麻しん(はしか)について

ID番号 N2234

更新日:2023年08月02日

麻しんについて

麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染によりヒトからヒトに感染します。 感染すると、約10日から12日の潜伏期間の後、38度前後の発熱が2日から4日間続き、咳や鼻水といった風邪のような症状が出ます。その後、少し体温が下がり、再び高熱(多くは39度以上)が出るとともに、発疹が出現します。発疹出現後3日から4日間で解熱し症状は軽快、合併症のない限り7日から10日後には症状が回復します。

麻しんの予防について(注意喚起)

・麻しん患者と接触した場合は、発病までの期間を考慮し、接触後最大21日間の健康観察が必要です。

・発熱、発疹等の症状から麻しんが疑われる場合は、必ずマスクを着用し、事前に医療機関に麻しんかもしれないことを連絡の上、速やかに受診してください。また、受診の際は、周囲の人へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。

・現在、フィリピンやベトナムなど、東南アジアを中心に麻しんが流行しています。麻しん流行地域へ旅行された人は、旅行後2週間程度は健康状態に注意しましょう。

予防接種について

予防するためには、2回のワクチン接種が有効です。接種歴を確認し、接種していない場合や1回のみの接種の人、接種歴や麻しん罹患歴が不明な場合は、予防接種を検討しましょう。

  • 以下の人は予防接種法に基づく定期予防接種対象者です。早めに予防接種を受けましょう。(無料)              

【第1期】生後12か月以上24か月未満の人  

【第2期】小学校就学前の1年間にある人

  • 接種歴が1回の人や罹患歴や接種歴が明らかでない人は、抗体検査をすることでご自身の抗体価を確認することもできます。

 

【参考】年代別接種状況

昭和47年10月1日より前の生まれ:1回も接種していない 

昭和47年10月1日から平成2年4月1日生まれまで:1回接種 

平成2年4月2日以降の生まれ:2回接種 

基本的な接種状況のため、接種歴はご自身の親子健康手帳(母子健康手帳)でご確認ください。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

健康課(保健センター)
電話番号:0561-72-0770 ファクス番号:0561-74-0244

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