ほっとカフェ藤塚が優秀賞を受賞「通いの場コンテスト」(愛知県主催)

地域の高齢者が集う「通いの場」の好事例を応募

介護予防のため地域の高齢者が集う「通いの場」は、愛知県内で約5,000 か所が把握されていますが、新型コロナウイルスの影響もあり、愛知県の通いの場の参加率は低迷しています。

高齢者の介護予防を推進するため、通いの場をより魅力あるものとし活性化を図ることを目的として、通いの場を対象に、様々な課題等の解決の参考となる好事例の募集がありました。

日進市からは、藤塚地区で通いの場を運営している「ほっとカフェ藤塚」の取組を紹介する形で応募しました。

多世代交流や幅広い活動を展開

藤塚地区では、住民同士の「ゆるやかな繋がり」を生み出すために、住民有志による「ささえあい藤塚」があり、7つの部会が活動しています。ほっとカフェ藤塚はその部会の一つとして活動を行っています。

ほっとカフェ藤塚は、「ゆるやかな繋がり」づくりに資するため、月に1回、藤塚集会場において、地域住民が気軽に集まって、お茶をしながらおしゃべりを楽しむ場をつくっています。

その活動のなかで、幅広い世代が参加することができるよう取組を進めています。午前は乳幼児を対象にしたおもちゃ遊びや赤ちゃん撮影会、絵本の読み聞かせを行い、同世代の子育てママたちの集いの場になると同時に、カフェに参加する高齢者との交流も図られています。

また、カフェの取組として、健康増進を図るために体操の時間を設けたり（にっしん体操スポットに登録）、孤食防止のために希望者に弁当の予約販売を行って一緒に食事をしたり、地域住民の絵画や写真、木彫り作品を展示するなど、参加者が楽しみを持ことができる工夫を数多く行っています。

多世代が交流

地域住民の作品を展示

体操の時間

通いの場フォーラム2023で表彰式

令和5年12月22日、愛知県主催の「通いの場フォーラム2023」が開催されました。コンテストで優秀賞を受賞した、ほっとカフェ藤塚の代表者である伊藤富子（いとうとみこ）さんが表彰状を受け取り、聴衆に向けて活動を紹介されました。審査員の講評では、多世代が継続的に参加することができるようにするための工夫が高く評価されました。

フォーラムの様子