第3回生活交通部会

ID番号 N3964

更新日:2019年03月01日

平成20年度第3回日進市地域公共交通会議生活交通部会議事録

1.開催及び閉会に関する事項

平成20年8月26日(火曜日)13時40分から15時30分まで

2.開催場所

図書館3階展示会議室

3.出席委員及び欠席委員の氏名

(1)出席委員


浅妻 正美 委員(市民モニター)

石川 和美 委員(市民モニター)

小嶋 求 委員(区長会)

安藤 義昭 委員(老人クラブ連合会)

水野 利子 委員(障害者団体連絡会)

竹下 啓 委員(NPO法人 にっしん市民環境ネット)

田口 和美 委員(商工会)

都築 基雄 委員(前市内巡回バス検討委員) 

仲 龍典 委員(前市内巡回バス検討委員)

加藤 利秋 委員(日進市総務部長)

堀ノ内 秀紀 委員(日進市建設経済部長)

(2)欠席委員

武田 治敏 委員(子ども会連絡協議会)

余語 節子 委員(地域女性団体連絡協議会)

松本 幸正 委員(名城大学教授)

4.説明等のため出席した者

福岡防災安全課長、黒原主幹、渡辺課長補佐、寺田主査

5.挨拶

事務局

本日の出席委員は、14人中11人、欠席者3人であり、設置要綱第6条に規定する会議の開催に必要な2分の1以上の出席をいただいていることを御報告申し上げます。
傍聴人はございません。
それでは、平成20年度第3回日進市地域公共交通会議生活交通部会を開催いたします。部会長、あいさつをお願いいたします。

部会長

御指名をいただきましたので議長を務めさせていただきます。
本日の議事録署名につきましては、名簿の順といたしまして、本日御出席の小嶋委員と水野委員、よろしく御署名のほど願います。

6.議事の要旨

(1)見直しルート案について

議長

それでは、議題(1)見直しルート案について、事務局から御説明をお願いいたします。

事務局

先回第2回におきまして、ルート、バス停の見直し等につきまして御熱心に御協議をいただきありがとうございました。これを含めまして、今回見直し案を御提示するものでございます。
まず、廃止代替路線の赤池愛知学院線につきましては、くるりんばすとして位置づけ、日進市が運行することを明確化するとともに、現行経路につきまして見直しを図り、住民の方々に利用しやすいバスとしていきたいと思います。
今回のルート改正におきましては、現在の北コース西側区間を担保するものでございます。くるりんばすに取り込みます路線を仮称「中央線」と称しまして、8番目のコースとして新設を御提案します。
今回の見直し案についての大きな特徴でございますが、皆様から御要望の高かった双方向運行を取り入れ御提案するものでございます。
コースを左回りとか右回りというように巡回をするコースが、西コース、南コース、中コースであります。北コースにつきましては、リニモ駅の長久手古戦場駅のバス停を折り返す形のコースとして設定をいたします。中央線におきましては、市役所を起点にしまして、鉄道駅(リニモ)の長久手古戦場駅と地下鉄の赤池駅を往復するコースといたします。
今回のくるりんばす見直しの視点といたしましては、現状のくるりんばすの形態を基本に、双方向運行のあり方、利用者ニーズに対応したきめ細かい見直しの検討を行うことといたしました。
見通しに当たりましての基本的な考え方といたしまして、既存のバス的は極力廃止をしない方向で対応いたします。現行の50から53分のダイヤにつきましては、定時性の確保のため、60分のダイヤで再編を行うものでございます。また、新設の施設、既存の施設へのアクセス利便性の向上に対応するということです。それにつきましては、各コースごとの特性に合わせた対応方針を検討することになります。
双方向につきましては、バス停の利用者数、バス停間のOD、往路・復路の交通手段についての意向等を踏まえまして、コースごとに対応方針を検討するものでございます。
東コースでは、短縮を図るために現在通行しています五色園のつばき台、かえで台北につきましては、東コースでの経由はしない提案をします。
このルート変更に伴いまして、北コースにて対応をする予定でございますので、相野山福祉会館バス停の位置をかえで台西付近に変更します。それから、こちらの地区につきましては市役所との結びつきが強いこともございますので、北コースのルート変更により市役所とのアクセスを確保します。
日進駅利用者につきましては、市役所経由という形で、ほかのコースの乗りかえで対応を図っていきたいと考えております。
また、東部福祉会館へのバス停を新設、油田バス停を東南コースのルートへ変更(バス停を移設)します。
西コースでは、利用者ニーズを踏まえた双方向運行を実施します。また、日生梅森園、梅森台五丁目及び新図書館にバス停を新設します。
南コースでは、くるりんばす7コース中、最も御利用が多いコースでございます。
名古屋方面の通勤、通学の利便性向上に向けた双方向運行を実施します。こちらにつきましては、時間帯によりましても利用者の需要方向が変わってこようかと思いますので、こちらを踏まえました双方向運用を考えました。
逆運行ルート区間のバス停につきましては、美濃輪池から真っすぐ赤池駅の方へ向かう逆コースを提案します。既設路線バスのバス停である美濃輪池と箕ノ手にバス停を新設します。
北コースでは、利用が多い住宅団地とリニモの長久手古戦場駅の間をつなぎます利便性の向上を図るための双方向運行を実施します。区間については、市役所から宮西から五色園南、五色園東、五色園経由かえで台からかえで台北からつばき台を通るコースになります。
現行運行しておりました西側区間(岩崎地区の愛知学院と市役所の間)は、今回中央線を設けることによって対応していくとともに、東コースでは通過しないことになった五色園内のつばき台、かえで台北について北コースで対応することになります。
また、東部福祉会館、新図書館及び藤枝バス停を新設します。
中コースでは、利用者ニーズを踏まえた双方向運行を実施します。それから、新しい市街地形成に対応して岩崎町竹ノ山、北部保育園及び新図書館にバス停を新設します。また、北部福祉会館の近くまで乗り入れる案や竹の山中バス停を北側へ移設する形にしています。日東保育園につきましては、現場を検証してまいりましたが、ルート的にも保育園と距離を置く形でないと置けない状況等もございまして、今回は見送らせていただいております。
東南コースでは住宅団地から米野木駅へのアクセス利便性の向上を図ります。また、公共交通空白地域となっている研究所団地が愛知池の北側にございますが、こちらから米野木駅へのアクセスの利便性の向上を図るとともに、愛知牧場及び愛知牧場西にバス停を新設します。
そのほか、市役所から最初に市民会館を連絡するコースとして設定しました。
南西コースでは、定時性確保に向けたルートの変更を実施します。
具体的には、上ノ山停車後、生涯学習プラザの手前の浅田交差点を右折する形でルートを変えております。そして、上松から梅森西を経由しまして、平針北に向かうコースでございます。平針北につきましては、今まで右折にかなりの時間を要しておりましたが、この変更により左折する形になるため、定時性の確保の一つにしたいと考えました。それから、西部福祉会館への乗り入れ、赤池南、赤池小学校及び浅田区民会館前のバス停新設を提案します。
中央線では、廃止代替バスをくるりんばすとして運行していくものです。現コースは北コース西側区間を確保する形をとったルートとなっているとともに、赤池駅から市役所の間のルートは南コースと一体となった双方向運行の形態を確保するルートとしました。また、他のくるりんばとの乗り継ぎ利便性の向上を確保するため、市役所への乗り入れをすることにしました。
以上で、8コースの概要に関する説明を終わります。

事務局

若干の補足説明だけさせていただきます。基本的には逆ルートという形で双方向にしたルートは、「双方向運行の必要性」が50%を超えるものを選定しました。
あと、北コース見直し案のように、同じようなルートを戻るということではなく、全く違ったルートの提案を考えてみたところです。今回の見直し案は、永久にこういう形で走らせるということではなく、実証実験も兼ねてやらせていただきたいと考えております。
今日皆さんに見直し案を提示した後、18行政区を説明に回るつもりでおります。その中でいろいろな御意見が出ると思いますし、警察との協議を踏まえ、バス停位置等を調整させていただきたいと思っています。
最後ですが、双方向の提案と代案の提案を今日はさせていただいておりませんが、基本的に1本置きという形態以外に、午前2便は今のルート、午後2便は駅から住宅地に入ってくるような形態も考えていますので、今日の提案はあくまでもルートの提案という形で考えていただければ結構だと思います。

以下、各委員等からの意見の概要

議長

OD調査とかアンケート意見の集約を総合的にやられて案が出されたと思います。御質問の前に5分ぐらい休憩をとりたいと思います。

休憩

部会長

再開します。質問と意見をあわせて承ります。

委員

東南コースについて、米野木駅へ乗り入れていただけるのは大変ありがたいと思っております。愛知牧場の西の方に新しく停留所ができるところがありますが、ほとんど人家もなく、利用される人は少ないんじゃないかと思います。それよりも愛知国際病院の方へ入っていただけると、高齢者の方は大変喜ばれるんじゃないかと思います。なぜならば、愛知国際病院の界隈には老人施設がたくさんできていますので、南山エピック南で降りて歩いていかれます。ここにちょっと入っていただいた方が社会性は非常にあるのではないかなと思います。
くるりんばすは、公共施設への乗り入れ、つまり、市役所、図書館、区民会館とか福祉会館、学校、保育園、駅は当然と言えば当然のことですけれども、このほかに忘れてならない大事なところがあると思います。それは生活の拠点といいますか、生活の施設なんです。それは、スーパーマーケットであり、お年寄りが通われる病院なのです。だから、病院とかスーパーマーケットの界隈に停留所をつくっていただけるとありがたいと思います。

事務局

各地区へお伺いして御意見を聞く機会がございますので、本日委員からいただいた意見を含め、対応できるところにつきましては考えていきたいと思います。

委員

現地で声を聞くというのは、いつごろやられる予定ですか。

事務局

日程は決めておりませんが、この会議の後に、早速区長の方に御連絡をしまして、御協議の方をさせていただきます。

委員

くるりんばすを利用していない人たちの声を聞かれても仕方ないですよね。くるりんばすを利用する人を集めて声を聞くというならわかるんですけれども、これはどうでしょうか。

事務局

基本的には、くるりんばすを利用している人だけではなく、利用しない方にも乗っていただきたいという思いはありますので、それこそ今、国際病院というお話がありまして、入れるようであれば、時間の都合もありますし、バスがきちっと回り込めるかという部分も確認しないとできないということがございますので、御提案や御意見としてはいっぱいいただきますけれども、確認した後に、できるできないというのは判断したいと思っています。

部会長

時間はないわけで、今日提案分だけを承認いただければ、すぐ日程を立てるわけです。来年の3月までにダイヤ設定とか、いろいろなことをやらなければいけないため、パブリックコメントは10月には行う予定ですか。

事務局

10月はちょっとできかねますので、予定としては11月頃です。

委員

東南コースについて、米野木駅へ入った後、右へ曲がるルートは路線バスが走っていますので、区画整理により住宅がたくさんでき、いい道路もできていますので、左回りで県道まで出ていただくコースに見直しをお願いしたいと思います。

事務局

これもまた地元でもお願いしたいと思いますけれども、今日の部会の中でも承っておきます。ここが一番ということではなくて、これが一番安全に走れるのではないかという提案で当面は出させていただいています。

委員

たくさんありましたが、大体今までお願いしていたところは80%ぐらい出されておりますので、そういうことで御理解いただいて。ただ、こうやって申し入れたことをやっていただいて、またもとへ戻すかもわからないという発言がございましたけれども、その辺のところはあるわけですね。

委員

福祉会館のバス停ですが、かえで台の向かいになるのですか。

事務局

今までは福祉会館の方に左に曲がってすぐにバス停がありましたが、東コースを変更するため、曲がる手前に置かせていただくということです。

事務局

東コースは今のお話になるんですけれども、北コースでは、この案の中ではバス停を設置していませんので、福祉会館から遠くなるのではないかという御指摘だと思います。そのことについては、御意見という形で伺っておきます。

委員

ちょっとその辺が難しいと思いますけどね。北コースの場合は、往復でかえで台に上がってきますね。それはもとのバス停で行けるんですか。それとも、東コースのバス停と北コースのバス停は別々につくっていただくわけですか。

事務局

現在の案では、東コースも北コースも同じバス停で考えていますけれども、今御意見いただいていますし、いろいろなことがありますので、また改めて検討させていただくことになります。

委員

五色園の中だけで考えれば、東コースよりも北コースでとめていただければ、それでいいと思います。老人の方は北コースの方を利用されると思います。こういうふうに往復で行ってもられえれば。ですから、余分にバス停をつくらなくても、同じ場所でつくっていただくのが一番いいと思います。

委員

東コースのバス停と北コースのバス停を一緒にすると、福祉会館に行くのにちょっと距離が長くなると思います。

議長

総合的に全コース53から60分で、一応7分延ばされたようですが、見通しとしてはどうですか。

事務局

あくまでも机上の話ですが、何とかいけるというところでございますが、それでも西コースがちょっと厳しいというのが若干ございますので、運行事業者である名鉄バスとダイヤを一緒に協議する段階で時間の方もきちっと計からせていただいて、ダイヤが正常に組めるかどうかを実証してまいりますので、また御報告します。

委員

西コースの梅森台五丁目のバス停というのは、赤池の方から梅森台の方へ行くときだけしかとまらないということですね。

事務局

コースとしてはそのとおりでございます。

部会長

日進駅へ入るとき、右折信号がないため、大分遅れるときがあります。

事務局

警察との協議がどの程度できるかはわかりかねますが、一度話をしてみます。

委員

中央線については、北コースの西側部分の代替機能を確保。それから、南コースと一体となった双方向運行ということですので、これは乗り継ぎに関しては今まで市役所で全コースの乗り継ぎができたんですが、中央線に関しては北コースとは長久手古戦場駅、南コースとは赤池駅で、それぞれ乗り継ぎができるようなダイヤ構成を検討するのですか。

事務局

市役所には今7台の車両が入っていまして、物理的に8台入れることができないと判断していますということで、同じ時間帯に入るということは考えていません。
ただし、これが結構厳しいルートなものですから、何分で入ってこれるかというのを机上ではやっていますけれども、実証はしていませんので、若干ずつずれると思われます。どこかでひょっとしたら8台が重なるぐらいの時間帯はあるかもしれませんが、時間帯はずれます。原則は60分で回して、ちょうど中間ぐらいに入れたいなという考えがあります。そうすると、例えば赤池駅に行きたい方が、定時で出ているバスと30分後にもバスが出ますという形をとりたいと考えております。
日進市役所が始発になると思いますけれども、学生利用を考慮した場合、回送で行って、赤池駅が本当の始発になってしまう可能性もありますし、長久手古戦場駅が始発というように回るかもしれませんので、その辺は全体のダイヤを見ながら工夫したいと思っています。

委員

例えば現在の北コースで長久手古戦場駅に行って、そのまま竹の山に回っていくことができたんですが、長久手古戦場駅で中央線に乗り継いで竹の山の方に行く、あるいはその逆のやり方が可能なダイヤ編成を検討するということですね。

事務局

原則くるりんばすとして100円で走らせたいという考えがありますし、乗り継ぎ券も同じように利用できる形にしたいという考えの中で、1周単位を短くして、同じように100円で走らせたいということです。
ダイヤを組んでみないと乗り継ぎがうまくいくかどうかというのは正直申し上げられませんが、ある程度は皆さんに御無理を言いながらも、合わせられるというよりも乗れるという形態はつくりたいと思っています。

委員

新図書館のバス停を考えられているのは3コースですか。できれば、東コースは無理かと思いますが、東南コースだったら新図書館に入りやすいと思いますが、どうでしょうか。

事務局

今見ていただいている資料は、次の議題でお話しさせていただこうかと思っていまして、来年の4月1日に入れるのは、原則は全コース入れる予定をしていますけれども、難しい面もあります。
暫定で10月1日から入れる話は後からさせていただきますので、そのときにお話をさせていただきたいと思います。

議長

いろいろ御説明や御意見を承りまして、当局側からもそれなりの回答で御納得いただけたのではないかと思います。ほかに御意見はないようですから御承認いただいたものとさせていただきます。
なお、この案は28日の地域公共交通会議に事務局から提案をしていただきます。
次の議題について説明をしてください。

(2)新図書館会館の対応について

事務局

新図書館開館の対応について御説明を申し上げます。
御存じのように10月1日から新しい図書館がオープンする運びとなっております。これにつきまして、来る28日の地域公共交通会議におきまして、新図書館に対応したバス停についての御提案を予定しております。
新しい図書館のバス停の設置に伴いまして、現ルートの変更がございます。ルート変更をする場合におきましては地域公共交通会議の方で協議が必要なため、28日に開かせていただくものでございます。
現在の7コースにつきましては、全便が中央福祉センターを通過しまして最終の市役所に戻ってくる形をとっていることもございまして、図書館についても全便が通過するのがベストであろうかと思いますけれども、先ほど申し上げたように、1時間で1巡回するための定時性が確保されない現状がありますので、今回、西、北、中コースの3コースを提案し、中央福祉センターに行く前に新しくできる図書館の西側の道路にバス停を新設するものです。
現ルートについては10月1日から中央福祉センターの一つ前で入りますが、来年4月1日からは西コースと中コースは最後の方で入る、北コースについては最初に図書館に入るという形での説明を申し上げております。

議長

今ありましたように、副部会長から御質問もありましたけれども、4月1日には見直しを全部入れたいということですね。

事務局

ダイヤ編成の絡みが最後にはついてきますので、その辺も含めて。全便が必ずというところが本意ではございますが。

議長

図書館にとまれば、中央福祉センターはパスするんですか。

事務局

とまります。

委員

どちらに重きを置くかということの違いだけですね。中央福祉センターで降りていただいて図書館に行かれてもいいですよね、考え方としては。

事務局

そのとおりです。

7.事務連絡

事務局

次回の開催予定は、今回変更等をした経緯もございますので、9月26日(金曜日)あたりで設定させていただきたいと思います。
また、地域公共交通会議が8月28日に開催を予定しておりますので、出席依頼を申し上げた委員の皆様には御足労をかけますが、参加のほどよろしくお願いします。

部会長

それでは、これをもちまして、生活交通部会を閉会させていただきます。どうもありがとうございました。
会議終了

資料をご覧になりたい方は、防災安全課(市役所3階)にて閲覧できます。

この記事に関するお問い合わせ先

防災交通課移動政策室
電話番号:0561-73-3249 ファクス番号:0561-74-0258

ご意見・お問い合わせ専用フォーム