第2回 議事録

ID番号 N4050

更新日:2019年03月01日

平成20年度 第2回 日進市障害者基本計画等策定委員会

日時

平成20年7月28日 月曜日 午後1時30分から

会場

日進市中央福祉センター 多機能室(北)

出席者

沖高司、茅野好子、堀尾直樹、森茂、立松文彦、石川博夫、成田一春、牧野与志雄、伊東博也、石垣儀郎、浅井康宏、熊谷豊、小林千津子、石井好恵、加藤統祥、牛田幸子、高木雅康、河上有子、山中和彦

事務局

吉橋生涯支援部長 福祉推進課-野村課長 服部課長補佐 星野係長、安藤主査 福田主任保健師、コンサルタント;地域問題研究所(基本計画)、名豊コンサルタント(福祉計画)

欠席者

三輪喜久男

傍聴の可否

傍聴の有無

有(8名)

議事

  • (1)第一次日進市障害者基本計画の進捗状況の報告
  • (2)基本計画等策定委員会に係る作業部会の状況
  • (3)基本計画策定に係る団体等ヒアリングの結果報告
  • (4)障害者基本計画の「中間まとめ(案)」について
  • (5)団体からの意見聴取について
  • (6)第2期障害福祉計画策定に関する報告

議事録

議事録全文
発言者 発言内容
事務局 定刻になりましたので、第2回日進市障害者基本計画等策定委員会を開催いたします。はじめに、委員長よりご挨拶をお願いいたします。
委員長 前回、第1回の策定委員会から2ヶ月程たち、私自身、日進市の支援がどのようになっているのか知りたく、市内の3事業所の見学をさせていただきました。それぞれの施設が、それぞれの環境の中でがんばってみえることを感じました。福祉行政を進めていくうえで、人材育成を中心として十分なサポート体制をとれる計画策定をしていきたいと感じました。
(配布資料の確認)
本日の議題の(4)で中間のまとめがございますが、このまとめは第1回策定委員会で提示し、ご意見を伺ったものに対して、さらに作業部会、団体等のヒアリングを通じて出されたご意見、また、昨年度実施したアンケートでの当事者等の意見を参考に、私と事務局で案としてまとめさせていただいたものです。この後、事務局から作業部会と団体等のヒアリングについての報告がありますので、後ほど委員のみなさまのご意見をお願いいたします。それでは議事に入らせていただきます。議事(1)から(3)まで事務局から説明をお願いします。
事務局 (議事(1)から(3)について配付資料1から3により説明)
委員長 ただ今の報告に対し、ご意見をお願いします。
委員 部会について、その都度内容を提示していただけるとそれに合わせて策定委員としても意見が出せるのではないでしょうか。
事務局 ありがとうございます。今後、部会の意見がまとまり次第、委員の皆様へご提示していけるよう事務局で検討させていただきます。
委員長 他にございますか。
前回の第1回策定委員会で、第一次基本計画の進捗状況のまとめを要望しましたが、資料1でまとめていただきありがとうございました。十分とまではいかないにしても、それなりに基本計画にそって事業が行われているようで安心しました。
委員 ヒアリングの件ですが、多くの団体にご協力いただいてまとめて出してもらっているので、それがどう計画に反映されるのか、また反映されないのであればその部分も含めて何らかの形で各団体にも報告すべきではないでしょうか。
事務局 いただいたご意見に対し、市の見解を述べさせていただく作業とは別に、計画ができあがった後で再度お返しするということでよろしいでしょうか。
委員 それでは不十分ではないでしょうか。
委員長 進捗状況を随時返していくということではいかがですか。
委員 透明性ということで、現状の計画策定のプロセスが見えにくいという印象があります。
委員長 第1回の報告が中間報告だと思いますが。
委員 あくまでもヒアリングのことを申し上げています。少し私の考えをまとめます。
委員長 では次に、議事(4)について説明をお願いします。
事務局 (議事(4)について配付資料4により説明)
委員長 このまとめは、今日の策定委員会で諮ったうえで、来月の中旬位に公表する予定ですね。
事務局 そうです。
委員長 ただいまの説明についてご意見はございますか。最初に当事者として参加していただいている委員からご意見をお願いします。
委員 私たち身体障害者福祉協会としては、普段出てこられない人とも一緒になって活動したいと思っていますが、なかなか難しいので、そのあたりをご理解いただければありがたいです。
委員 遠い所には行けないですが、楽しく働いています。一般のところで働きたいという気持ちはありますが、年齢の問題もありますので。
委員 草の根活動と私は言っていますが、例えば、当事者同士でしか分からないことがあるので、気持ちのよりどころとして、当事者同士が集える場所の確保ができればよいと思います。障害者手帳を持っていなくても、障害によって生活に苦労しているという人をどう拾い上げるかが課題です。ゆったり工房内でトータスゆったりという自助グループが1年半前に4人で結成されました。うち3人は就労していますが、共生の場が必要だという意識でいます。そのような活動を支えていただきたい。また、ゆったり工房は自立支援法の中で、就労継続B型を選択しましたが、自分は働いていて、社会保険も受けているのでB型に移行した後は利用できなくなります。ますます居場所がなくなってしまいます。もう一つ、生活保障ということで、住む場所がまず大事になりますが、市内には市営住宅がないため一般で探すと最低でも5万円はかかるためそれに代わるグループホームなど、住む場所の確保が必要だと思います。仕事の保障については、なかなか見つからないのが現状です。事業所の意識の問題もあると思います。事業所や大人への福祉実践教室の機会が必要だと思います。
委員長 要望は全てよく検討しまして、ご期待に応えられるようにしていきたいと思います。今回のまとめは総論的なことなのであまり具体的なところまではふみこめませんが、他にご意見はありますか。
委員 基本理念については作業部会で出されたキーワードを中心に作られたということですが、先ほど委員が言われたのは単位施策に入ることだと思いますが、当事者、家族、事業所等の思いが大きな基本理念になってくると思います。基本理念について、どのように考えればよいか、分かりにくいというのが率直な感想です。基本理念と目標のところで、まちづくりについて、全体をとおして行政の役割が明文化されていないと思います。名古屋市の基本計画では明記されています。また、21年から30年の計画ということで、自立支援法の中で障害者基本計画が施行されていくという想定だと思いますが、精神障害者を支援している立場から、精神障害の部分がとても立ち遅れていると思います。例えばJR運賃の割引にしてもそうですが、障害者手帳を持っていても立ち遅れていると思います。長久手町は計画の中で3障害の一元化を明記していて、立ち遅れている精神障害についてもちゃんとふれているので、ぜひ具体的にしていただきたい。基本目標についてですが、言葉のイメージがつかめないのでもう少し体系化したものがあるとよいと思います。
委員長 非常に基本となるところについてのご発言でした。他にはありますか。
委員 行政の役割についてですが、障害者の就労について、市が率先して発注などをすすめ、必死な姿勢を見せていただきたい。具体的なものが見えたときに、街の中に理解、認識ができるのではないでしょうか。市役所内の各部署の認識、理解が目に見える形で示されればよいのではないでしょうか。市役所全体で、やってあげるのではなく、やってもらったら助かるということを見つけてもらい、感謝してもらえる仕事を市役所から作り出してもらいたい。障害のある人たちができることは、付き合ってもらうことで分かることはあると思います。
委員長 市民と障害のある方との交流の前に、行政の人と障害のある人との交流の場を作っていくことが大事で、そこが第一歩ですね。今、仕事の話がでましたが、ご意見はありますか。
委員 企業としての雇用については、障害者の雇用の必要数は定められているので働いていただいてます。スポーツのところで「障害のある人の参加をあたりまえのこととして」とあるが、これを雇用のところにあげてもいいのではないかと思いました。どうしてもあらゆる障害の人を、平等に受け入れるのは現実論としては難しい。職場・作業環境によっては受け入れにくい障害があるという問題点はあるが、それがクリアできれば、積極的に雇用できるのではないでしょうか。市内で雇用形態を分担できればよいのにというイメージはあるが、商工会として議論としてはあがってきていない。大企業では可能なこともあるが、障害の人に100%の対応は難しい。
委員 名古屋市から就労の依頼はあるが、実際難しい業種だが、もっと簡単な考え方で、自分たちが助けてもらえるという考え方で前向きに考えていきたい。
委員長 前向きに考えていただけるということで、非常に心強いです。教育関係の方は何かありますか。
委員 学校で福祉実践教室をやるが、その結果が十分に親や一般に広がっていくかは分からない。就労については、何ができるかできないか明確にし、そこで市の体制が重要になってくるのではないでしょうか。
委員長 緊急時の医療体制について、今後問題になってくるかと思いますが、ご意見はありますか。
委員 精神科については、愛知県で担当制をとっていますが、基本的に主治医があればそこにかかるということだと思います。ただし、クリニックは夜間等の対応はできないので、担当医を利用することになると思います。
委員長 障害のある人は緊急の場合、一般の人よりコミュニケーションがうまくいかないなど、状況判断が難しいので、日進市内で体制が整うとよいですね。
委員 かかりつけ医があれば、それが一番だと思います。
委員 歯科は輪番制をとっていないので、できるだけクリニックに通院していただき、コミュニケーションをとるようにし、緊急事態にならないように伝えていきたい。今日資料を見せていただいて、たくさんの目標と方針があり、もう少ししぼって話をしないと大変ではないかと思った。重点候補をあげていかないと、達成できないのではないかと思う。
委員 基本方針については、障害者だけの話ではないと思います。地域の人たちも含めて同じことが言えると思います。安心して暮らせるまちづくりというのは当然のこととして必要だと思います。共に学び共に働くということも、一般の人にも同じことが言えます。肢体不自由の子は、今は2時間かけて港養護学校へ通っているので、共に学ぶとはほど遠いことだと思っています。日進市の中で整備し、一緒に育っていく環境を作っていかなければいけない。グループホームなどの場を作ればそれで終わりではなく、作ったら地域の人との生活もあるので、それを理解してもらえるようなものにならなければならない。施設を作るとき、理解してもらえるのは難しいが、一般の人を巻き込んで考えていかなければいけない。また、子どものころから、ということが大事。小さい頃は障害のある子も一緒に遊んで生活しているのに、小学校、中学校、高校になっていくと、子どもたちの視界から障害をもった人たちが消えていくのが現状。障害のある人とは別のところで生活エリアができているのが問題で、それをつなげることによって大人になった時に、特別なことでないと考えてもらえるのではないでしょうか。大人になって、障害のある人がまた地域にもどることで戸惑うことも出てくると思う。国もトータル的な支援として小さいころから地域で暮らすという目標があると思いますが、具体的なものを少しずつきちっと入れていくことが大事。とても難しい話なので、5年後、10年後にできていないこともあると思うが、立派な計画だけがあってもいけないと思います。着実につなげていけるものであってほしい。大きな話ですが、日進市がどうなっていくべきかということが一番大切なことで、その中で、障害のある人が一緒に生活していくということに結果的につながっていけばよいのかと思います。
委員長 まだたくさんのご意見があると思いますが、何かあれば直接事務局へ言っていただきたいと思います。
委員 聴覚障害の方について、市内のサービスがあげられているが、障害サービスは広域での連携が重要になってきます。共にというが、参加することで共に居るということはできるが、デイサービスに参加しても何もせず帰ってきてしまうという現状を理解していただいて、同障の者で集える場を必要としています。もう一つ、当事者の団体の活動の中で、当事者同士の相談ができるようにとありますが、これは相談支援事業として位置づけていただきたい。
委員長 まとめまして、公表する前に一度策定委員会の皆様に案を配付します。なお、本日いただいたご意見を本日とりまとめる時間がございませんので、委員長に一任するということで、私に預けていただいてよろしいでしょうか。
委員 意義なし
委員長 次に資料(5)について説明をお願いします。
事務局 (議事(5)について配付資料5により説明)
委員長 ご意見はありますか。
委員 事業者としての意見をその場で言うことになりますか。
事務局 そうです。
委員長 策定委員としてではなく、事業所の立場でご発言いただくことになります。
委員 まとめ案に対して意見を言うのですね。
委員長 はい。市内全ての団体にまとめ案を配布するのですね。他の団体からの意見もある程度反映したほうがよいと思いますので、他団体を代表して発言していただくので、4つの団体を通じて発言してくださいというアナウンスをしておくとよいのではないかと思いますが、いかがですか。
委員 要望は直接事務局に言ってもらったほうがよいのではないでしょうか。
委員 ヒアリングをした団体に回答を出したほうがよいと思います。
事務局 ヒアリングをした項目については事務局で考えを整理したいと考え、これからその作業をすすめてまいります。
委員 それを出していただかないと、無駄な作業が続くと思いますので、簡単なものでよいのでお示しください。
委員長 中間まとめ案をヒアリングした団体へお配りすればよいのではないでしょうか。
事務局 単位施策については11月頃までに整理してまとめていきたいと思います。
委員長 その旨も中間まとめに付記するようにしてください。
委員 第1期障害福祉計画のヒアリングとパブリックコメントの意見について、必ず基本計画にのせるということになっていたと思いますが、そのあたりの整理はどうなっていますか。
事務局 第1期障害福祉計画の中でいただいた意見の中で、障害福祉計画にそぐわないものは基本計画に反映させていただくことになっております。
委員長 議事(6)の説明をお願いします。
事務局 (議事(6)について配付資料6により説明)
委員長 ご意見、ご質問はございますか。
委員 計画策定に関して、コンサルタントの役割を教えてください。
事務局 アンケートの集計や数値の分析等をお願いすることになっております。
委員 障害福祉計画の数値目標を策定するのにコンサルタントは必要なのですか。
事務局 数値のみではなく、事業所の意向調査や実態の把握も考えており、コンサルタントをお願いしました。
委員長 数値に対して色々ご意見があるのではないかと思うのですが、すぐにご意見はでませんか。利用実績が低いようですが、低い原因は何でしょうか。心配なのは、利用者が利用の仕方を知らないということでは困ります。また、予算的なものから利用実績が上がらないのか、アンケート等から原因をつきつめてほしいと思います。21年度以降、利用が予測に近づくようにしていただきたい。
委員 今回の分析は物足りず、報告になっていないと思います。分析ができているのか、できていないなら分析も依頼するのかどうか、それをはっきりさせずにコンサルタントを採用するというのは納得できないのではないでしょうか。
事務局 1期の計画の策定をしたコンサルタントなのですが、今後利用者の調査をし、実際利用希望がなかったのか、何らかの理由で実績がなかったのか分析を含め、併せて行っていきます。
委員 それは2期が始まる前にやるべきことではないか。
事務局 コンサルタントの決まる時期の問題もありましたが、併せて行っていきます。
委員 1期に関わったコンサルタントであれば、分析は簡単ではないですか。
事務局 (資料6にて目標値と実績の説明)
受け皿があるのに、実績につながらなかったのか、今後行うアンケート等に基づいて分析していきたいと思います。数値についても修正を含めて行っていきます。
委員長 20年度末にしっかり実績把握をするということと、そのうえで21年度以降の計画をたてるということでご了解いただけないでしょうか。また、順次進捗状況はご報告するということでお願いします。気づいたことは事務局へお願いします。
では、以上で議事を終了いたします。最後に事務局から連絡をお願いします。
事務局 次回の日程については調整でき次第ご連絡いたします。
委員長 概ね9月末を予定しているということでお願いします。以上をもちまして第2回日進市障害者基本計画等策定委員会を終わります。

午後4時05分閉会

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