日進市障害者基本計画等策定・評価委員会 議事録 平成21年度 第1回

ID番号 N4053

更新日:2019年03月01日

平成21年度 第1回日進市障害者基本計画等策定・評価委員会議事録

日時

平成21年9月30日(水曜日)午前10時~午後0時

場所

日進市役所 第1会議室

出席者

  • 佐野 龍司
  • 川井 直博
  • 伊藤 勝也
  • 浅井 康宏
  • 石川 博夫
  • 小野田 笑子
  • 神谷 昌典
  • 矢崎 利恵子

欠席者

  • 加藤 千多香
  • 石井 好恵
  • 石垣 儀郎
  • 成田 一春

事務局

福祉部

  • 吉橋
  • 山中

福祉課 

  • 松田
  • 石川
  • 星野
  • 安藤

傍聴の可否

傍聴の有無

次第

1.あいさつ

2.委員の自己紹介

3.委員長の選出、副委員長の指名

4.議事

(1)障害者基本計画策定・評価委員会について
  1. 委員会の役割について
  2. 評価方法について

5.その他

議事録

事務局

 ただいまから、第1回日進市障害者基本計画等策定・評価委員会を開催いたします。みなさまのお手元に、委嘱書を置かせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。また、この委員会の設置要綱第6条には、委員の半数以上の出席がなければ開くことができないとされておりますが、委員12名のうち8名がご出席いただいておりますので、本日この委員会は成立ということになります。まず始めに、福祉部長からみなさまにご挨拶申し上げます

福祉部長

(あいさつ)

事務局

 続きまして、委員の皆さまの自己紹介をお願いしたいのですが、資料1‐2に名簿をお付けしております。名簿の上から順にお願いできますでしょうか。

委員

(自己紹介)

事務局

 次に要綱第4条に基づきまして、委員長と副委員長を選任させていただきたいと思います。要綱によりますと、委員長は委員の互選によるとされておりますので、立候補もしくはご推薦はございませんか。

委員

 川井委員をご推薦したいと思います。川井委員は、昨年までの自立支援協議会の長を務められており、またこの3月までは三好養護学校の校長もしておられました。三好養護学校は障害児の学校になりますが、それも含めて障害福祉に明るい方ですので、是非ともご推薦したいのですが、みなさんどうでしょうか。

事務局

 川井委員を推薦するとの声がありましたが、賛同いただけるという方は拍手をお願いいたします。

(拍手多数)

事務局

 ありがとうございます。拍手多数により、委員長を川井委員にお願いしたいと思います。次に副委員長の選任ですが、要綱第4条によりますと、副委員長は委員長が委員の中から指名するとなっておりますので、川井委員長がどなたかご指名いただけますでしょうか。

委員長

 では、障害の特性の理解という点で、精神障害に理解の深い、精神保健福祉士の伊藤委員にお願いしたいと思いますが。

事務局

 伊藤委員よろしいでしょうか。委員長・副委員長になられたお2人は、席を前にお移りいただけますでしょうか。
 それでは、委員長の川井委員と副委員長の伊藤委員から一言ずつご挨拶いただけますでしょうか。

委員長

 ご推薦いただきました、川井でございます。みなさんのご意見をいただきながら、この会を有効なものとなるようにしていきたいと思いますので、みなさまご協力をお願いいたします。

副委員長

 副委員長をさせていただきます、伊藤でございます。ずっと精神障害者に関わってまいりましたが、福祉の制度は変化が早く、少し戸惑っているという思いがあります。わからない点もありますが、よろしくお願いいたします。

事務局

 ありがとうございました。それでは議事に入らせていただきますが、この後の進行につきましては、会長にお願いしたいと思います。

委員長

 それでは議事に入らせていただきたいと思います。最初に、日進市の付属機関等の会議の公開に関する要綱によりますと、「付属機関等の会議を市民に公開することにより、運営の透明性、公平性を確保するとともに、市政に対する市民の理解と信頼を深め、もって開かれた市政の推進に寄与する」とあります。この要綱の目的に沿いまして、この委員会は毎回公開することととしてよろしいでしょうか。

委員

(異議なし)

委員長

 ご異論ないようですので、傍聴があれば、毎回公開することとさせていただきます。今日は傍聴者はおりませんのでよろしくお願いいたします。
 議事につきましては、次第にもありますとおり障害者基本計画等策定・評価委員会についてとなっております。次第に従い、事務局から説明願います。

事務局

(事務局説明)

委員長

 障害者基本計画と障害福祉計画それぞれに評価をしていくということですが、内容が多岐にわたるため順番にご意見いただきたいと思います。

委員

 評価の中身について、原案は事務局で作られるのでしょうか。

事務局

 自己評価レベルのものは市がお示ししますので、それを改めてみなさんに評価していただくという流れになるかと思います。

委員長

 運営スケジュールとして、9月・1月・6月との提案がありました。こちらはよろしいでしょうか。
 次に資料6‐1、基本施策別進捗状況一覧(案)について、このような様式でとの説明がありましたが、いかがでしょうか。併せて事業別評価シート(案)には障害者自立支援協議会の機能強化とありますが、具体的には何を評価するものでしょうか。

事務局

 それぞれに評価の視点を何をもって、どうなればいいのかという目標地点を数値化できればいいのですが、どうしても数値化できないものについては、どうなれは目標が達成されたということを明らかにして自己評価していくことが必要であると考えています。

委員

 評価の基準があると評価しやすいと思います。

事務局

 それぞれ事業のレベルが違いますので、次回までに評価基準を事業ごとに設定させていただきたいと思います。

委員長

 では、資料6‐2についてご意見はございませんか。障害福祉計画は、ある程度数値化できるものであるため、評価はしやすいのではと思いますが。

委員

 参考指標とありますが、あくまで参考であって、その時の状況で指標は変わってくるかと思います。そのあたりはどう考えられているでしょうか。実際には、今現在の状況においては生活介護は21人となっていますが、この先には数値が変わってくる可能性もあると思います。そのようなときには、数値は変更されて示されるということでしょうか。参考指標は流動的なものであり、固定されるものではないと思いますが。

委員長

 この上の段の数値は、あくまで各年度にどれだけ利用が見込まれるかという目標数値ですので。

事務局

 参考指標という標記は、目標数値に訂正させていただきます。障害福祉計画の17ページをご覧いただきますと、必要な量の見込みということで21年度から23年度のものが記載されておりますので、その数値を参考指標として記載させていただきましたが、参考指標ではなく目標数値になりますので、次回の会議までに訂正させていただきます。この数値と実績の数値を比較して、実績が目標値に達していなければ課題として記載されるでしょうし、事業所などが増えることにより実績が増加すれば、その理由が上がってくるものと思われます。

委員長

 表の記載が参考指標でなく目標数値ということですので、書き直していただくとよろしいかと思います。今の質問にありましたが、実績の人数が何人かというのが出てくるので、それについてのコメントをしていくということですね

委員

 実績は、記載の数値よりも少なくなるかもしれない。ただ、その減った人数と目標数値を比較したときは100%ではないが、減った人数の方に対して適切にサービスが提供されているならば、それなりの評価をすべきであり、一年を通して利用者の増減を見据えて、数値的には減っているが、市として適切に対応できたという指標があると、評価はしやすくなると思います。

委員

 ありがとうございました。全体を通してのご意見でもかまいません、他にございませんか。
 また何かありましたら、ご指摘いただきたいと思います。事務局からの説明にもありましたが、両計画の進捗管理を行っていくということでよろしいでしょうか。
 議題については以上となりますが、その他の事項で事務局からご報告願います。

事務局

(資料7について説明)

委員長

 これは報告事項ということでよろしいでしょうか。

事務局

 この会議で協議していただくものではありませんが、説明の中で確認しておきたいことなどございましたら、ご意見いただきたいと思います。

委員長

 ご説明がありましたとおり、障害者扶助料を平成23年3月をもって廃止し、新しい別の事業に転換していくという提案が自立支援協議会になされたということですが、ご意見はございませんか。

委員

 扶助料という制度は、近隣市町でもまちまちであるとのことですが。

事務局

 日進市での対象は、手帳所持者すべてに月2000円~5000円を支給しておりますが、名古屋市の場合は精神障害のある方へは支給されておらず、所得制限などもあり、名古屋市の規模でも予算は1億7千万円程度となっております。支給対象者も含めてそれぞれの市町村によってまちまちの制度です。

委員

 これまでの制度を廃止して新しいものに作り変えていくというのは、基本計画を実現するための大事なことではありますが、近隣の市町村とあまりにかけ離れたものになってしまうと、それによる弊害も出てくると思われ、近隣の市町というのは互いに影響を受けやすいものであるため、それをふまえて考えていかなければならないと思います。

委員

 扶助料にかわる事業というのは、何か想定されているのでしょうか。財源を使う具体的な新しいイメージは何かあるのでしょうか。

事務局

 基本計画において5年以内に実施すると謳っている事業の展開に使わせていただきたいと考えています。

委員

 扶助料がどういう形で始まったのか、もともとの制度がスタートした意味合いについて、お聞かせください。

事務局

 日進市の場合、昭和48年にスタートしました。その当時は、入所か在宅かという選択で、入所であっても定員が限られており、在宅であっても今のようなサービスはなかった頃で、扶助料という手当をお渡しすることによって、個人がそれぞれでまかなってもらうよう考えられた制度であると思われます。現在では、自立支援法に基づく様々なサービスが提供されています。その中でも、市の独断で実施ができる地域生活支援事業など、いろいろなサービスを独自で考えて作り出すことができるようになっています。扶助料の持つ役割を続けていくのではなく、必要とされる人たちのニーズに見合ったサービスを検討していきたいと考えました。また自立支援協議会の下部に専門部会というものを設けましたが、専門部会には、基本計画の実現について具体的に検討していくという役割があります。1人ひとりの障害の部位によって必要なサービスは様々ですが、専門部会の中で検討していただくことにより、市の福祉施策を提案していただけたらと思っています。

委員

 扶助料の予算を新しい事業に転換するという提案ですが、福祉の世界も変わってきていると感じます。福祉の事業所としてこの会議に参加しているのですが、何もなかった頃に比べると、少しずつですが福祉サービスが増えてきていると思います。ただ、まだ十分ではなく、福祉計画に数値目標はあるものの、達成する努力ができずに現状のままになっている、実際には需要があるのに、必要なものは増えているのにまかないきれないというのが福祉の現状であると思います。個人のお金にするよりも、新たなサービスの創設や今あるサービスを充実させるという方向で予算を使うというイメージで理解していますが、それで受給している人たちの理解を得て進めていけると思います。

委員長

 今は全員の方が恩恵を受けているわけですね。

事務局

 手帳をお持ちの方には全員に支給しています。ただ、手帳をお持ちでなくても障害があってお困りの方、例えば精神障害で手帳を取るのに抵抗がある人もいると聞いています。ですので、手帳をお持ちの方が全てではないと考えています。

委員長

 新しいことを始めるにしても、障害のある全員の方が恩恵を受けられるということを考えないと、難しいと思います。ただ、税収の落ち込みで予算的に厳しいということは承知していることであり、新しいことをやるなら財源を確保しなければなりませんので、そのあたり十分に理解してもらう必要があるわけですね。

委員

 扶助料の廃止はいつごろ提案されたものでしょうか。

事務局

 8月の第1回自立支援協議会で提案させていただきました。基本計画には、56ページ「2‐4(2)経済的自立の支援」の項目に掲載させていただきました。中でも◎のある3年以内に実施すべきものではありませんが、前倒しして実施させていただこうとするものです。先ほどから申し上げておりますが、昭和48年からの手当てということで、市の内部で実施している行政評価におきましても、改善を要するとの評価をいただいております。

委員

 扶助料のかわりの新たな施策となると、昨年の基本計画策定段階で扶助料廃止という前提であれば、賛成・反対など他の議論はあったかと思うが。以前、自立支援協議会においてはタクシーチケットなどの手当の見直しという言葉は聞いたことがあるが、扶助料は大きな問題ですので。

事務局

 扶助料を廃止してという計画では当初は考えていませんでした。昨今の経済情勢の悪化という財政事情から見直した結果、市の単独事業の見直しを考えたというものです。

委員

 予算を見直すというのは、市全体の予算を見直した結果でしょうか。

事務局

 福祉の事業を実施するためという観点から、福祉関連の財源のみの見直しです。他の部門については、それぞれがやっていることと思います。

委員

 扶助料の予算額が大きいようですが、所得制限や等級での見直しは考えていませんか。

事務局

 方法はいろいろあると思いますが、市はたたき台として提案しております。等級による区別については、重度の人には年金や他の手当があったりしますが、逆に等級が軽度な精神3級の方の例では、年金もなかったり就労できなかったりしてかえって困っておられる場合もあり、一概に言えない面もあります。よって、あえて線引きはせずに適切なやり方についてご意見いただくため、自立支援協議会には全廃という形で提案をさせていただいたものです。

委員長

 よろしいでしょうか。この会では報告事項ということですので、自立支援協議会の方で検討していただけることになっております。
 本日の議題および説明事項は、以上となっております。第2回の委員会について、事務局から説明願います。

事務局

 第2回を1月ごろに予定しております。後日、また日程調整させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長

 みなさま、ご協力ありがとうございました。以上をもちまして、第1回日進市地域自立支援協議会を終わります。

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