第4回地域公共交通会議

ID番号 N3969

更新日:2019年03月01日

平成20年度第4回日進市地域公共交通会議議事録

1.開催及び閉会に関する事項

平成21年2月10日(火曜日) 10時00分から12時10分まで

2.開催場所

日進市立図書館2階大会議室

3.出席委員及び欠席委員の氏名

(1)出席委員

浅妻 正美 委員(市民モニター)

石川 和美 委員(市民モニター)

小嶋 求 委員(区長会)

安藤 義昭 委員(老人クラブ連合会)

余語 節子 委員(地域女性団体連絡協議会)

水野 利子 委員(障害者団体連絡会)

竹下 啓 委員(NPO法人 にっしん市民環境ネット)

松本 幸正 委員(名城大学教授)

都築 基雄 委員(前市内巡回バス検討委員)

長崎 三千男 委員(社団法人愛知県バス協会専務理事)

長瀬 敏裕 委員(名鉄バス株式会社運輸部運輸第2課長)

多田 直紀 委員(国土交通省中部運輸局愛知運輸支局首席運輸企画専門官輸送担当)

平岩 父男 委員(愛知県愛知警察署交通課長)代理出席者:竹内美智夫

宮崎 秀嗣 委員(愛知県地域振興部交通対策課長)

加藤 利秋 委員(日進市総務部長)

堀ノ内 秀紀 委員(日進市建設経済部長)代理出席者:鈴木正敏

(2)欠席委員

武田 治敏 委員(子ども会連絡協議会)

田口 和美 委員(商工会)

仲 龍典 委員(前市内巡回バス検討委員)

永山 明光 委員(名古屋タクシー協会)

小林 宏 委員(愛知県交通運輸産業労働組合協議会議長)

伊神 健 委員(愛知県尾張建設事務所維持管理課長)

4.説明等のため出席した者

福岡防災安全課長、黒原主幹、渡辺課長補佐、寺田主査

5.挨拶

事務局

定刻になりましたので、始めさせていただきます。本日の出席者は、委員22人中、16名でございます。設置要綱第6条に規定する会議の開催に必要な2分の1以上の出席をいただいていることを御報告申し上げます。
 会議の公開については、審議会等の会議の公開に関する要綱第3条の規定により原則公開とされておりますが、同第4条に、会議の内容によっては非公開とすることもでき、会議の公開、非公開の決定は、地域公共交通会議の会長が各委員にお諮りし行うこととしております。

会長

本日は、非公開とすべき内容は含まれていないと思いますので、これまでどおり公開とさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」の発言あり〕

会長

それでは、公開とさせていただきます。

事務局

ありがとうございます。公開とさせていただきます。
 傍聴人の皆様におきましては、会議が公正かつ円滑に行われるよう、会議の秩序、維持に努めていただくようお願いを申し上げます。
 本会議の開催にあたり、会長からごあいさつを賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。

会長

前回、皆様方に合意いただいた4月1日からの運行に関して、一つは、わかりにくさをどうやって解消するかといった課題と、4月1日から運行するものの、その後どうするのかという御意見がございました。
 もう一つは、名鉄バスあるいは愛知学院大学の方から御提案いただいた愛知学院大学までの路線を、協議路線とするかどうか。さらに協議路線とする場合には、この会議で審議することになります。
この二つについて、御意見をいただければと思います。

事務局

議事に入りたいと存じます。議事進行する議長は、設置要綱の第6条で会長が行うこととしております。よろしくお願いいたします。

会長

御指名をいただきましたので、議長を務めさせていただきます。
 まず、議事録の署名を順番でお願いいたしておりましたので、今回は、竹下委員と都築委員にお願いしたいと思います。

6.議事の要旨

(1)平成21年度赤池駅から愛知学院大学までの運行計画について

議長

議題(1)赤池駅から愛知学院大学までの運行計画について、皆さんに御協議いただきたいと思います。事務局から御説明をお願いします。

事務局

地域公共交通会議で、平成21年度の赤池駅から愛知学院大学までの運行計画を御協議いただくかどうかについて御説明します。
一つ目は、ルートは通常ですと、運行計画作成後に運輸局へ運行計画を申請して運行開始となる運びですが、この計画については、日進市内に通学する学生を輸送することを地域の課題としてとらえ、その情報を共有するとともに、利用者の利便性の向上が図れることになるという観点から、本会議で御協議をいただくものです。
 二つ目は、運賃は200円の御提案が前回ございましたが、認可基準を上回る変更となるため、本会議での合意が必要となるために御協議をいただくものです。

議長

赤池から愛知学院までの線を地域公共交通会議の協議路線とするかどうかについて、事務局、名鉄バス、運輸局あるいは愛知学院大学等々、関係者の間で御協議いただき、結果として、日進市内に通学する学生を輸送するのは、地域の一つの課題であろうというのがあります。それから、その輸送に関しては、地域公共交通会議で情報を共有しておきたいという点があったかと思います。
 学生が授業の開始時間に集中し、それがくるりんばすに一斉に乗ってくると、積み残しという問題が出てきます。それに対して愛知学院大学がバスを運行してもらえれば、利用者を分散できるという意味があり、くるりんばすの補完という意味合いもあるということになると思います。
 もう一点、料金の問題があり、地域公共交通会議にかけない限り200円という料金が実現できないということです。そういうことで協議路線としたいという御提案です。

委員

地域公共交通会議というのは、道路運送法上のメリットを得るためだけの会議ではありません。地域の交通をどうしていくのか。そこにはコミバスもあるでしょうし、学生輸送への対応といった問題も出てまいります。また、それ以外にも一般利用者への対応、こういう問題をこの場で議論をすることが非常に重要です。
 学校関係者や利用者、運行事業者、市の考え方があると思いますので、いかに調整を図り、地域にとってよりよいものとするにはどうしたらいいのかを、皆様方と一緒に考えていければというのが地域公共交通会議そもそもの趣旨です。

議長

今の段階では、この路線は協議路線にすべきと思いますが、差しあたって皆様方に、この赤池~愛知学院線に関して協議路線とするかどうかの点に関して御意見をお聞きしたいと思います。

委員

名商大の場合は、リニモ駅と独自にスクールバスを運用しているということで、当初、赤池・長久手の線が廃止になるときに協議し、くるりんばすとスクールバスを協働してやっていこうという提案もあったのですが、この赤池から愛知学院までの線についてはスクールバス的な意味合いが強いと思います。どうして名商大と同じような位置づけではなく、こういうところに諮られることになったのですか。

議長

今回の愛知学院に関しては、廃止代替路線と同じルートであることや、くるりんばすの補完的な役割も担っていただけるということで、地域公共交通会議にかけ、日進市と協力しながら運行したい、あるいは日進市が運行したいということと思っております。
 これが機になり、名商大線あるいは他の大学のスクールバスも、日進市の公共交通としての位置づけの中で運行できれば、それはそれで望ましいものになると思います。

委員

前回の地域公共交通会議の資料と異なる点は、名鉄バスの停留所名称を「農協前」と変更し、途中1カ所停車させていただくことで、市の事務局及び愛知学院大学と協議、変更させていただいております。
 車両につきましては、くるりんばすは市の車両を使っておりますが、こちらは名鉄バス路線という位置づけになりますので、名鉄バスの大型車仕様を想定しています。
 運行時刻は朝、赤池駅を8時30分発、愛知学院大学前行きを1片、帰りに愛知学院大学17時15分発、赤池駅行きを1片の運行を予定しています。これ以外の時間帯については、くるりんばすの中央線が運行していますので、そちらを御利用いただければ、赤池駅へ戻れる仕組みになっています。あくまで学生利用が集中する時間帯及び、その学生の登校日に限って運行する路線として御了解いただきたいと思います。
運賃は、普通旅客運賃をくるりんばすの中央線と同一の200円にさせていただきたい。小児運賃は大人運賃の50%、バスカード、名鉄のトランパスカード等も使えるといったところは、名鉄の一般路線バスの扱いであることから同じように導入を考えていますが、定期旅客運賃は、「大人・小児とも設定しない」という扱いにさせていただきたいと思います。これにつきましては、年間で運行される日が限られていることと、あくまで大学から依頼を受け、大学から運行負担金をいただいて運行する一種の契約輸送ですので、通常のバスカード、トランパスカードを御利用いただくことにより、くるりんばすとこちらの大学の補助の路線を使い分けていただく方が、学生には使い勝手がよろしいのではないかということから、定期旅客運賃は今回設定しないものとしております。
 旅客運賃の割引は、身体障害者、児童福祉法の適用を受ける方の割引等につきましては、一般の路線バスと同様でございます。
 運行負担金は、愛知学院大学と名鉄バスとの間であらかじめ運行負担金を定め、その額は、バスの運行経費から旅客の実際の運賃収入を差し引いた形で負担金をいただくという形で行うものです。
 運行計画の変更及び運行の休止については、愛知学院大学と名鉄バスとの協議の上、運行日、運行本数を変更することができるものとさせていただきたいと考えています。
なお、運行本数を変更する場合は、あらかじめ地域公共交通会議に輸送状況及び変更内容を報告するものとし、くるりんばす中央線に及ぼす影響について情報共有を図るという形での方法を考えていますが、実際どれくらいの学生が赤池駅から乗ってこられるのか予測しがたいものですから、臨機応変にバスを増強する対応が必要になってくることが予想されます。そうした場合に、バスを1本増やしたいということでその都度会議を開いて協議するのではなく、臨機応変の対応については協議を要しないで、大学側との協議により対応させていただきたいという考えです。
 ただし、この会議に対しては、輸送状況及びその内容を報告し、協議が必要であると求められた場合には、当然それに応ずるという形で対応させていただきたいと思います。

議長

基本的に路線は、ほぼ現行ということです。したがって、そこの間の路線に関しては問題ないと思います。それからバス停も農協前に設けられますので、くるりんばすの補完という位置づけを明確にしていただいているということです。
 料金に関しては、現行の320円から、くるりんばすの中央線に合わせて200円にしたいということかと思います。
 さらに、運行計画の変更、休廃止、あるいはこの地域公共交通会議との関係についても御提案をいただきましたので、御質問あるいは御意見をいただければと思います。

委員

事務局を初め、関係者の方々で協議を進められ、こういう案になったかと思いますが、スクールバスという性格が非常に濃い印象を持ちます。
 そういう意味で、一般のくるりんばすの補完という意味合いがあるとしたら、もう少し一般の市民の方々が御利用いただけるように、もう少しバス停を増やすとか、あるいはもう少し路線全体を中央線と同じような形にするということは考えられないのかなという点があろうかと思います。
 それから、限られた時間帯だけ運行されるという意味からも、やはりスクールバス的な印象が非常に強いということで、くるりんばすの補完的に使われるとした場合、一般の方々にどうやって周知が行き届くのか。限られた時しか走っていないということであれば、住民の方が乗りにくいのではないか。そういう面をもう少し御検討いただけないのかなというところがございます。
 料金については、乗継割引などがかなりきくようですが、地下鉄から乗りかえた場合にも割引になるのでしょうか。

委員

名鉄バスと名古屋市交通局とのトランパスカードを使った場合ですが、地下鉄との割引が適用されるのは、名古屋市の基幹バスと名古屋市バスとの共同運行区間に限られていますので、鶴舞線で赤池駅まで利用して名鉄バスに乗りかえた場合の割引はございません。ただ、名鉄豊田線で日進駅まで利用して乗られた場合は、名鉄電車と名鉄バスとの割引の適用がシステムの仕様上あります。

委員

名古屋鉄道と名鉄バスの間で料金が差し引かれるということだと思いますが、正直、かなりサービス過剰ではないかという感じがしないでもありません。
 現行ですと300円以上の料金がかかりますが、これを200円に下げ、さらに80円安くなるというのは、利用者側にとっては問題ないですけれども、一般に見ると、余りに優遇し過ぎている感じが否めないと思いました。
 いずれにしても、この路線は、大学に通われる学生にとっては必要なものですが、全体としては、今までいろいろな形で調整されてこられたということであれば、最終的にはやむを得ないのかなというイメージは持ちますが、何となく積極的に賛成しにくいところがどうしてもございます。
 そういう意味では、スクールバスという感じが余りに強い路線であれば、それは違うのではないかとも感じましたので、もう少し一般の市民の方々が御利用しやすい形がとれないものかと感じました。

委員

先ほど御質問がありました名商大線との違いですが、名商大線は、名鉄バスの既存路線の1キロメートルずつ上がっていく運賃をそのまま適用していますから、地域公共交通会議で議論する必要がありませんでした。
 ただ、ほかの大学でも同じようなスクールバスが多数運行されている中、あの路線だけ若干性質が異なるところがございます。ほかの大学のスクールバスは、おおむね学校の学生もしくは職員以外は乗ることはできませんが、赤池駅から名商大までの路線は、名鉄バスの乗り合い路線の免許に基づき運行しますので、通常の大学のスクールバスとは違い、一般の御利用もできることになっております。
 今回の赤池駅から愛知学院大学までの路線は、通常の名鉄バスの運賃ですと、現行と同じ320円となりますが、並行するくるりんばすの中央線の運賃が今回200円となりますので、学生がたくさん乗車する朝1片だけの臨時便が320円で、通常便は200円となると、皆さんくるりんばすを選択されるかと思います。そうなりますと、今度はくるりんばすで学生をどう運ぶのかという話になりますので、それを大学の負担で救済するためには、やはり運賃を合わせざるを得なかった。そのために、こうした会議で皆様の御議論をいただくことが必要になったということです。
 もう一つは、くるりんばすでは、名鉄バスのカードは使わないが、今回なぜ名鉄バスのカードを使えるようにするかということは、これも一般の路線バスである以上、国の路線バスに関する規則の中で、定期券または回数券のどちらかを必ず設定しなければならないという規則がございます。今回、運行日がこのようなイレギュラーな格好ですので定期券の設定がしにくいため、回数券だけでも設定した次第です。
 今回、赤池駅から愛知学院大学までの路線を通常のほかの一般の大学のスクールバスのように、学生あるいは教職員以外は全く乗れない路線にするといった方法もありましたが、当社及び愛知学院大学の方も、協議した中で、せっかく地元を走る路線で、今まで地域の方も大学に行こうと思うときには乗れた路線ですので、極めてスクールバス的な性格の強い路線ですが、愛知学院大学にお越しの際、赤池駅及び農協前の停留所から御乗車いただけるようにし、バスカードシステムの導入と運賃200円としたものですので、御了解いただきたいと思います。

事務局

周知の方ですけれども、大学のホームページとか市のホームページにも掲載は考えさせていただきたいと思います。
 それから、中央線と同一路線になりますので、中央線の方に「これは中央線ですよ」という形の見分けをできるようなバスにしていきたいと思います。

議長

特にバスカードを利用できるできないというのは、利用者にとっては非常に混乱を招く点と思いますが、その辺は周知徹底をお願いしたいと思います。
 料金に関しては、名鉄バスとしての考えは、まさにそのとおりだと思いますが、この地域公共交通会議としては、料金を200円にするがために地域公共交通会議にかけるという意味ではなく、あくまでもくるりんばすの補完的な意味合いがあるから地域公共交通会議にかけるんだということかと思います。
 実際に補完的な意味合いというのは、もしくるりんばすだけで運行しますと、間違いなく積み残しが出てくるということで、結局、市が負担をして積み残しの部分を手当てしていかないといけない。しかしながら、愛知学院の方は愛知学院の経費で運行してもらえるということで、まさにその補完をしてもらえることかと思います。
 また、農協前に今回バス停を置いていただけるということですので、市民の方の利用も想定できるところもありますが、一方で、もっと中央線と同じようにした方がいいのではないかという御意見だったかと思います。
 余り議題に乗ってこないケースですので、ぜひ皆様方から御意見をいただいて、日進市としていいものにしていきたいと思います。

委員

この路線は地域の大切な足ですので、市民としては、育てて、健全な運営をし、これから10年、20年と存続していただきたい。以前、くるりんばすができたときに、名鉄バスの一部路線が廃止になったのは、くるりんばすのせいではないかという議論があったのですが、いろいろな路線が機能し、健全に全体が交通網として発展していくのが一番大切な課題だと思います。やってみないとわからないけれども、全体のメリット、デメリットを検討し、いいように発展していくことが一番大切なことだと思います。

委員

リニモあるいはバス路線にどのような影響が及ぶのかというのは、実際ふたを開けてみないとわからないところがあろうかと思います。地域公共交通会議で今回御議論いただいて承認いただくことができれば、今後この運行に関しては、地域公共交通会議の開催の都度、輸送状況等を報告させていただき、その中で、この会議体から新たに協議が必要な提案が出てまいりましたら、事務局あるいは大学と調整させていただく中で、皆様にお諮りしていくことは必要だと考えています。

議長

全体で見れば、リニモだけよければいいわけではなく、リニモと名鉄豊田線で奪い合っていても仕方がない。我々が目指すべきは、まずは自動車からの転換なのです。公共交通を利用してくださいということです。

委員

リニモのためにということを直接的にお考えいだたくことは、まずはなかろうかと思います。やはりこのくるりんばすをベースに公共交通を多くの方が御利用いただけるようになればということを考えていけばいいと思います。
 そういう意味で、今回御提案されている赤池駅から愛知学院大学までの路線ですが、学生は車で通われる方も結構いるわけです。それをなるべくこういう公共交通に転換していただくという意味では、意義があるものだろうと思います。
 ただ、先ほどから繰り返すようですけれども、この場で議論するということであれば、ぜひスクールバス的な印象をなるべくなくす方向で、市民の皆さんがなるべく御利用いただける方向で考えていくべきではないかと思います。そういう意味合いで、今後いろいろな見直しもされるかと思いますが、その点を御配慮いただくとありがたいと思います。

議長

今の状況では、まだまだスクールバス的な意味合いが非常に強いということかと思います。一方で、リニモへの利用というのも確かに現実はあるという気はします。そういう意味で、例えば、中央線のように古戦場につないでしまう。つなげば、農協前から乗った市民の方が、愛知学院を通って、特急バスみたいにそのまま古戦場へ行けるということを考えることができる。そういったものも含めて御意見をいただければと思います。

委員

これから名鉄バスを運行していただくときに、その顔がどういう顔になってくるかということです。窓にだけ愛知学院方向とあり、くるりんばすという名前が出てくるのか、あるいは全体的に、これはくるりんばすとして名鉄バスの愛知学院行きだとなるのか。いわゆる急行バスだということを一目にしてわかるようなのか。名鉄バスが来て、そのまま行ってしまってから、あれがそうだったかということではなく、これからPRをしていただく段階で、市民の皆さんに理解していただくようなスタイルをつくっていただきたい。
 それから、臨機応変にバスを出されるということですが、その臨機応変の時間的な問題で、今日は多いなということで、すぐ増発ができるような形をとらないと、臨機応変の意味がありません。スムーズに運行できるためには、どういうお考えをお持ちですか。

委員

バスの顔といいますか、前方から見たバスの車体の塗装とか表示とか、全般的なことがどのような形かということでのお尋ねかと思います。
 まず、くるりんばすの中央線につきましては、今の日進市のくるりんばすのように専用カラーの車ではなく、名鉄バスの通常の赤白のバスに、前方に「くるりんばす」という所要の大きなサインを掲出して運行することで、事務局と協議させていただいているところです。
 それに対して、今回御提案させていただきました愛知学院大学への路線は、通常の名鉄バスに愛知学院大学行きという形で運行します。ただ、途中に停留所が少ないということですと、快速とか、そのような別途の表記は必要かと思いましたので、今後実施に向けて調整させていただきたいと思います。
 臨機応変の増便に関しては、どのようなタイミングでお客様が来るのか、最初の段階では全く予測できませんので、恐らく最初のうちは名鉄バスの係員が現地で状況を見て、77人乗りのバスだと乗り切れないということになりましたら、バスには全部無線がついていますので、そういったもので営業所からバスを呼んで対応させていただくことになるかと思います。必ずしも1分のおくれもなく2台目のバスが来るというのは技術的に難しいかもしれませんが、最初のうちは少し手探りの状況が続くかと思いますが、極力くるりんばすに波及し、くるりんばすも積み残しが出るといった悪循環を避けるような形でいきたいと思います。

委員

愛知学院へ行くまでに学芸大学とか外語大がありますので、あの辺りにバス停があれば学生が乗るのではないでしょうか。

委員

外語大は専用のスクールバスを赤池駅から出されていますので、恐らくそのバスを御利用になるかと思います。ただ、地元の方が赤池駅から外語大学の方へスクールバス以外で行く方が大勢おみえでしたら、愛知学院大学と協議した上で停留所を増設することは可能かと思います。

委員

逆に、外語大のスクールバスに一般の方が乗れるバスだといいのですが、乗り合いバスではなく、学生専用の貸し切りバスという位置づけになっていますよね。

議長

時間帯が非常に限られていますので、一般の市民の方がどれほど利用できるかというと、現状のままではそれほど大きな利用は見込めないと思います。
 そういう意味では、もし古戦場の乗り入れが実現できれば、もう少し利便性が高まる。特に市役所にくるりんばすが集まってきますので、そこでこの快速バスに乗りかえることができれば非常にいいのかなという気もしますが、そういう点も含めていかがでしょうか。

委員

農協前に一つバス停を設置いただけるということで大変ありがたい話ですが、農協前以外でもいろいろな利用者の方がみえますので、できればバス停を少しでも増設していただくというか、今走っている各バス停にとめていただくことがもし可能なら、そういったことも市民にとって考えていただきたいと思います。
それから、市全体のネットワーク、利便性を考えると、古戦場乗り入れという部分も御検討いただくとありがたいです。

委員

愛知学院大学までの運賃200円というのが御承認いただけたら、一度事務局と大学とで協議し、途中に停留所を増やすことは、地域公共交通会議の承諾を得ずにも手続は可能ですので、御報告は事後になってしまうかもしれませんが、それは対応可能だと思います。今後の協議ということにさせていただければと思います。
 古戦場駅へ延伸する場合には、この協議会の承認が別途必要になります。また、長久手町の町域にかかるので、長久手町の地域公共交通会議も必要になると思います。
 ただ、大学とまだ協議してない案件ですので、できればそのあたりが4月までに整合のとれる方法で、大学との協議を踏まえて検討させていただければと思います。

委員

仮に古戦場まで伸ばすとして、利用者がどれぐらいいるのか検討もつかないのですが、運賃も200円になって割引もきくという状況の中で増える可能性は否定できないと思いますし、仮に増えていったときに、学生が増えたのではなく、一般利用者が増えたとした場合、それに対して学校側が負担をしていくというところは、市と学校の間で調整をしていただかないと、学校側からの善意そのものが無になるということはないのでしょうが、協力が得られない方向に行っていただくことだけは避けていただきたいと思います。

事務局

十分に調整させていただきたいと思います。

議長

もし、くるりんばすと同じような運行を望むのであれば、あるいは求めるのであれば、市はそれなりの負担はすべきだと多分思われるでしょうね。市民がたくさん乗るがために追車が必要だ、あるいは学生が乗れなくて授業におくれたということになったら大変ですけれども、その辺は十分御協議いただく必要があると思います。
 基本的にはくるりんばす中央線を走らせますし、これはこの地域公共交通会議で協議いただいて、十分かどうかは別にしても、市民のニーズを満たすだけのサービス水準だったかと思います。
市役所から一気に古戦場まで行けるという、今までとは違う形態のネットワークもできていくのだなという気もします。くるりんばすの将来の見直しがあるかどうかわかりませんが、それを考えたときには、一つのいいトライアルにもなるのだろうと思います。
 そういう意味を含めて、くるりんばすと同じような形態にするのが本当にいいのかどうか、それはちょっと検討いただく必要があるかと思います。

委員

中央線とまた違った南北の線が一つの線で結ばれるという非常に重要な意味があると思います。くるりんばすは市役所で一旦乗りかえて北へ向かうことになりますが、この線は農協前で一旦降りるということはないのですから、非常に速く北へ上れ、急ぐ人にとっては非常に重要なバスになると思います。
 ただ、学院大へ行くという一般の市民はほとんどありませんから、古戦場まで行くことによってその辺は達成できると思いますので、古戦場まで行くことがかなり大きな意味を持ってくると思います。
 それから、バスは増やしたけれども、マイカー利用者が一向に減らない状況ですと、公共交通の意味もちょっと半減するような気もしますので、こういうバスが今度走りますというのと併せて、できるだけマイカーを抑えるようなことも宣伝をしていく必要があると思います。そういう点も周知していくことが非常に重要だと思います。

議長

古戦場までの乗り入れを前提とすると、新しい形態としておもしろいものになると思う。さらに、こういったものを周知することによって、日進市として自動車からの転換を図っていくんだ。そうすればいいという御発言だったと思います。
 古戦場までの乗り入れは、まだ協議は必要だし、もう一つ長久手町との協議も必要です。ここをどういう形にするかは後ほど考えさせていただきたいと思いますが、これは可能性としてはあるということでよろしかったですね。

委員

関係者の合意が得られれば、運行自体はそれほど時間も変わりませんので、可能だと思います。

議長

実際に費用負担をする愛知学院大学が嫌だと言われれば、それはそれで仕方がないことです。あるいは、そこの部分に関しては市が負担することになるかもしれませんが、いずれにしても、この後に御協議いただくことになるのかなと思います。

委員

基本的に公共交通はネットで活用することによって相互に利用促進がされると思いますので、可能であれば、やっていただくのがいいと思います。今は愛知学院さんが基本的に負担をするという前提で進められているため、結果的に一般利用が増えることによって、学院さんの方に影響が出ることが懸念されることについては調整をしていただくということで進めていただくわけですが、それがうまくいけばいいが、うまくいかなかった場合、市も、市民も、ある程度の負担を念頭に置いた上で進めることを考えていただきたいと思います。

議長

もし古戦場まで繋ぐとすると、夕方は、古戦場発赤池ということになるわけですね。負担に関して、もし古戦場まで乗り入れていただきたいということになった場合、愛知学院大学といろいろ御協議いただくことになりますが、もし負担増になって、その負担増に対して市に負担を求めてきた場合、その辺に関して何かありますか。

委員

その場合、長久手町の負担が出てくるかもしれません。その辺はどういう調整になるかわかりませんが、事務局としてどうお考えになるかということです。

事務局

すぐに市が負担できるとかできないという話はできません。ただ、こういう会議の場でこのようなお話があったということの中で、調整できることがあれば調整をさせていただきたいと思いますし、長久手町の方にもこのような話はしておきたいと思います。

委員

古戦場まで伸びるとしたら、スクールバス的なものではなく、市民の足だよということのPRを徹底していくことによって利用度が増せば、我々も多少なりともそこへお金を落とすことはできます。
 我々が利用できることが多くなれば多くなるほど負担が少なくなるならば、古戦場が一つあり、もう一つは、ちょっと手前に大きなスーパーがあります。赤池駅を8時半に出発するならば、9時なり10時なりに、あのあたりが開きますね。そうすると、そこへ行ける。赤池駅から二つぐらい中でとまるところができれば利用度も増えていくのではないかという考え方も出てくるのではないかと想像します。

議長

確かにスーパーは一つの拠点になりますね。ただ、ちょっと時間が早過ぎますね。
余りバス停をつくってしまうと特急ではなくなってしまいますので、中央線との機能を明確に仕分けしておく必要があります。
 ただ、負担ということになってくると、もし市が負担するのであれば、市民の利便性、市民が利用しやすいという観点をもっと入れていかないといけないと思いますが、先ほど申したように、基本的には中央線がある。ここで基本的なニーズは拾っているということで、これはプラスアルファのところですので、そのプラスアルファとして何を求めるというところが一番重要かと思います。

委員

愛知学院大学までは、恐らく50人前後の方が4月は乗っていらっしゃいますので、問題は、そこから先の古戦場までの区間が、学生利用とは逆の時間帯になります。
要は、朝8時30分に出て、愛知学院大学に9時前に着き、そこから古戦場に行ったら、今度は帰りのバスが5時過ぎまでないですから、そういったあたりでその延伸した区間だけを見ると、恐らくお客様はかなり少ないと思いますので、大学と事務局の調整の中で負担の方法についても御協議できれば、そういった活用の仕方が可能になるのではないかと考えています。

議長

大方の方は、負担はこの後十分に御協議いただく必要があるにしても、古戦場まで入れた方が望ましいという御意見が多かったような気がしますが、地域公共交通会議としては、一応古戦場までの延伸を要望するということにしてよろしいですか。
 途中のバス停はいかがでしょうか。この辺、考え方はいろいろあるかと思います。基本的には中央線がありますので、差し当たってこの形で運行してみたいなという気もいたしますが、いかがですか。

委員

途中停留所の増設は、起点と終点の間に停留所を増やすというのは、コミュニティーバスでもありますが、それは地域公共交通会議の議論がなくても後から対応はできますので、今後、事務局と大学とで進めていただくももとし、今日この場ですべて決めていただかなくても対応はできると思います。

議長

市民の方々の足とは言いながら、実際にはそういう利用も生まれていないということもありますので、くるりんばすとの結節として農協前にとまっていただき、学院、古戦場という形で急行のように運行していただく。こういう形が一つと思いますが、いかがですか。
 出発時間は、ぜひリニモの発着に合わせていただけるとありがたいかと思います。愛知学院大学の停留所で時間調整もできます。
 それから、先ほどの御提案では、軽微な変更は事後報告にさせてくださいということだったと思います。「軽微な」という意味は、くるりんばすへの影響が軽微なということでとらえることができるかと思います。実際の中身は、運休とか便数の増減がありますが、必要に応じて、必ずこの協議会で協議をすることになるかと思います。

事務局

この件に関しては、名鉄バスとも調整させていただき、軽微なことについては、情報を提供していただきながら判断させていただいきたいと思います。その中で必要と判断したときには、会議の開催として協議に入らせていただくことを考えています。

委員

すべて地域公共交通会議の中で事前の協議という必要はないと思います。要は、地域の実情に応じて、きちっとそういう仕組みがつくられているかどうか。そのことに皆さん方の御理解があるかということだと思います。

議長

実務上の大きな問題はないということですが、ちょっと非常にあいまいで、どこのところで線を引くかがはっきりしないと思います。大まかな方針としてはこれでいいかと思いますが、名鉄バスと事務局で協議いただき、こういう点は報告で、こういう点は協議というのを少し詰めていただければと思います。

委員

中央線は受益者負担率を50%ということで200円という金額が決まっていますが、現行320円で運用しているということで、現在赤字なのかどうか。それから、仮に200円にした場合、その辺がどうなるのか。
 今後、場合によって市の方で負担する場合、それなりの財政的な負担を市民の税金から使うわけですので、それに見合ったメリットが市の方にあるかどうか。それを確認した上で、延長とか、市の方で補助を出すとか決めた方がいいと思います。

議長

補助に関しては、ここでどれだけ補助するとか、あるいは実際に補助するのかはっきりしませんが、市としてどういう方向かお聞きしたいと思います。

事務局

中央線については、先日200円という形をお認めいただいたと思います。今回のことに関しては、利用実態がどれぐらいあるかということも、今はっきりとわかりませんので、その辺を見ながら、本当に市で負担をしなければいけないかということも考えながら、進めさせていただき、その後、何らかの方針を出させていただきたいと思います。

議長

今回の御提案プラス古戦場までの延伸に関しては、ここで決まったものの、実際にはその後の協議でどうなるかわからないので、基本的には地域公共交通会議としては延伸を要望したい。ただし、それに対してもし費用負担が生じる場合には、市と愛知学院との間で御協議いただく。場合によっては、もし市が負担できないということになると、古戦場への延伸は不可能になるという前提になると思います。
市は、いずれにしましても、この地域公共交通会議の決定を最大限遵守していただいて、古戦場への延伸が実現するように、ぜひ御努力いただきたいと思います。
 また、長久手町での地域公共交通会議での合意あるいは事後報告ということかもしれませんが、それも必要だという前提条件がありますので、この運行に関する議決をとりたいと思います。
 今回の赤池駅から愛知学院までの線について、修正点もございますが、この形で運行してもよいと思われる方は挙手をお願いいたします。

〔賛成者挙手〕
〔挙手多数〕

議長

ありがとうございました。

委員

確認ですが、大学との調整や、長久手町との調整結果は、どういう形でお知らせいただけるのでしょうか。

事務局

結果はできるだけ速やかに、皆さんに御報告をさせていただきたいと思います。

  1. 利用者及び市民への周知方法について
  2. 今後の見直しの考え方について
議長

2.利用者・市民への周知方法と、3.今後の見直しの考え方について、御説明をお願いします。

事務局

2.利用者・市民への周知方法について御説明します。
 「西コースの変更点」と書き記した資料ですが、これはくるりんばすの車内、福祉会館等に設置を予定しています。このようなチラシを皆様の御助言をいただき、見やすくしていきたいと思いますので、御意見がございましたら事務局の方に御連絡いただければありがたいと思います。また、2月19日ごろからくるりんばすの車両前面に「くるりんばすダイヤ・ルートの変更をします。」というPRをするなど、順次、資料を作成し周知を図っていきたいと思います。
3.今後の見直しの考え方について御説明します。
 今回の見直しは、双方向運行を初めとし、ルート変更、ダイヤの延長がございます。その関係で大変大きな変更となりますので、利用者の皆様が新ルートやダイヤになれるまで少々時間がかかるであろうと考えております。
 そこで、基本的な考えとしては、今回導入した双方向運行に対する評価は、市民の皆様の生活になじむ期間として、おおむね半年ぐらいと想定しています。したがって、平成21年10月以降に、利用実態、利用意向、満足度を調査したいと考えています。
 評価の視点としては、利用者数は増加したか。利用者の満足度は向上したか。定時性と安全性は向上したかなどを考えています。
 2点目として、わかりにくさの解消や安全対策などの個別課題については、4月の運行開始とともに随時対応していきたいと考えています。運行方向や運行時間の周知などの個別課題については、きめ細かい対応を実施したいと考えています。
 3点目として、これら評価結果を踏まえた今後の展開については、今回再編成を行った運行形態について必要に応じて見直すとともに、他コースへの展開の可能性を検討していきます。
 変更前に比べて利用者数が減少するような場合には、原因分析を行うとともに、利用者増大に向けた施策を検討し、必要に応じて今回実施する双方向運行、運行形態、バス停の位置等のあり方について、再検討していく予定です。
 双方向運行については、一定の効果が確認できた場合においては、他のコースへの導入可能性について検討していきたいと考えています。
 これら評価・見直し案の検討についは、基本的に生活交通部会で検討を進め、見直しの妥当性については、地域公共交通会議で協議することを考えています。
 今回の見直しついては、検討期間が少々短かったという反省を踏まえ、今後は十分な評価期間、十分な見直し期間をとりたいと考えています。

議長

わかりにくさ、あるいは4月1日からの新しい運行に対してのPR方法についての御提案については、4月1日からの運行ですので、今日できるだけいろいろ御意見をいただければと思います。
 見直しに関しては、運行しながら考えていくということだと思います。来年度以降、この枠組みをさらに詳細に考えていきたいと思いますので、御意見がございましたら事務局にお寄せいただければと思います。

委員

時刻表の作成に当たって、くるりんばすだけのダイヤではなく、リニモや地下鉄、豊田線といった乗り継ぎがわかりやすいようなものをつくっていただけたらありがたいと思います。

事務局

工夫させていただくということでお願いします。

議長

何とか工夫してもらえればと思いますし、そういうのがあると非常に便利ですね。あるいは、この時刻表とは別にバスマップを作成し、そこで表示いただくのも一つと思いますが、何らかの形で、ぜひ接続がわかるようにしていただければと思います。

委員

最近、他の自治体の地域公共交通会議に出席させていただいた中で、右回り、左回りといった表現がわかりづらいという意見がありました。全体としては右回りでも、地域によって複雑な循環をとっているので、右に行くのか、左に行くのかわかりづらいという意見がありましたので、例えば右回り、左回りだけでなく、もっと具体的なコース名をつけた方がいいのではないかという提案が出ています。
 右回り、左回りは、非常にシンプルで整理しやすいのですが、実際に御利用になっていらっしゃる方から見て、このバスは次どっちに行くのかというのが、わかりづらいという御意見があれば、何らかの対応をした方がいいのではないかと思います。

議長

多分、一固有名詞として覚えるのでしょうね。このルートが右回りとか、何とかコースというのと一緒なんでしょうね。

委員

町名を知らないとわかりませんよね。

委員

自分の知っているバス停だと、どっちへ行くのかはわかりますが、知らないバス停の名前を出してもらっても、これはどこへ行くのかなと思う。

委員

何年も運行しているわけですから、利用している人は早く理解できると思いますが、余り利用していない人ですと非常にわかりにくい。右回り、左回りもわかりにくいし、今は市役所発車が何時と単純ですから、みんな覚えているが、発車時刻も変わりますから、非常に難しいと思います。よほど早くから宣伝しないと、4月1日になってから戸惑ってしまう。

事務局

例えば西コース左回りのところに停留所名がございますので、市役所から一番最初はどこの停留所に向かうというところが今は小さくて見にくいところがございますので、そういう名前をつけていくことも一つあるのかと考えています。
 ただ、停留所が重なるところがありますので、地名だけでやるのは、正直難しいと判断しています。

議長

皆さんがわかりやすいというのは非常に難しいと思います。一固有名詞としてルートを覚えてもらうしかない。一つは、従来回り、逆回りというのがあるかもしれませんけれども、それは、利用していた人は逆回りかとわかりますけれども、そのうちどっちが従来だったかなとなってしまってだめですね。
 貴重な御意見だったと思いますが、ひとまずこの形かと思いますので、その辺さらに御意見をいただきながら考えていきたいと思います。
 わかりにくさ、あるいは変更の周知徹底、PR方法は、いろいろやっていただけるということですが、いかがでしょうか。

委員

いろいろな自治体の例があると思いますが、日進市の場合だと、くるりんばすの時刻表がマップになっていますので、こういうものを配布するというのも当然必要でしょうし、ある自治体では、改正後しばらくの間、主要な停留所に市の方が案内係として対応するというのがあります。先日、安城市さんの会議ではそのようなことをおっしゃっていました。

事務局

現在でも市役所に1人常駐をさせていただいていますので、常駐している間に関しては、情報提供させていただきたいと思います。

議長

4月1日からの大きな改編で、市民の方々あるいは利用者の方々が戸惑っては困りますので、この後の実際の準備に向けていろいろ動いていきますが、いいアイデアがありましたら、ぜひ事務局までお寄せください。
 そして、ぜひ委員の皆様方、特に地域の方々、口コミで「変わるよ」ということをぜひお流しいただければと思います。
 それから、くるりんばすの評価と見直しの考え方の詳細に関しては、さらにこれから検討していくことになるかと思いますが、考え方ということで、まず半年後に利用実態をとらえる。軽微な変更に関しては、その都度対応していこうということだと思います。これら対応に関しては、生活交通部会で検討していくというところが大きかったかと思いますが、この考え方についてはいかがでしょうか。

委員

考え方としては結構だと思いますが、この地域公共交通会議だけでなく、市民全体にどうやって情報発信していくのか、税金を使う以上は、利用されていない方々の理解を得ていくことが非常に重要だと思いますので、そういう観点からも、いかに情報提供を図っていくかについても、ひとつ工夫をいただきたいと思います。

議長

現に利用していない人が非常に多いということですので、そういう方々に向けての情報発信も見直しの考え方の中にぜひ入れていただければと思います。
 半年後に行われる実態調査で、多分利用者の御意向は聞けるかと思います。一方で、場合によっては非利用者、市民の方々に向けたアンケートも検討する必要があるかと思います。いろいろな枠組みでそういうことも可能かと思いますので、そういうのもこれから検討していただきたいと思います。

委員

中部運輸局では、この年度末を目途に、コミュニティーバスの評価プログラムをどうしていくかについて、検討会を立ち上げ、3月を目途に一つの成果物をつくっていきたいと考えています。
 地域の事情は千差万別ですので、何がいいかということを皆さん方で考えていただくことになりますが、評価軸をどうしていくのか、評価の方法をどうしていくのか。非常に難しい問題だと思いますが、その考え方の一例をお示ししながら、地域にとって使えるかどうかを皆様方で協議していただいて、本当にいい評価ができるようなお手伝いもさせていただきたいという取り組みを開始しておりますので、また御案内できる時期が来ましたら、御案内をさせていただきたいと思います。

議長

今いろいろな自治体でコミュニティーバスの運行が始まっていますが、その評価というのは確立された方法がなく、それぞれの自治体で考えていただかないといけないと思いますが、その事例を一つの考え方としてお示しいただけるということです。
 日進市も、このままこういう路線をずっと続けることは多分不可能だと思います。いずれ評価・見直しが必要になってくると思います。ただ、そのときには市民の方々の合意を得ながら、あるいは説明責任を果たしながら見直しをしていく必要があると思いますので、そういったことも含めて、これから検討いただければと思います。

(4)その他

事務局

本日は長時間にわたりましてありがとうございました。
 まだまだ至らないところもあるかと思います。御指摘、それから、こんな情報がありましたよというのがありましたら、ぜひお寄せいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
会議終了

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