平成21年度 第6回 日進市障害者基本計画等策定委員会

ID番号 N4046

更新日:2019年03月01日

日時

平成21年3月26日 木曜日 午前10時から

会場

日進市立図書館 大会議室

出席者

  • 沖 高司
  • 茅野 好子
  • 堀尾 直樹
  • 立松 文彦
  • 石川 博夫
  • 牧野 与志雄
  • 伊東 博也
  • 石垣 儀郎
  • 熊谷 豊
  • 石井 好恵
  • 加藤 統祥
  • 牛田 幸子
  • 高木 雅康
  • 河上 有子
  • 山中 和彦

事務局

  • 田中副市長
  • 吉橋生涯支援部長
  • 福祉推進課-野村 服部 星野 安藤 福田

欠席者

  • 森 茂
  • 成田 一春
  • 三輪 喜久男
  • 浅井 康宏
  • 小林 千津子

傍聴の可否

傍聴の有無

議事

  1. パブリックコメントに寄せられた意見等に対する市の考え方について
  2. 第2次日進市障害者基本計画(案)について
  3. 第2期日進市障害福祉計画(案)について

議事録

委員長

定刻になりましたので、第6回日進市障害者基本計画等策定委員会を開催いたします。パブリックコメントについては、皆様からたくさんのご意見をいただきました。今後10年の計画期間に、できるだけそれに応えられるよう考えております。障害者施策推進協議会では、それぞれの進捗状況をチェックしながら、その年に必要な施策を検討し、必要なものは行政に伝えていくという道筋が作られています。また障害者基本計画については、案を作る前にたくさんのご意見をいただき、当事者や事業所からの福祉に対する思いが十分につまったものになっているのではないかと思います。策定委員会は本日で最後となりますので、最後に委員の皆様から一言ずついただきたいと思います。それでは議事(1)について事務局から説明願います。

事務局

(資料1:障害者基本計画のパブリックコメントについて説明)障害者基本計画に対するパブリックコメントは、団体を含む19名から総数177件いただきました。提出方法は、持参8件・ファックス2件・電子メール9件、性別は男性3名・女性4名・団体が12となっています。意見の内容は、計画全体に対するご意見が1件、第1章に関するものが1件、第2章に関するものが2件、第3章に関するものが4件、第4章の全体に関するものが2件、第4章の1に関するものが58件、2に関するものが25件、3に関するものが18件、4に関するものが24件、第5章に関するものが9件、文章の表現等に関するものが33件となっております。パブリックコメントにより追加修正した部分は、68か所になります。そのうち文章の表現等に関するご意見33件を除いた35件が、内容に関わる追加修正でした。その他表現方法等については、事務局側で適宜修正しておりますのでご承知おきください。市の考え方の中で「事業を検討するにあたって、参考とします。」としている部分については、推進体制の中で課題として掲げていきます。また計画の施策内容・方針として明記することで、施策の実施を担保するというものではなく、計画に施策として明記されていない場合でも、方針の中に方向性が示されているものについては今後の推進体制の中で施策として考えていきます。第5章の推進体制にありますとおり、障害者施策推進協議会、障害者自立支援協議会、障害者基本計画等策定・評価委員会という体制を整え、平成21年度から計画を推進・検討していくわけですが、市民参加という形で広く皆様のご意見をいただきながら、市の施策に反映していくということも考えております。パブリックコメントの中で、精神障害にかかわる施策の記述が足りないのではないかというご意見が3件ほどありましたが、自立支援法において障害福祉サービス全体の充実を図ることで、3障害全体のサービス向上につながるものと考えております。また、障害者自立支援協議会の専門部会において検討を重ね、計画の第4章に明記している居場所づくりとも併せて今後の施策を考えていきます。様々なご意見に対し参考とさせていただくとしている部分については、将来的な見通しもふまえ、足りない部分はインフォーマルなサービスの利用も考えていきます。

委員長

ご意見等ありましたらお願いします。

委員

(特になし)

委員長

具体的な案になっており、必要な事業が提示されていますので、今後協議する中で確実に検討・実行できるようにしていただきたいと思います。では、障害福祉計画のパブリックコメントについて説明願います。

事務局

(資料2:障害福祉計画のパブリックコメントについて説明)全体で12件のご意見がありましたが、方向性など大きな内容の変更点はありません。

委員長

ご意見等ありましたらお願いします。

委員

(特になし)

委員長

続いて議事2について説明願います。

事務局

(資料3:第2次日進市障害者基本計画(案)の説明

委員長

ご意見等ありましたらお願いします。

委員

29ページのイメージ図(ライフステージに応じた継ぎ目のない支援)ですが、市の支援のごく一部にあたると思います。基本計画なので、地域の支援マップという発想で障害福祉のサービスやインフォーマルな部分、保健医療に関することも含めた総合的な支援マップを考えるべきではないかと思います。

事務局

計画を推進していく中で、自立支援協議会の専門部会でご意見をいただいて、市のイメージ図をゼロから作っていくことも視野に入れていますが、地域の全体図とする必要があるとのことであれば、差し替えをさせていただきます。

委員

差し替える必要はないと思いますが、基本計画という形にのっとり全体をイメージできるようにすると意味があると思いました。この図についてはこのままで良いと思います。

委員

全体のイメージ図は違う意味合いをもって考えたほうが良いのではないでしょうか。この図は変えないほうが良いと思います。

委員長

全体のイメージ図というものはあるのですか。

事務局

現在はライフステージごとに相談相手が変わっていますが、支援の一貫性をもたせるためには、総合相談支援センターがサポートしていくということを考えております。相談支援が重要であるということで、相談支援のイメージであるということをご承知おきいただきたいと思います。

委員

図のタイトルを、相談支援のイメージとすると誤解がないと思います。

事務局

ご意見をふまえて検討させていただきます。

委員長

それでは議事(3)について説明願います。

事務局

(資料4:第2期日進市障害福祉計画(案)の説明)

委員長

ご意見等ありましたらお願いします。

委員

アンケートや調査をしていますが、計画の中で特に重点的に現れている部分はどこでしょうか。

事務局

指定相談支援(サービス利用計画作成)については、これまでご自身もしくはご家族の方によって福祉サービスの利用調整が難しかった方に限り利用計画を作成していたものを、国から対象者拡大の方針も出されていることから、ライフステージの節目にあたる人に対し提供できるよう数値を見込んでおります。またニーズの多かったグループホームやケアホームについても、体験事業などを組み込んだものになっております。

委員長

他にご意見はございませんか。特になければ、両計画ともご承認いただけたということでよろしいでしょうか。

委員

(異議なし)

委員長

それでは最後に委員の方々から一言ずつ感想などをお願いします。

委員

計画書については、それぞれの障害に対応したものを用意していただきたいと思います。

事務局

視覚障害のある方に対しては、市のホームページで計画を公表する際に音声変換できるものといたします。他にルビ付のものをご提供したいと考えてはおりますが、わかりやすい言葉に置き換えたものをというご意見については、理解に個人差があると思われるため考えておりません。

委員

計画全体をひらがなにしても、理解することは難しいかもしれませんので、最後の用語解説を簡単にしてもらえると良いと思います。

委員長

別冊として考えても良いかと思います。

事務局

概要版で対応を検討していきたいと思います。

委員

市内のサービスが少ないことを実感しました。事業所として、NPO法人として、計画が具現化していくようしっかり考えていきます。

委員

手帳所持者数に対し、サービス利用者が少ないと思います。身体障害者の団体に所属している人の中でも、サービスを知らない人が多いのが現状です。

委員

自分自身、いざ困った時にどのようなことが問題になってくるか身をもって体験しました。自助グループの意見や、その他多くの人が集まって施策を考えてくれているので、日進市は障害者に住みやすい街になっていくと思います。

委員

たくさんの意見を吸い上げていただき、きめ細かく対応していただいたと思います。ただ、あまりにたくさんの事業展開があり、自分の障害についてどこにつながっていくのか分からないという問題も出てくると思いますので、相談支援には期待をしております。横のつながりの強化と、地域で集まれる場所などの掘り起こし作業をしていくことが重要だと思います。

委員

たくさんのご意見をいただき、一部議論が煮詰まらず今後の検討材料として残っていますが、仕組みづくりとして、相談支援体制と自立支援協議会の方向性を示していただきましたので、これを軸に計画を立てただけで終わらないようがんばっていきたいと思います。

委員

計画をまとめていただきありがとうございました。計画の内容はもちろん重要ですが、読みやすさ、分かりやすさということが大切です。計画書を開く時というのは、障害を持って実際にサービスを受ける時ということが多いと思いますので、その方たちの立場に立った説明の仕方を考え、時には説明会を開き広めていくことが大切だと思います。

委員

持ち帰って説明させていただき、かかわり方等も話し合いたいと思います。

委員

個人の目、企業の目、会社の目で参加させていただきました。チャレンジ雇用については、就労訓練ということで企業も注目しております。具体的な成果が出るよう、意見をお聞きしながら協力していきたいと思います。

委員

安心して気軽に相談できることが一番だと思います。また、個々に最も的確な情報を提供してもらえると良いと思います。計画については、意見を取り入れながら修正していただき、非常に良かったと思います。全ての人が満足することは難しいと思いますが、親身になってもらえるというのはうれしいことです。教育面についても、子供たちが早い段階で理解できるようになると良いと思います。

委員

精神病院に入院している人のうち、状態は落ち着いているが条件が整わず退院できない人が2割ぐらいいる状況です。サポートがあれば生活できる人がいると思います。

委員

それぞれの立場からご意見をお聞きし、民生委員としてより良い活動をしていきたと考えております。

委員長

ありがとうございました。一年のかかわりの中で福祉の現場がよくわかり、行政の計画がどのように作られていくかという過程もよくわかりました。住民サイドに立って考えているということなど、色々と勉強になりました。多くの人々がかかわって作り上げた計画だと思います。これからも色々な声が出てくると思いますが、平成21年度を福祉元年とし、皆さんの努力で実行していき、10年後には良い街日進になっていることを期待します。

副市長

短期間で中身の濃い計画を策定していただき、ありがとうございました。計画はできあがりましたが、これからはプラン・ドゥ・チェックをし、いかに具体化していくかという段階になります。また事業費をどれだけ確保していけるかが明確になれば、さらに具体的なものになってくると思いますので、今後の予算編成にも反映していきたと思います。もう1つ、市長が常々申しているのは、市民目線で仕事をするということです。本計画においては、市民から多くのことを学んだと聞いております。総合的な相談支援センターについては、障害のある方の灯台になるものと考えており、図書館においても、介助する人のために配慮したトイレやエレベーターというハード面の充実と、またソフト面では障害のある人の採用もしております。何分、行政はPRが下手ですので、皆さんのお力をお借りしてPRをお願いしたいと思います。ありがとうございました。

委員長

1年間ありがとうございました。以上で第6回日進市障害者基本計画等策定委員会を終了いたします。

(午前11時45分閉会)

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電話番号:0561-73-1495 ファクス番号:0561-72-4554

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