平成26年度日進市地域合同総合防災訓練(梨の木小学校)

 10月19日、梨の木小学校で地域合同総合防災訓練が行われ、地域住民約1,200名が参加しました。

訓練は、南海トラフ地震が午前8時30分に発生したという想定で行われ、避難所である梨の木小学校には、午前9時を過ぎると折戸区、藤枝区、東山区から住民の皆さんが集まりました。

訓練開始宣言とともに、救出訓練の実演が行われました。運動場には倒壊した家屋の模型、けが人役の人形により災害現場が再現されました。自衛隊、機動隊、消防隊が連携しての実戦さながらの訓練の様子に参加者らは熱心に見入っていました。運動場にははしご車の試乗、消火器の使用訓練、バケツリレー訓練、特殊車両展示など多くのコーナーが設けられ、参加者は体験しながら役立つ知識を学びました。このほか、体育館・校舎ではけむり体験やAED、搬送法や減災啓発コーナーなどが設けられていました。

校舎北側では非常食の炊き出しが行われ、訓練を終えた参加者が温かい食事を受け取っていました。

また、今回の訓練では初めてぷちヴェール日進（アレルギーの会）の皆さんによるアレルギー対応の炊き出しも行われました。同会の代表を務める大平さんは「学校に行っている時など、親子が別々の場所にいるときに災害が起きると、子どもが食べるものをチェックできなくなります。アレルギーの子どもが他の人と同じ非常食や炊き出しを食べてしまうと命に関わるので、災害ボランティアの人たちにも対応を学んでいただきたいです」と話しました。