平成25年度日進市地域合同総合防災訓練(香久山小学校)
2013年11月17日 香久山区・岩崎台区/香久山小学校
日進市・香久山区・岩崎台区による大規模な地域合同防災訓練が香久山小学校で実施され、地域住民約800名が参加しました。
秋晴れとなったこの日、訓練は「午前8時30分、南海トラフを震源域とするマグニチュード9の地震が発生し、日進市においても震度6の揺れを観測」という想定のもと始まりました。香久山区、岩崎台区の住民の皆さんはまず自宅の門や玄関の見えやすい所にタオルをかけ、「無事の印」をしてから地域の公園に集まり、地域ごとに安否確認したあと、徒歩で香久山小学校に移動しました。
香久山小学校のグラウンドには多くの参加者が続々と集まり、午前10時になると総合防災訓練が始まりました。最初に、消防・自衛隊による倒壊した家屋からの人命救助を想定した訓練が行われ、重機を使った実戦さながらの様子に参加者は熱心に見入っていました。
香久山小学校グラウンド・体育館・校舎には各種体験コーナー、展示が設けられ自由に参加することできました。消火器を使った初期消火訓練では、実際にガスバーナーで火が用意され、参加者は「火事だ」と大きな掛け声をし、火元を狙って消火していきます。消防隊員からは「適切な距離は3~6メートル」「火の勢いが強い時は絶対に無理してはいけません」など消火器の使用方法に関する説明もあり、参加者は体験しながら役立つ知識を学んでいるようすでした。
グラウンドには消防や自衛隊の特殊車両が展示され、運転席に座って記念撮影する様子がみられました。このほか体育館では東日本大震災の被害・対応を伝えるパネルや地域住民の皆さんが作製した防災マップなどが展示されていました。
長い行列ができていたのは、はしご車の試乗体験でした。ヘルメットを被った参加者が3、4人ずつ順番に乗り込み、普段なかなかできない体験に「高い」「すごい」と大喜びでした。教室の会議室では無害の煙を充満させた「けむり体験」が行われ、参加した親子は「床しか見えなくて怖かった」「方向もわからないから、火事の中逃げることは本当に難しいですね」と火災の恐ろしさを実感したようすでした。最後には炊き出しが行われ、皆さんあたたかい食べ物をおいしくいただきました。いつ来てもおかしくないといわれる大地震。こうした訓練での経験が災害時の対応や備えに生かされることが期待されます。【秘書広報課 谷口洋平】
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更新日:2019年03月01日