第4回生活交通部会

ID番号 N3963

更新日:2019年03月01日

平成20年度第4回日進市地域公共交通会議生活交通部会議事録

1.開催及び閉会に関する事項

平成20年10月29日(水曜日) 14時40分から16時20分まで

2.開催場所

図書館2階会議室

3.出席委員及び欠席委員の氏名

(1)出席委員

浅妻 正美 委員(市民モニター)

石川 和美 委員(市民モニター)

小嶋 求 委員(区長会)

安藤 義昭 委員(老人クラブ連合会)

武田 治敏 委員(子ども会連絡協議会)

水野 利子 委員(障害者団体連絡会)

田口 和美 委員(商工会)

都築 基雄 委員(前市内巡回バス検討委員)

仲 龍典 委員(前市内巡回バス検討委員)

加藤 利秋 委員(日進市総務部長)

堀ノ内 秀紀 委員(代理:市川幸生)(日進市建設経済部長)

(2)欠席委員

竹下 啓 委員(NPO法人 にっしん市民環境ネット)

余語 節子 委員(地域女性団体連絡協議会)

松本 幸正 委員(名城大学教授)

4.説明等のため出席した者

福岡防災安全課長、黒原主幹、渡辺課長補佐、寺田主査

5.挨拶

事務局

開会に先立ちまして、本日の出席者は、委員14人中10名であり、設置要綱第6条に規定する会議の開催に必要な2分の1以上の出席をいただいていることを御報告させていただきます。傍聴者の方はいらっしゃいません。
 それでは、平成20年度第4回日進市地域公共交通会議生活交通部会を開催させていただきます。最初に部会長、ごあいさつをお願いいたします。

部会長

どうも御苦労さまです。今日も盛りだくさんあるようですので、よろしくお願いいたします。

事務局

ありがとうございました。それでは、議事に入りたいと思います。
 議事進行につきましては議長が、設置要綱の第6条で部会長が執り行うこととしております。仲部会長、よろしくお願いいたします。

部会長

御指名をいただきましたので、よろしく御協力のほどお願いいたします。
 本日の議事録署名人は、武田委員と田口委員にお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

6.議事の要旨

(1)見直し案について

議長

それでは、議題に入ります。議題(1)見直し案について、事務局から御説明をお願いいたします。

事務局

資料No.2、A3版資料をご覧下さい。これは、去る9月21日の三本木町を初めとし、10月26日の五色園まで、19行政区へ地区説明会を開催したまとめでございます。地区説明会には、各区長を初め、役員の方や老人クラブの代表の方まで御参集いただき、延約250名の方々がおみえになられました。
 その結果について、コースごとに御意見をまとめ、対応案を整理させていただきました。
 その中で、多くの御質問があったところを紹介させていただきますと、60分ダイヤについて便数は何本かということがありました。
現状の50分から53分を60分ダイヤに再編成するものであり、便数は現状の11便から変更はありません。
 また、双方向運行はどういう形で回るのかということがありました。
双方向運行については、1コースを2台が同時に双方向運行するのではなく、現状と同様に1コース1台で運行します。例えば1便が左回りだと、2便は右回りといったものが考えられますが、現在、名城大学の御協力により、くるりんばす利用者へヒアリング調査を実施しており、その結果を踏まえ双方向運行のあり方を検討したいと考えております。
 あと、細かいところでは、地区説明会に伺ったときに、新たにこういうところの乗り入れはどうかというお問い合わせがありましたので、この表に整理しております。
 続きまして、資料No.1をご覧ください。くるりんばすの利便性の向上を高めるという目的を踏まえ、今回のくるりんばす見直しの基本方針と検討結果を整理しております。
 見直し結果につきましては、1.60分ダイヤで編成をする。2.見直しにあたり既存のバス停は廃止しない。しかし、今後、御利用が少ないバス停については廃止を含めた検討を行う。3.コースの編成については、コース毎の様々な事情をきめ細かく検証し、ルート・バス停の位置を見直す。4.利用者アンケート結果より、双方向運行の必要性が高いコースから双方向運行を実施する。5.鉄道、路線バス及びくるりんばすの公共交通ネットワークを構築する。としています。
 中央線につきましては、日進市が運行することを明確化するとともに、現行の運行経路を見直しより利用しやすいバスとして運行させるため、リニモ駅から市役所を経由し赤池駅を結ぶ基幹軸として位置づけます。
したがって、他のくるりんばすとは性格の異なる位置づけをし、料金体系も少し差別化したものにしていきたいと考えております。
なお、中央線の位置づけ等、料金体系につきましては、陸運局と協議をさせていただいた後、御提案を申し上げたいと考えております。御提案できる時期としましては、次回生活交通部会の開催を予定する12月を予定しております。
 それでは、各コースの見直し案について、前回御提案させていただきましたルート及びバス停配置から変更した点を御案内します。
 東コースについては、前回「つばき台」、「かえで台北」は北コースで対応するものとしておりましたが、北コースの所要時間の関係上現状どおり東コースで対応するものとしました。また、市役所出発後最初に「図書館」に入るように設定するとともに、「東部福祉会館北」バス停を新設しております。
 西コースについては、新たに「日生梅森園」への乗り入れや「梅森台五丁目」を新設する関係上、「香久山」バス停を移設し右回りと左回りでルートを変更するものとしております。
 南コースについては、定時性の確保という観点から、国道153号から赤池駅へのアクセスルートを変更しております。
 北コースについては、先ほど東コースで説明したとおり「つばき台」、「かえで台北」を東コースで対応することにし、「東部福祉会館北」バス停を新設しました。また、北コースは、五色園等と長久手古戦場駅の連絡強化による利便性を高めるため、1便内で往復運行を行うものとしました。ただし、所要時間の関係上、往路は「五色園南」、「五色園東」へ乗入れるが、復路は乗り入れを行わないルートとするとともに、「図書館」は経由せず、「市民会館」から折り返して運行するルートとしております。
 中コースについては、竹の山の市街地整備による公共施設や商業施設等の立地に対応するため、延伸するルート変更、バス停新設を行っております。また、北コースのルート変更により廃止される「名外大・名学芸大」、「グリーンハイツ」に対応するため、中コースの右回り運行で対応するものとしました。
 東南コースについては、市役所発車後、最初に「市民会館」に入る形になります。また、「名商大」への乗り入れや、「愛知牧場西」、「愛知池」バス停の新設、「米野木駅」への接続を行います。米野木地区の説明会でお伺いしたときに、日進団地を経由する道路にルート変更してはどうかという御提案がございましたが、運行事業者と検討し、実際にバス走行をさせた結果、県道交差点等で安全な走行が確保できないとの理由により、本日提案させていただくルート案にさせていただきました。
 南西コースについては、所要時間の短縮による安全な運行を確保するため、国道153号線との交差回数を減らすとともに、平針北交差点での右折を回避するため、ルートの走行方向を大きく変更しました。また、「むつみ会館」を「西部福祉会館」にバス停名称を変更、「赤池西」、「赤池南」、「赤池小学校」のバス停を新設します。
 中央線については、他のくるりんばすとの連携強化による利便性を向上させるため市役所へ乗り入れを行うが、鉄道駅相互を連絡する基幹軸として、他のくるりんばすとは位置づけを異なる形態での運行を考えております。

委員

東南コースの米野木駅から日進団地を経由するルートについて、信号の近くで渋滞するから出にくいという御説明でしたが、実際、渋滞する時間帯は朝の8時前後であり、くるりんばすの運行には支障はないと思う。それから、県道へ出るときに左折することになるが、現状でも衛生車が走行しており、手前で若干右の方に振れば、県道の二車線をまたがなくてもよいかと思われます。

事務局

皆さんで一度御協議いただき、いろいろな意見が承れればありがたいと思います。
東南コースで変更させていただいた米野木駅から北の方に上がっていくルートのことですけれども、提案としては以前と同じような形で、米野木の交差点に向かう提案をさせていただいています。地区説明会の中では、米野木駅から南山の手線という道路を赤池方面へ走り日進団地を右折して北に上がっていくというルートです。
 おっしゃるように、バス自身は走れないことはないが、運行事業者側からは名古屋豊田線という県道に出るときに二車線またぎで出るような形となることから、今回の案で示させていただきました。公共交通会議では、交通安全面からのご意見もいただき、もう一度協議したいと思います。

委員

今回の見直し案の米野木駅から米野木の信号までは、名商大の方へ既設の路線バスが運行されているため不便はないと思う。今、ご提案のあった日進団地を経由するルートを通っていただければ、もう少し地元の人たちが利用しやすくなるのではないかと思う。

議長

見直し案のルート沿道は区画整理中であり、住宅が立地していないためほとんど乗る人はいないが、提案のあったルートを通ればある程度の利用はあるかもしれない。ただ、運行面での安全性の確保が問題と考えられます。

事務局

実際に運行した結果ということでお示しをしています。ただ、くるりんばすが走っている他の地域ももちろん狭い道路はありますし、幹線道路等へ出るところで苦労しているところもあり、今回の見直しで赤池や平針の地区で見直しを行いました。
 いろいろな御議論もありますので、検証、検討はさせていただきたいと思います。

委員

ぜひもう一度見直していただきたいと思います。

委員

北コースは往復運行の案を提案していただき非常にありがたいのですが、往路は五色園内へ乗り入れるが、下りは五色園から一ノ井へ通過している。ここが一番大事なところです。というのは、五色園は東から下り坂になっているため、往路では下りをバスに乗車し復路では登りを歩くことになるため、往復とも五色園内へ乗り入れていただきたい。

事務局

地元説明会でも同じような御意見はいただいていますが、最大の理由は、後からバスのダイヤ説明をさせていただきますけれども、往復とも五色園内へ乗り入れた場合、60分以内で走れません。
五色園東で約1,400人五色園南で約1,000人がおりているのが事実ですので、乗り入れることが可能なら乗り入れたいのですが、乗り入れた場合には65分とか、それ以上の所要時間を要してしまう。また、その他のバス停をみると、今回の見直しで図書館をはずし、市民会館から折り返し運行する形とさせていただいています。仮に、市民会館をはずせば五色園内への乗り入れは可能となるかもしれませんが、今回は市民会館で停車し往路のみ五色園内へ乗り入れる案を提案させていただきました。
 別な考え方では、所要時間を全体で65分もしくはそれ以上要すれば市民会館へ停車し往復とも五色園内へ乗り入れることは可能となります。そうした場合、現在の11便を10便に減らすことになりますので、サービスの低下になってしまいます。

委員

帰ってこの見直し案を説明した場合、恐らく皆さんから相当な意見が出ると思います。五色園から長久手古戦場駅と市民会館を往復で行けることがポイントです。

事務局

五色園から古戦場駅へ多くの方が利用されているとのデータから、今回、7コース中、この北コースの1本だけを1便内での往復ルートとして提案させていただいています。また、その中で市民会館への乗り入れを希望されていることもあり、実際はかなり無理をした運行となっているのも事実です。

委員

あちらを切って、こちらを活かすかということになってしまうと問題が起きてきますので、きちんとわかるような説明はしてください。納得できる説明があれば、みんな納得してくれると思います。

議長

委員からいただいた意見は、真摯に受けとめてご検討願いたいと思います。その他気がついたところは、御意見なり御質問を言っていただければ結構です。
 それでは、本日提案された見直し案に部会で出された意見を合わせ、11月4日の地域公共交通会議にお諮りすることにします。

事務局

それでは、資料No.3双方向運行について御説明を申し上げます。
 双方向運行は、西、南、北、中の4コースでの実施を予定しております。本日資料では、どの便を左回り、右回りとするかは決定しておりませんので、11便全てについてそれぞれ左回り、右回りで運行させた場合のダイヤとして整理してあります。
 時刻につきましては、現在の始発は7時10分ですけれども、中央線を除いて始発を7時の設定でダイヤを組んでいます。最終11便の終わりについては、現状の18時50分から53分を20時20分としてダイヤを設定しております。
 中央線については、6時50分が始発・最終が長久手古戦場駅20時37分着になります。この中央線につきましては10便で設定をし、赤池駅で5分停車する形をとっています。それから、11番の市役所については、他のくるりんばすのように駐車というスタイルはとらずに、定刻に入って次の農協前に行くという形で考えております。

部会長

双方向運行を含めた実際の運行形態はどのようなものになるのか、案はあるのですか。

事務局

先ほど少し申し上げたように、今回、名城大学が実施した三日間のアンケート調査やパブリックコメントによる意見を踏まえ、双方向運行のあり方を検討したいと考えております。

議長

市民の考え方としては、同時発車で右と左に行くと思っている方もみえると思う。
 そうではなく、利用状況や利用特性を踏まえ、あるコースではラッシュ時であったり、1便おきであったりするわけですね。

事務局

路線ごとに検討しておりますが、非常に難しい問題です。例えば赤池駅ですと途中に何本か入ってきますが、その時に、これは左回りであれは右回りだとなると、本当に知っている人しか利用できなくなることが予想されます。その辺も含めてどうしていこうかというのが正直言って本当に難しい問題であり、現在検討中でございます。
本日提案した中には、右回り又は左回りのみで停車するバス停があります。それに、双方向運行が加わった場合、ものすごく大きな時刻表になってしまうため混乱は避けたいというのが本心であるということだけは先にお伝えしておきます。

議長

事務局がおっしゃるように混乱を避けるようにやっていただきたいが、それでもある程度の混乱は起きると思いますので、できる限りシンプルにしていただきたい。初めてのケースですので、双方向運行するコースの便は同じ時間帯にするなどの配慮は必要かと思う。
それでは、ルートと同様事務局案にて、11月4日の地域公共交通会議に御提案し、お諮りをしていただきたいと思います。
 続きまして、事務局からバス停について御説明願えますか。

事務局

ルート変更等に伴い、今回、バス停を新しく設置する箇所としまして、80数ケ所予定しております。現在のバス停の銘板は、7色まで色分けしたものでございますが、先ほどバス停を移動させるとか、他のコースで通るとかご提案させていただいたものだけでも30数ケ所ございます。
 そこで相談ですが、今までは例えば図書館に3コースが入る場合、名板には停車するコースの3色を入れて作成していましたが、今回は、80数カ所といった非常にたくさんの枚数が必要であり、また停車バス停のコースがまちまちですので、今後は2色や3色だったものを経費の関係や再編等の見直し時に容易に変更が可能となる様、コースに関係なく一色にしたいと考えております。

議長

素朴な疑問ですが、利用者の方はバス停色で停車コースを見分けておられたのでしょうか。

委員

色がある分だけバスが停車するといった認識はあまり持っていませんでした。

委員

停車するコースはバス車両をみて判断していましたので、バス停は、バスが停車する位置が明示できれば良いのかと思う。

委員

バス停色の分だけ停車することの認識は持っていましたが、経費のことを考えるとくるりんばすのバス停ということが分かればよいのかと思います。

7.事務連絡

事務局

今後の日程につきましては、既にご案内申し上げているとおり、11月4日(火曜日)に地域公共交通会議を14時40分から南庁舎の第5会議室で開催します。
その後、皆様の御意見を聞かせていただく機会として、パブリックコメントを11月14日(金曜日)から12月15日(月曜日)までの約1ヶ月間予定しております。
 その後については、第5回生活交通部会を12月24日(水曜日)、第3回地域公共交通会議を年明けの1月9日(金曜日)に開催させていただきますので、ご出席の程よろしくお願いします。

部会長

それでは、これをもちまして、生活交通部会を閉会させていただきます。どうもありがとうございました。

会議終了

資料をご覧になりたい方は、防災安全課(市役所3階)にて閲覧できます。

この記事に関するお問い合わせ先

防災交通課移動政策室
電話番号:0561-73-3249 ファクス番号:0561-74-0258

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