範囲内のことはやっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

議長

 はい、ありがとうございます。せっかくこうして委員としてご参加いただいていますので是非ご協力いただきたいと思います。この後事務局とも相談しながら、あるいは各委員の方と相談させていただきながら進めていきたいと思います。アンケートになるのか、それとも場を設けるのか分かりませんがやれる形でいいと思いますので、全部すべからくというわけではなく、できる範囲でやっていきたいと思います。よろしくお願いします。
 それから、商工会は現状では厳しいとのことですが、将来的な話でいいと思いますが、バスを使ってお年寄りが街に買い物に来たらこんなメリットがあるというか、あるいは、何か情報が与えられるとかそういうことがゆくゆくできればいいなぁと思っています。日進市では残念ながらそういう動きはないのですが、他の市町なんかですとそういったバスと商店街との連携も進んでおりますので、またそういったことも機会があればぜひご検討いただければと思います。これが正に僕はまちづくりだと思っています。ゆくゆくは、ぜひお考えいただければと思います。
他、いかがでしょうか、特にこの見直しのすすめ方について、ひとまずは半年後の利用実態を踏まえて実施するんだよ、と。それから、わかりにくいところ、ソフト対策についてはできることはとにかく早くやっていきましょうと。それから、双方向に関しては現状を見ながら他コースへの展開を考えていきたいと。また、実際の具体的な中身については生活交通部会で検討していくという方向はことでしたが、この辺つきまして何かご意見がございましたらいただきたいと思いますがいかがでしょうか。

委員

 少々第三者的な発言になりますが、お許しを頂きたいと思います。この21年度の見直しの基本的な考え方ということですが、評価の視点のなかで、先ほどからデータ報告がありましたが、バス利用者数は増加したかという視点です。日進の場合は非常に充実しており、コミュニティバス+地域交通的な性格も持ってきておりますので、こういった視点も大事だと思いますが、半年間という考え方が示されていますが、あまりその増減に一喜一憂するというのもいかがなものかなと。利用者層というのはどうですかね。減っているのは昼間時間帯でありますので、これが普通の民営バスですと、朝夕の通勤時間帯、一番のドル箱の通勤通学の方が減ると大問題だと、こうなる訳ですが、そのあたり少々性格が違うと思いますので、あまり増減、増えた減ったと固執しないのがいいのかな、というように思います。
 それから利用者の満足度は向上したかは今も盛んに議論されていますけれども、やや私謁的な話ではありますけれど、個人の満足ごとですね。その路線、あるいはその路線を形成する他の路線とのネットとの関係もありますからその辺限界があるわけですから。どちらをとっていくかということも非常に重要なのかなと。どうしてもアンケートで色んな手法をとりましても満足度というのは、やっぱり私もそうですけど自分の都合に合わせて生活スタイルに合わせて自分が不便かどうかということになりますから、全体をみてご意見をいただけるかどうかという気がしております。それから、分かりにくさという点です。年々充実してきて7路線まで双方向或いは上下方向色々な路線が出てくる中で、日々使ってくださる方は分かると思いますが、だんだん分かりにくくなってきていると。これは色んな民営バスでもそうですが、鉄道は別にしまして、やはり行く先とかダイヤとかわかりにくさとか常に付きまといます。これだけ充実してきますとやはりわかりにくさが利用者には出てくると思うのですが、色々な手立てを講じてみえますが、一つ気になるのがバス停ですね。バス停の時刻表の文字の大きさですね。どのようにお決めになっているかわかりませんが、文字の大きさもバス停、掲示板に余裕のあるようなものには少し大きめなものにするとかきめ細かい措置を、特に高齢者の利用が多いというのはどうかなという気がしております。もう1点でございますけども、安全対策。交通機関ですから事故が起きたら大変ですので、事故というのは運行する側の安全対策ということですが、市の監督とか法律等の遵守ということがあるわけですが、日進のバスで今まで事故を起こしたということは新聞報道を見ましても記憶にありませんので安全面に徹底してみえると思うのですが、そのなかで安全対策など個別課題と書いてありますと、何か安全対策に少し問題があったのかな、問題を抱えておみえなのかなという捉え方もできますので、もちろん安全対策というのは永遠の課題ですから毎日が安全対策が必要なわけですから別に問題はないかと思うのですが。安全対策については万全を期しているのではないかなと思っておりますけれど。少々矛盾した言い方をして大変失礼なんですが、その辺のところが感じたところです。

議長

 はい、ありがとうございます。1点目が増減に一喜一憂しなくてもいいのではないかと。特にその中身を良く見なさいというご意見だったと思いますけれど、正にそのとおりだと思います。多分、この後くるりんばすの目的に照らし合わせて実際に高齢者の方々、そういった方々の利用がどうだったのかを徐々に明らかにしていきながら、その効果について見ていきたい、見ていくべきだと私は思います。2点目は満足度の状況ということで満足度ということばかりに気をとられてもいけないよということだった思いますが、私もそのとおりだと思います。基本的には満足、高い満足度ばかりを目指すばかりでなく低い満足度の改善を目指すべきではないかと思います。やはり、利用者の方々というのは便利になって当たり前、不便ですごく不満ということだと思いますので、先ほど委員からもありましたが、全体としてどういう状況かということを捉えるという意味で不満の状況をよく知っておくということが必要ではないかと思いますので、是非そういう意味で進めてまいりたいと思います。3点目、4点目はご質問だったと思います。3点目のバス停の文字の大きさ、ほんとはもう少し大きくした方がいいんじゃないだろうかというご提案だった思いますが、その辺きめ細かい手当が必要ではないかとのことでした。それから安全対策を聞かれたということ。この2点について、事務局からご説明いただけますか。

事務局

 まずは貴重なご意見ありがとうございます。時刻表の文字のことでございますけれど、通常一路線で1コースというようなところは同じサイズのものでございます。今の枠の中である程度の余裕はあるのですが、先ほど私どもの担当からもご説明いたしましたとおり市役所バス停ですとすべての路線が入っておりまして、正直見難いということでございましたので、そこについては拡大をして掲示をさせていただいています。今後は、この問題について、十分注意しながらきめ細かな部分でのサービスということを検討してまいりたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
 安全運行につきましては、実は昨年バスのバースト事故というのがありまして、それについて色々ご意見をいただいたことがございます。それから議長の方からもお話しがあったように、時間に追われるばかり安全運行を怠るような運転手が一部にいるということでございますので、その辺のことも合わせながら時刻の調整をさせていただいたというのが今回の実態でございます。その辺についても、日々運行事業者と共に私どもも注意してまいらなければならない問題だと認識しております。以上でございます。

議長

 よろしかったでしょうか。決して、日進市で何か安全上の問題が発生したというわけではないのですが、これをいつも心に留めておくということで書いてあると思います。私個人的には、最近バスとか電車とか公共交通関係の安全が崩れつつあるというか、とにかく話題になることが多いような気がしているのですが。そういう意味で気を引き締めるという意味で安全運行が第一なんだということを戒めるという意味で書いてあると思いたいと思います。他に何かございますか、安全ということではなくてよろしいですか。はい、その他ございませんでしょうか。はい、お願いいたします。

委員

 私の方からは手順の方の内容についていくつかお尋ねしたいと思います。8月下旬に市民アンケートを行われるということですが、そのアンケートの内容とか対象戸数とかそういうものの検討はどこでなされるのかというのが1点。それから7月下旬の運行実態調査これはGPSを活用した調査と書いてありますが、その実態調査の集計もアンケート集計も合わせて9・10月に行われるという状況で、次に11月に実態調査と利用者満足度調査、利用者満足度調査は半年後ということで分かるのですが、この実態調査と7月下旬に行う運行実態調査との関連はどのようになるのかということ。それからもう1点ですが、見直しの1頁目に評価の視点というのが書かれています。その中での11月の調査を受けての評価基準というのが示されていますが、これは具体的にどういう評価をするのか。それで、その評価を踏まえて地域公共交通会議にかけるというように書かれておりますけれど、地域公共交通会議では運行の見直し等々の議論がなされる方向になるのではと思いますけれど、その前段の評価基準は誰が行うのか、その辺についてお答えいただければと思います。

議長

 はい、まず、アンケート、それから実態調査の違い、評価基準、誰が行うのか、でした。事務局からご回答お願いいたします。

事務局

 最初に評価見直しの手順の中の、運行実態調査と市民アンケートという部分からお答えしたいと思います。GPSを使ったものにつきましては、本日行った調査につきましては7コースについて、全便に対してどういう運行をしているのかというのを確認をするために行っております。これは、ダイヤは正確にできているものだと思いますけれど、その中で例えば余裕の時間はあるのだろうかとか、どこでどのようなことが発生しているのだろうかということを確認をしたいために実施するものです。コース周辺のアンケートにつきましては、コースの周辺の方に対して基本的にどこまでというような内容までは踏み込んでいませんが、落ち込んでいるコース、例えば、今おっしゃったような北コースであるとか双方向の中で落ち込んでいるようなコースを対象にして配り方は路線周辺の方にランダムに配り郵送回収。というような形を考えております。内容についてはまだ詰めておりません。その次の段のアンケート調査の集計・分析ということでございますので、その二つの調査を集計・分析と思っていただければと思います。それから、実態調査、利用満足度調査につきましては、基本的に毎年行っている調査でございまして、これについてはいままでも実施しているということで、アンケートの結果がどう変わっていくのかということを見るものでございます。
 評価基準というのは、誰がどういうふうにしていったらいいのかということまではっきり明確に検討されているものではございません。以上でございます。

議長

 よろしかったでしょうか。

委員

 そうすると、このアンケートの内容とか評価を詰めるのは、どなたがなさるのかということなんですけれど。

議長

 いかがですか。

事務局

 原則としては、事務局の方でさせていただいており、例年、議長ともいろいろお話しをさせていただきながら作っております。議長の方に参考意見をいただきながら作成してまいりたいと考えております。以上でございます。

議長

 事務局で考えていただく、それで私もお手伝いさせていただくということです。少々補足させてもらいますと、最初の運行実態調査、これはGPSを活用した走行軌跡をとっております。バスが何時何分にどこにいるのかというデータをとっておりまして、要は時刻表どおりに運行されているのか、どこで余裕があるのか、或いはどこで遅れているのかということを捉えようというものであります。それから、8月下旬に考えています市民アンケート調査は、これは何で乗らなくなったのかということを捉えたいと思っております。もう一つは、この再編をどれくらい認識いただいているかという、どちらかというとそちらが先で、ほんとに再編したのをみんな知っていますかということをまず聞きたいと思っています。そして、知っている上で乗らなくなってしまったのであれば何でと。乗った人であれば、どこがよかったのかと。ここを捉えようと思っております。そして、私の予想では、あまり知らないのではないだろうかと思っておりまして、そうであれば、ちょっとPRを打っていかなければならないかなと。もう一つは、時刻表が分かりにくいとか、バス停の位置がわかりにくいとかという声も出てくるかと思います。バス停の位置となると厳しいのですが、いずれにしましてもその分かりにくさというものが出てくれば、それに対する対応を早急に何らの形で考える必要がでてくるかなぁと。そういったところをまずは捉えたいと思っております。そして今後は11月の方ですが、これは毎年ずっと経年的にやっている調査ですので、実際にどのバス停からどのバス停へ利用されているか、それが高齢者の方なのか、あるいは普通の方なのか、あるいは高校生なのか、こういった利用属性別の実際の利用状況をこれで捉えます。これによって、昨年と比較することによって、あるトリップを逃しているのであれば、そこをどのようにカバーするのかというようなことも考えることもできると思います。もう一つ、満足度調査、これは利用者を対象としまして満足度調査ですので、これも昨年度と比較することでどのような差ができたのか分かるのではないかなと思いますので、これを基にさらに4月に向けて再編を検討できると思います。評価基準についてはおっしゃるとおり非常に重要でどうやって評価するというのは考えておかなければならないことですが、事務局がお話しがあったとおりこれから正に検討していかなくてはならないと思っていますので、この会議の場でも是非皆さんにもご検討いただければと思います。よろしかったでしょうか。他ございましたら、なんなりとご意見をお聞かせください。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、一応評価の見直しについてという形で今年度の見直しを進めさせていただくということでご了承を得たということにさせていただきたいと思います。それから手順に関しましては大まかにはこういう形ですが、場合によっては後ろにずれることもあるかもしれないと。また、できるものから早く前倒しでやっていくと。それから必要に応じて途中で地域公共交通会議が開催されるということです。時期は入っておりますが、それは大まかなところということでご認識いただきたいと思います。
 以上で予定の議題はすべて終了いたしました。ここで進行を事務局へお返ししたいと思います。

事務局

 4のその他について、私の方からは先ほど担当が申し上げましたように、封筒の中に路線図等が入れてございますので、ぜひ、お近くの方なりに周知をしていただきたいと思います。

 これをもちまして、第1回地域公共交通会議を終了させていただきます。

会議終了

この記事に関するお問い合わせ先

防災交通課移動政策室
電話番号:0561-73-3249 ファクス番号:0561-74-0258

ご意見・お問い合わせ専用フォーム