平成27年度日進市放置自動車廃物判定委員会 議事録

ID番号 N4144

更新日:2019年03月01日

概要

開催日時

平成28年2月9日 火曜日

開催場所

日進市役所本庁舎 2階第4会議室

出席者

渡辺勇、佐藤啓子、石田大輔、近藤高弘、秋田康志、小野知万人、鈴木三枝子

欠席者

なし

事務局

土木管理課長 村瀬、課長補佐 上川原、用地管理係主査 渡邊

傍聴の可否

傍聴の有無

議事概要

議事 開会9時30分

事務局
 委員の皆様がお揃いになりましたので、平成27年度日進市放置自動車廃物判定委員会を開会いたします。
 それでは開会に際しまして事務局長であります土木管理課課長 村瀬よりあいさつ申し上げます。

事務局長
 委員の皆様にはご多忙中、ご出席賜り、誠にありがとうございます。
 委員の皆様の任期は、平成26年4月1日から平成28年3月31日までの2年間となっております。
 なお、仁田委員および中野委員が都合により委員を辞職され、新たに近藤委員、秋田委員が就任されましたので、ご紹介させていただきます。
 当委員会の委員長は、昨年度の委員会の際に渡辺委員が選任されており、また、副委員長には佐藤委員が選任されております。
 運営要綱第6条の規定に基づき委員長が議長となり、判定委員会を進めていただきます。よろしくお願いいたします。
 事前にお配りした資料をご覧ください。第1号議案、第2号議案と2つの議案の審議をお願いします。
 それでは、議長、議事のお取り回しをよろしくお願いいたします。

議長
 ただ今から、日進市放置自動車廃物判定委員会を始めます。
 第1号議案「廃物判定基準による廃棄処分の報告について」を議題とします。事務局の説明をお願いします。

事務局
 第1号議案「廃物判定基準による廃棄処分の報告について」説明させていただく前に、廃物判定基準について説明させていただきたいと思いますので、廃物判定基準をご覧ください。
 放置自動車を廃物として判定するための基準がこちらになっています。大きな項目として法的要件、走行に必要な主な機能の状況、放置されている状況、付属機能の状況、初年度登録からの経過年数の5項目があり、それぞれに詳細な項目を設けております。
 各項目について簡単に説明させていただきます。
 法的要件についてですが、こちらは登録番号の有無や、車検期限切れなどの項目があります。
 次に、走行に必要な主な機能の状況についてですが、こちらはエンジン等動力部や、座席・タイヤの破損状況などの項目があります。
 次に、放置されている状況についてですが、こちらは車内のゴミの状態や、車体の汚れなどの項目があります。
 次に、付属機能の状況についてですが、こちらは車体やガラスなどのキズや状態の項目があります。
 最後に、初年度登録からの経過年数についてですが、こちらは、軽自動車は10年、その他の車両は12年以上の経過で加点されます。
 以上の5項目それぞれの点数を合算し、合計点数が基準2番に記されているように100点以上のものについては、委員会に諮らずに廃物と判定したものとみなすことが出来るようになっております。

 それでは、あらためて第1号議案「廃物判定基準による廃棄処分の報告について」説明させていただきます。
 資料の1ページをご覧ください。今回、廃物判定基準により専決で事務局が放置自動車と判定し、廃棄処分をした放置自動車はありません。
 以上で廃物判定基準による廃棄処分の報告を終わります。

議長
 第1号議案「廃物判定基準による廃棄処分の報告について」、事務局の説明がございましたが、事務局が廃物判定基準により専決で廃物処分した放置自動車はなかったという報告でした。
 次に、第2号議案「放置自動車の廃物判定について」を議題とします。事務局の説明をお願いします。

事務局
 第2号議案「放置自動車の廃物判定について」を説明いたします。
 本日は自動車3台が対象になります。放置場所の位置図、放置自動車の写真、放置自動車調査書の順に説明いたします。1台ずつの廃物判定をお願いいたします。

 それでは、整理番号26-01番について説明いたします。
 資料3ページをご覧ください。こちらの車両は、昨年度の廃物判定委員会において、保留・再調査として議決された案件になります。
 放置場所は、日進市北部、県道岩作諸輪線から東に約3キロメートル入った住宅地内の幅員12メートルの市道五色園7号線に放置されていました。
 所有者についてですが、昨年度までの調査では、警察照会及び登録事項等証明書よりあま市在住の外国人であることが判明したのであま市役所に所在確認を行うも該当者なしとの回答でした。また、登録事項等証明書の使用の本拠の位置欄に知多郡武豊町の住所が記載されていたので、同住所にある自動車販売店に連絡し所有者について確認すると、1年以上前に帰国したとの回答を得ていました。
 今年度の調査としては、外国人登録を管轄する東京入国管理局に問い合わせをしましたが、照会するには国籍および生年月日が必要であり、また個人情報を請求できる法的根拠が必要とのことであったため、回答を得られませんでした。
 また、あま市役所に、転出や出国の履歴を含め、再度照会しましたが、過去の履歴は回答できないという返答であったため、継続調査不可能として所有者不明と判断いたしました。
 資料4ページをご覧ください。車両の状況についてですが、車検期限は平成25年2月、左側ドアミラー、左側ドア部、資料5ページにいきまして、左前輪タイヤが損傷しており、フロントガラス、後方バンパー、右側ドアミラーにキズがあります。車内の状況についてですが、捨てごみはありません。
 資料6ページをご覧ください。以上より、車検期限経過30点、初年度登録平成16年2月から12年以上経過より20点、タイヤ1本損傷10点、汚れ・ほこりの状態少5点、管理・使用の形跡なし20点、車体小破10点、バンパー小破2点、サイドミラー小破2点、フロントガラス小破5点、合計104点となります。
 以上で整理番号26-01番の説明を終わります。ご審議をお願いします。

議長
 整理番号26-01番について、事務局の説明が終わりましたので、審議に入ります。
 質問がありましたら、お願いいたします。

委員
 タイヤが1本損傷とあるが、バーストしているのか、単に空気が抜けてしまっているのか確認はしたか。

事務局
 通常レッカー車にて車両を保管場所に移動する際に空気を入れ直しますが、該当車両は放置の段階でパンクしており、移動の際に空気を入れることができなかったことからバーストと判断しております。

議長
 その他の質問はありますか。質問がなければ整理番号26-01番について、廃物として判定することに賛成の委員の挙手をお願いします。

(全員挙手)

議長
 全員賛成ですので、整理番号26-01番は廃物として判定します。
 次に、整理番号26-03番について、事務局の説明をお願いします。

事務局
 整理番号26-03番について説明いたします。
 資料7ページをご覧ください。放置場所は、日進市北部、県道岩藤名古屋線から南に約120メートル入った幅員6メートルの市道香久山39号線に放置されていました。
 所有者についてですが、警察照会および軽自動車検査協会への照会により春日井市在住であることがわかりましたので、同住所に文書を普通郵便にて送付しましたが「あて所に尋ねあたりません」とのことで返送され相手方には届きませんでした。以上より所有者不明と判断いたしました。
 資料8ページをご覧ください。車両の状況についてですが、車検期限は平成25年8月、右側ドア部、後部ドア部、右後方バンパー、資料9ページにいきまして、左側ドア部に2箇所キズがあります。車内の状況についてですが、クリアケースに収納された作業道具類があります。
 なお、発見当時から現在に至るまで車両の状況に変わりはありません。
 資料10ページをご覧ください。以上より、車検期限経過30点、初年度登録平成11年から12年以上経過より20点、汚れ・ほこりの状態少5点、捨てごみの状態小5点、管理・使用の形跡なし20点、車体小破10点、バンパー小破2点、合計92点となります。
 以上で整理番号26-03番の説明を終わります。ご審議をお願いします。

議長
 整理番号26-03番について、事務局の説明が終わりましたので、審議に入ります。
 質問がありましたら、お願いいたします。

委員
 委員が現車を確認することはないのか。

事務局
 来年度より委員会前に時間を設けて、現車確認ができるよう検討させていただきます。

委員
 車台番号の確認はどのように行うのか。

事務局
 車台番号は、エンジンルームに刻印されているため、車両にロックがかかっている場合は確認できません。
 車両を移動させる際のレッカー移動でもロックを解除せず、そのまま運ぶため、車両にロックがかかっている場合の確認方法はありません。

委員
 エンジンをかけないまま3年ほど放置した場合、目に見えない部分で劣化が進むため、査定価格は下がる。
 参考までに、該当車両の価値として、基準に照らし合わせると平成24年時点では2万円でしたが、平成27年時点では0円として査定されます。

委員
 マイナンバー法が施行されたことに伴い、軽自動車税の納税記録等から現住所の調査はできないのか。

事務局
 マイナンバーの使用は法令に定められた業務以外はできないため、放置自動車の所有者調査には使用できません。

議長
 その他の質問はありますか。
 質問がなければ整理番号26-03番について、廃物として判定することに賛成の委員の挙手をお願いします。

(多数挙手)

議長
 賛成多数ですので、整理番号26-03番は廃物として判定します。
 次に、整理番号26-10番について、事務局の説明をお願いします。

事務局
 整理番号26-10番について説明いたします。
 資料11ページをご覧ください。放置場所は、日進市東部、県道名古屋豊田線から北に約40メートル入った市管理地である水路用地に放置されていました。
 所有者についてですが、放置場所が道路ではないため警察での照会で回答は得られませんでした。また、登録番号や車体番号が不明なため、軽自動車検査協会での照会も不可能であります。車体に書かれていた事務所へ電話するものの「現在使われておりません」とのアナウンスが流れ繋がりませんでした。以上より、所有者不明と判断いたしました。
 資料12ページをご覧ください。車両の状況についてですが、車検期限標章なし、車体全体大破、車体後方塗装の状態大破、左側ドアミラー大破。車内の状況についてですが、ドッグフードやタオル等があります。
 資料14ページをご覧ください。以上より、登録番号なし50点、車検期限不明30点、汚れ・ほこりの状態中10点、捨てごみの状態中10点、管理・使用の形跡なし20点、車体大破30点、塗装の状態大破10点、バンパー大破10点、サイドミラー大破5点、合計175点となります。
 以上で整理番号26-10番の説明を終わります。ご審議をお願いします。

議長
 整理番号26-10番について、事務局の説明が終わりましたので、審議に入ります。
 質問がありましたら、お願いいたします。

議長
 特に質問がないようなので整理番号26-10番について、廃物として判定することに賛成の委員の挙手をお願いします。

(全員挙手)

議長
 全員賛成ですので、整理番号26-10番は廃物として判定します。

議長
 以上をもちまして第2号議案「放置自動車の廃物判定について」の審議を終わります。円滑なご審議、ご協力ありがとうございました。

事務局長
 議事の進行、ありがとうございました。事務局から報告事項がございます。

事務局
 平成27年度の放置自動車の処理状況についてご説明させていただきます。
 前年度からの引継台数が8台、平成27年度の発見台数は9台、自主処理が7台、調査交渉中が10台となっています。
 調査交渉中の内訳は、保管場所で保管している車両が5台、所有者にて移動予定が5台となっております。
 なお、保管場所で保管している車両の内、3台が本日廃物判定委員会にて承認いただいた車両になります。以上で報告を終わります。

事務局長
 これで、平成27年度日進市放置自動車廃物判定委員会を終了させていただきます。本日は、ありがとうございました。

議事 閉会午前10時03分

この記事に関するお問い合わせ先

土木管理課
電話番号:0561-73-2926  ファクス番号:0561-73-1821

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