2024年7月30日 食生活改善推進員会 食育たんけん隊「夏休み!和食に挑戦」
未来の健康は今日の食育から!子どもたちの和食調理実習
<市民スタッフ 三谷勇太>7月30日、市民会館の3階調理室で「子どもが作れる簡単和食」の調理実習講座が開催されました。このイベントは食生活改善推進員会が主催し、小学3年生から6年生の13人の子どもたちが参加しました。食生活改善推進員会は、地域住民の健康と食生活の向上を目的に活動している団体です。この日の講座では、押しずし・たたききゅうり・フルーツゼリー、お吸い物というバラエティー豊かなメニューを作りました。
調理開始前に指導員から食材について簡単な説明がありました。説明が終わるといよいよ調理開始です。子どもたちは、少し緊張した面持ちで三角巾とエプロンを身に付け、手洗いを入念に行いました。四つのグループに分かれ、それぞれのグループには指導員が1人ずつ付き添います。
まず、かつお節を使っただしの取り方が実演されました。出来上がっただしを一口飲むと、少し微笑みながら「美味しい」と子どもたち。
食生活改善推進員会が主催の講座に初めて参加する子どももいれば、何度も参加している子どももおり、それぞれの経験が交じり合いながら進められていきます。
子どもたちに話を聞くと、「家でも料理をする」と話す子どもが多く、中には「サンドイッチや野菜炒めを家で作る」「母親の代わりに朝ごはんを作る」と話す子どももおり、とても頼もしいなと感じました。
はかりを使って調味料を計量したり、卵を割ったり、食材を混ぜたりする工程では、真剣な表情がとても印象的でした。
メインの料理となる押しずしは、ツナや炒り卵など子どもたちに人気のある具材を使って作ります。「以前シイタケなどの煮物で押しずしを作ったが、子どもたちがなかなか食べてくれなかった」と話す指導員。子どもたちが喜ぶように人気のある具材を準備する優しさがとてもすてきです。
牛乳パックで作った四角い型に酢飯と具材を押し込む作業は、最初は苦戦している様子でしたが、指導員のアドバイスを受けながら、最終的にはみんながきれいな形の押しずしを完成させていました。完成した押しずしには、かに風味かまぼこと枝豆を使ってそれぞれがリボンやアルファベット、顔などを飾りつけ、子どもたちの個性が光る押しずしとなりました。
出来上がった料理を食べるとき、子どもたちの顔には笑顔が広がっていました。指導員は、「この講座は料理教室ではなく、食の大切さを伝えるために行っています」と話してくれました。
子どもたちの調理中の真剣な表情や、自分で作った料理を嬉しそうに食べる姿がとても印象的でした。私たちの体は、「食べたもの」で作られています。当たり前のことですが、日常の中ではなかなか意識できないことかもしれません。どんなものを、どうやって食べるのか…小学生の頃から食に関心を持ち続けることは、自分自身の健康を守るための大切な一歩だと感じることができたイベントでした。
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更新日:2024年09月06日