客土工事に関する注意

ID番号 N3262

更新日:2019年03月01日

最近、「農地の嵩上げをして有効利用しないか。」「少し土を入れさせてほしい。」など甘い言葉で誘い、農地を深く掘り下げて砂利や粘土を採取する、産業廃棄物や残土の処分を行う業者がいます。

このような場合、やられてしまった後で地権者が泣き寝入りするパターンも多く、農地も耕作不適地となるため手入れを行き届かずセイタカアワダチソウ等で荒れていく原因にもなります。

農地改良を行う際には以下のようなことに気をつけて、ご自分の農地に対して自己防衛を図るようお願いいたします。

注意事項

  • 工事を行う場合は安易に同意しないこと。
    工事を行いたい場合、業者から工事の誘いがあった場合など、事前に農業委員会事務局の方に相談に来ていただいても構いません。ご相談を承ります。
  • 工事は業者任せにしないこと。
    工事により起こった事は地主と業者の連帯責任となります。
  • 工事施工中は地主において十分管理把握してください。様々なトラブルが農業委員会の方に寄せられております。

事例写真

耕作不適地となった写真

写真:客土と称して、粘土取りを行い、残土をおいていき、耕作不適地となる。

残土を置かれていき山となった写真

写真:客土と称して、残土を置かれていき山となってしまった。

高低差が出来て湿田となった写真

写真:隣地が客土をしたために、高低差が出来てしまい、湿田となった。

トラブルの例

  • 埋めてしまったため、隣地との境界が不明となり、境界線の位置でトラブルになった。
  • 地盤が高くなったために用水路から水が入らない。パイプラインから水が出ない。
  • 法面が崩れてしまって、隣地や水路を壊してしまった。
  • 高くなりすぎて隣地との高低差ができ、隣地者に迷惑を掛けている。
  • 法面が出来たため、草刈りなどの管理がきつくなった。隣地者の管理もきつくなった。
  • 降った雨がが道路に流れ込んできてしまう。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

農政課
電話番号:0561-73-2197  ファクス番号:0561-73-1871

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