平成20年度 第3回 日進市障害者基本計画等策定委員会

ID番号 N4049

更新日:2019年03月01日

日時

平成20年9月22日 月曜日 午後1時30分から

会場

日進市中央福祉センター 多機能室(北)

出席者

  • 沖 高司
  • 茅野 好子
  • 堀尾 直樹
  • 森 茂
  • 石川 博夫
  • 三輪 喜久男
  • 成田 一春
  • 牧野 与志雄
  • 伊東 博也
  • 石垣 儀郎
  • 浅井 康宏
  • 熊谷 豊
  • 石井 好恵
  • 加藤 統祥
  • 河上 有子
  • 山中 和彦

事務局

  • 吉橋生涯支援部長
  • 福祉推進課-野村課長
  • 服部課長補佐 星野係長
  • 安藤主査
  • 福田主任保健師

欠席者

  • 立松 文彦
  • 小林 千津子
  • 牛田 幸子
  • 高木 雅康

傍聴の可否

傍聴の有無

有(5名)

議事

  1. 団体等からの意見聴取
    1. 日進市障害者団体連絡会
    2. 進市身体障害者福祉協会
    3. 日進市手をつなぐ育成会
    4. トータスゆったり
       
  2. 事業所からの意見聴取
    1. レジデンス日進
    2. 愛歩
    3. ゆったり工房
    4. なかまの家ポレポレ
       
  3. 報告事項

議事録

委員長

定刻になりましたので、第3回日進市障害者基本計画等策定委員会を開催いたします。まだまだ政治空白が続くようですが、総裁選の討論をみていましても、障害福祉に関する議論はほとんどなかったように思います。それでも最終的には自立支援法についての見直しや、障害福祉についての改善があるだろうと期待し、今後の推移を見守っていきたいと思います。本日は日進市の障害者基本計画の中間まとめについて、主だった団体の方々から意見聴取を行います。具体的な施策はまだ入っておりませんが、基本計画が目指す、障害のある方が地域において、家族や障害のない方々と一緒に普通の生活をし、活動ができるようにするためにはどのようなことが必要か、総論的なものが中間のまとめとして出されています。計画の中での中枢となり、重要なものなので、中身を十分に吟味していただき、あと数ヶ月で計画の本体をまとめていくことになります。今回は中間まとめに対して個別の施策など、4つの団体の方々、4つの事業所の方々から話を聞かせていただきたいと思います。皆様には、忌憚のないご意見をよろしくお願いいたします。

事務局

注意事項としまして、団体からの説明は10分でお願いいたします。その後の策定委員からの質疑は5分でお願いいたします。団体説明後は、退席していただくか、そのまま会議を傍聴していただくことも可能です。委員につきましては、限られた質疑時間ですので、意見や感想等時間内に発言できなかったものにつきましては、後日事務局まで意見の提出をお願いいたします。

委員長

では議事(1)について、団体等からの意見聴取ということで、日進市障害者団体連絡会代表の方、お願いいたします。

団体1

(事前配付資料により説明)

委員長

今は障害者という文言は使われず、障害のある方と言われているのではないしょうか。

団体1

法律の中では全て障害者という文言が使われています。障害者の中には、自分たちは加害者ではないのに、害という字が気になるという話があり、それを周囲も気にするようになり、害という字にひらがなや別の漢字をあてるようになってきています。ただ、実質は障害者問題を根本的に解決するためには、障害者の実態を知らないといけないと思います。単なる言葉のやりくりだけですませてはいけない。国際生活機能分類の中で、障害そのものは消滅することはないかもしれないが、周囲の環境が整えば、障害はある程度軽減するのではないかと言われています。障害者がもっともっと社会参加ができる環境づくりをしていく。そのためには周囲の方々の積極的な理解や協力が必要になってくると思っています。ですので、私たちは害という文字にはこだわっておりません。

委員長

災害についての提案につきましては、最近は災害が非常に多く、東海地震もいつくるのかという状況ですが、非常に必要なことだと考えますので、具体的にどのようなことができるか検討し、計画に盛り込めるところは入れていきたいと思います。 
続いて日進市身体障害者福祉協会の代表の方、お願いいたします。

団体2

(事前配付資料により説明)

委員長

現在会員は何名ですか。

団体2

今年度は170名です。肢体不自由の方、内部障害、視覚障害の方がいらっしゃいます。聴覚障害の方はみえないですが、本当は聴覚障害の方も、知的、精神障害の方も一緒にやっていきたいと思っています。しかし、独自でやられていたり、もっと別の方法でやりたいというような事情もあり、まだまとまっていないのですが、全ての人を一つの大きな組織にしたいと思ってやってきております。

委員長

協会としての活動はどのようなことがありますか。

団体2

いまは、スポーツ大会やカローリング大会、残存機能訓練のための旅行、話し合い、市民まつりの際にはバザーを出したりしています。今のところ動ける人が少ないので活動も限られてしまいますが、もっとやりたい気持ちはあります。

委員長

質問やご意見がありましたらお願いいたします。

委員

タクシー券についてですが、自立支援協議会においても話題として出ましたが、枚数を増やすということだけでなく、使い方についても課題として出ています。

団体2

タクシー券を実際に利用している少数の人の意見ですので、色々調べていかなければいけないと思っています。

委員

児童デイサービスについては、午後からの利用になりますが、午前中から利用したいという要望も聞いています。地域活動支援センターについては、全ての年齢の方が利用できるようになってます。

団体2

緊急時の利用に対し融通がきくようになると良いと思います。

委員長

続いて日進市手をつなぐ育成会の代表の方、お願いいたします。

団体3

(事前配付資料により説明)

委員長

会員の年齢層及び障害種別を教えてください。

団体3

障害種別は知的障害です。身体と精神の障害の方も含まれていますが、主としては知的障害になります。

委員長

質問やご意見がありましたらお願いいたします。

委員

程度区分について納得できていないということですが、お子さんの認定区分に関して親が納得していないということですか。

団体3

そうです。中間のまとめをいただいてから、時間的な余裕がなく、一部の人の意見しか聴取できていないので申し訳ないですが、日ごろ、親は限られた場所でしか活動していないと思います。区分認定についても決まったら変更ができないと思っている人も多いのではないかと思います。

委員

福祉教育についてですが、特別支援学級は、生徒1に対し先生1という状況であった場合、育っていくときに仲間とのやりとりという経験が不足してしまうように思います。育成会としてのお考えはありますか。

団体3

今の日進の育成会の中核となっている親は子どもが青年になっている方が多いのですが、今年は学童が増えましたので、さらにこれから生まれてくる子どもも含め、小さい子たちのことを考えていく必要があると思っています。他の地域の育成会は非常に年齢層の広い活躍をされていますが、日進ではまだ一部のところでしか活躍できていません。今現在障害者として日進に在住している方はもちろん、この先10年間でこれから生まれてくる人へのサポートについて、本計画に盛り込んでいただきたいと思います。

委員長

これまでの3団体の横のつながりはあるのですか。

委員

個人的な付き合いにとどまっていると思います。

委員長

自立支援法でも3障害の統合ということが言われていますので、是非横のつながりを作っていただけると良いと思います。

委員

聴覚障害者が入っていけないのはコミュニケーションの問題があるからです。その部分が保障されないことにはいつまでも入っていけないのではないかと思います。

委員長

続いてはトータスゆったりですが、欠席のため事務局からお願いします。

事務局

(事前配付資料により代読)

委員長

3団体の代表の方々、貴重なご意見をありがとうございました。できるだけ計画に反映させるよう努力していきたいと思います。
では議事(2)について、事業所からの意見聴取ということで、レジデンス日進の方、お願いいたします。

事業所1

(事前配付資料により説明)

委員長

他市町村とは別の特徴的な取り組みとありますが、何か具体的なものがありますか。

事業所1

生活する場の提供について試行的に行い、行政が主導をとり進めていく中で、ある程度軌道にのったところで事業所へ渡していくなど、予算的なものだけでなく、行政と事業所が一緒になって考えていきたいと思っております。法律が変わり、市町村が主となり考えていくようになりました。全国的にまだ独自のものですすめていくとはいかないようですが、日進市として独自のものを考えていきたいと思います。

委員長

他にご質問はありますか。

委員

地域医療サポートチームについて、現在は具体的にはどのような状況ですか。

事業所1

ばらばらの状態ではないと思いますが、理解をしていただくのに時間がかかります。ただ、少しずつ増えてきてはいますので、それがつながっていくと良いと思います。

委員長

コロニーの施設利用者の地域移行の関係で、中央病院へ通院、入院の方が地域で安心して暮らしていけるように、地域医療の充実という観点で、訪問看護ステーションの看護師の活動も地域医療では重要な役割を担うことから、教育研修や病院実習指導を行っています。また、地域の医師にも障害について知ってもらうために、色々な地域の医師を対象に医療講演会を年に1回実施しております。このようなことも知っていただいて活用していただければと思います。
続いて愛歩の方、お願いいたします。

事業所2

(事前配付資料により説明)

委員長

質問やご意見がありましたらお願いいたします。

委員

まず、市の予算のつけ方が課題になってくるのではないでしょうか。

委員長

授産施設等が不足しているという状況で、新たなところを増やすということが良いのでしょうか。それとも、愛歩を発展的に拡大するということは考えられないのでしょうか。

事業所2

法人としては、新たに施設を建てるということは、財力の面で難しいというのが現状です。ハードを準備していただいて、運営をさせていただくというような支援をしていただければと思います。

委員

三好養護学校の卒業生について、日進市の方は今年度4名ですが、進路は日進市内ではないのが現状です。地域で安定した生活ができるということとは矛盾していると思います。これから参入事業所の促進ということを進めていただきたい。また、相談支援事業についても、ケースワーカーを配置するべきだと思います。豊田市では自立支援協議会で協議されまして、相談支援事業のケースワーカーの整備に何百万円という予算を急遽つけたという話も聞いております。各市町で状況は異なるとは思いますが、日進市でも整備をしていただければと思います。

委員長

他にはいかがですか。最初に出ていたように、あいまいな点、逃げ道がないようにということは重要だと思います。責任の所在をはっきりさせるようにしていきたいとは思います。
続いてゆったり工房は欠席ですので、なかまの家ポレポレの方、お願いいたします。

事業所4

(事前配付資料により説明)

委員長

質問やご意見がありましたらお願いいたします。

委員

知的障害のある方がタクシー券の利用がなかなか上手に利用できないということでしたが、身体障害者でも同じような声を聞きます。聴覚障害者ですと、電話はできないためファックスでは伝わったのか、伝わっていないかもわからないなど、うまく伝わらないこともあると聞いています。

委員長

ハード面というのは建物のことですか。新しい計画を立てているがその面で立ち止まっているということですか。

事業所4

そうですね。土地となると色々な制約があり、難しい面があります。借地借家でもいいので事業を展開していきたいとは考えております。

委員

障害者用の医療機関についてですが、一般の開業医に障害者について知ってもらうためのシステムができるとよいと思います。

委員長

ありがとうございました。

(5分間の休憩)

委員長

次に議事(3)について事務局から説明をお願いします。

事務局

(策定スケジュールについて配付資料により説明)

委員長

策定スケジュールの変更について、質問やご意見はありますか。十分に検討する時間をとっていただけたのは良かったと思います。
続いての報告事項の説明を事務局からお願いします。

事務局

第2期障害福祉計画について説明いたします。事業所あてのアンケートを実施し、現在集計作業を行っております。80事業所を対象に行い、63事業所から回答をいただいております。事業所アンケートに加え、本日(案)として提示しました、利用者あてのアンケートを実施する予定です。
(利用者アンケート調査の概要、アンケート内容について、配付資料により説明)

委員長

質問やご意見がありましたらお願いいたします。

委員

新体系事業についてはのっているが、旧法施設についての項目がありませんので追加していただけますか。実際に旧法施設を利用されている方が回答に困らないようにしていただけますか。

事務局

実際計画には新体系の数字のみが入りますが、旧法施設利用者への説明を入れさせていただきます。

委員

今現在サービスを受給されている方が対象となっていますが、障害者手帳をお持ちの方でサービスを利用されていない方についてはどのようにお考えですか。

事務局

相談支援事業として、障害者手帳を持っていてサービスにつながっていない方については、時期は未定ですが、個別の訪問により状況を把握する予定です。

委員

聴覚障害や視覚障害の方については回答が難しい場合がありますが、調査方法はどのようにされますか。

事務局

聴覚障害と視覚障害の方については送付方法について検討中です。手話奉仕員の方にも相談させていただきます。

委員長

実際にサービスを受給していない方にも、何らかのかたちで調査していただきたいと思います。きっとこれだけでは把握にならないと思います

委員

240人という数字は何の数字ですか。

事務局

実際に受給者証を交付している人数です。

委員長

身体障害者福祉協会等を通じて啓蒙活動もお願いしたいと思います。他に事務局からありますか。

事務局

策定スケジュールでご案内いたしましたが、日程調整表の提出をお願いいたします。また、意見聴取にかかるご意見、感想等がございましたら提出をお願いいたします。

委員長

以上をもちまして第3回日進市障害者基本計画等策定委員会を終わります。

午後4時閉会

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

介護福祉課
電話番号:0561-73-1495 ファクス番号:0561-72-4554

ご意見・お問い合わせ専用フォーム