アメリカシロヒトリの駆除について

ID番号 N6239

更新日:2024年04月05日

昨年、アメリカシロヒトリによる樹木の食害が多く発生しました。被害の拡大を防ぐためには、早期の発見と駆除がとても大切です。ご家庭で自主的に取り組まれて、日進市の美しい緑を守れるようにご協力をお願します。

防除、駆除は樹木の所有者の責任であり、市で駆除は行っておりません。個人で駆除していただくか、直接専門業者にご依頼ください。

アメリカシロヒトリについて

鱗翅目ヒトリガ科に属する白い小型の蛾で、カキ、サクラ、ウメ、プラタナスなどのたくさんの種類の樹木を食草としています。

 若齢の幼虫は、天幕を張って集団で生活し、葉の表面を食べて、その葉は透けた状態になってしまいます。その後は、分散して、葉を食害します。

 また、繁殖力が非常に強くて、1匹で千個ほども産卵して、約1週間でふ化します。そのまま放置すると、周囲の樹木まで丸坊主になってしまいます。

 なお、アメリカシロヒトリは人体に対しては無害であり、刺したりすることはありませんが、皮膚が敏感な方は、毛が付着することで痒みを生じることがあります。

発生時期について

気候にもよりますが、通常、5月から7月頃と、8月から9月頃の年2回発生するといわれています。
空き地や空き家などでは、気づかない間に発生して、隣接する土地まで被害が出るケースもあり、近隣の住民の方の迷惑になりますので、発生時期には所有している土地の確認をお願いします。

駆除方法と巣の見つけ方

アメリカシロヒトリの幼虫が吐いた糸で作った巣の写真

早期段階での駆除が一番効果的です。

早期段階では、クルミ、カキ、サクラ、ウメ、ハナミズキ、アンズ、ヤナギなどの落葉樹に好んで産卵し、幼虫は吐いた糸で作った巣に1週間ほど留まっています。巣の中の幼虫は、葉の葉脈だけ残して食害するため、葉が透けて見えます。
幼虫は、体長1.5センチメートル位になると、巣から離れてしまうので、分散する前に枝葉を切り取り、燃えるゴミの袋にいれて、踏みつぶしてください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課環境保全係
電話番号:0561-73-2843 ファクス番号:0561-72-4603

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