平成27年度日進市地域合同総合防災訓練(南小学校)

 6月7日、南小学校で地域合同総合防災訓練が行われ、地域住民約1,000名が参加しました。 訓練は、南海トラフ地震が午前8時に発生したという想定で行われ、避難所である南小学校には、折戸区、南ヶ丘区、東山区、蟹甲区などから住民の皆さんが集まりました。

訓練は、避難勧告等が発令された場合に吹鳴するモーターサイレンの音を聞くところから始まり、訓練開始宣言とともに、愛知警察署特別警戒隊と日進消防署隊による救命救出訓練の実演が行われました。運動場には倒壊した家屋の模型、けが人役の人形により災害現場が再現され、警察と消防が連携しての実践さながらの訓練の様子に参加者らは熱心に見入っていました。

会場には、土のう作成訓練、消火器の使用訓練、バケツリレー訓練、災害時用トイレ・更衣室の展示など多くのコーナーが設けられたほか、PTAによるキッチンペーパーでつくるマスク作成コーナーではキッチンペーパー1枚と輪ゴム4つで簡単にマスクが作れると、目からうろこのアイデアに参加者からは驚きの声が上がっていました。

このほか、体育館では名古屋学芸大学の学生による東日本大震災復興支援報告会が行われ、仮設住宅での食事の支援等を記録したパネル展示に多くの地域の皆さんが見入っていました。

また、訓練の終盤には、日進市消防団折戸分団による消防操法の放水実演が披露され、きびきびとした迫力ある団員の演技を子どもたちはきらきらとしたまなざしで見つめていました。その後、非常食の配布が行われ、訓練を終えた参加者たちはみなアルファ米と豚汁のおいしさを味わっていました。